「ぶりっ子って正直苦手だけど、自分も周りからそう思われていないか不安…」と考える人も多いはず。
可愛らしさをアピールする一方で、ときには周囲からうざがられることもある「ぶりっ子」。
本記事では、そんな「ぶりっ子」の心理と行動を徹底解剖!男性・女性のリアルな本音にも迫ります。
「ぶりっ子」の本質を理解することができますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
「ぶりっ子」とは?
ぶりっ子とは、主に女性に対して使われる言葉で「かわいらしい仕草や言動をわざとらしくする人」を指します。
とくに周囲の男性に好かれようとする傾向が強いことや、多くの場合は自然体ではなく、意図的に可愛らしさを演出することが特徴です。
「ぶりっ子」と「天然」の違い
「ぶりっ子」と「天然」との大きな違いは意図的であるかどうかです。
天然な女性は意図的ではない可愛らしい言動で周囲を和ませたり、ときには思いがけない行動で驚かせたりします。
一方、ぶりっ子な女性は計算高く可愛らしさを演出するため、周囲の女性から反感を買うことも少なくありません。
ぶりっ子をする女性心理とは
ぶりっ子をしてしまう人の背景には、さまざまな心理が隠れています。
ここでは、ぶりっ子をしてしまう3つの心理について、具体的な例を挙げながら解説していきます。
自分自身や周りの人の行動を理解するための、参考にしてみてください。
可愛いと思われたい
女性であれば、誰しも「可愛いと思われたい」という願望を抱くものです。
多くのぶりっ子行動が、この「可愛く思われたい」という欲求が原動力になっています。
男性の前でだけ声のトーンを変えたり、オーバーリアクションをすることで、異性の気を引こうとしているのかもしれませんね。
また、社会的に「可愛い」ことが価値とされる風潮も、この心理を後押ししているでしょう。
自分に自信がない
自信のなさも、ぶりっ子行動の要因の一つです。
本来の自分では認められないのではないかという不安から、ぶりっ子のような演技的な行動をとってしまうのです。
周囲の反応を過剰に気にしてしまう人が、自分を良く見せるために、ぶりっ子の行動を取ることがあることも把握しておきましょう。
周囲に助けてもらいたい
「周囲に助けてもらいたい」という依存心も、ぶりっ子行動を引き起こします。
一般的な甘え上手な人とは違い、ぶりっ子は、周囲の助けを得るために計算して甘えた態度をとっている可能性があります。
わざと弱々しく振る舞うことで、他者の援助を引き出そうとしているのです。
ぶりっ子の特徴あるある【性格編】
「ぶりっ子」と聞いて、具体的な人物像がなかなか思い浮かばない人もいるかもしれません。
そこで、ここからは「ぶりっ子」の性格、行動、セリフ、仕草の特徴を具体的に紹介します。
まずは、内面的な特徴である「性格」の5つの特徴をみていきましょう。
常に人の目を気にする
ぶりっ子の最大の特徴は、常に周囲の目を気にすることです。
自分がどう見られているか、どう評価されているかに敏感。この傾向は、自己肯定感の低さや承認欲求の強さから生まれることが多いといえるでしょう。
また、こうした行動は、ときとして周囲に過度の気遣いを強いることも。
自然体でいることの大切さを忘れないようにしましょう。
自己主張が強い
意外に思えるかもしれませんが、ぶりっ子は、自分の意見をしっかり持ち、それを主張することが得意です。
ただし、それはあくまで「男性ウケ」を意識した上でのこと。
直接的な表現ではなく、可愛らしさや弱さを装って間接的に自分の要求を通そうとするのです。
このように、ぶりっ子の特徴として自分中心の環境を望む性格であることを押さえておきましょう。
承認欲求が強い
ぶりっ子の行動の根底には、強い承認欲求があります。
他人から認められたい、褒められたいという気持ちが人一倍強い傾向にあり、様々な行動の動機となっているのです。
また、こういった行動は、幼少期の経験や自己肯定感の低さから生まれることが多いでしょう。
かまってちゃんで中心にいたい
ぶりっ子は、常に注目の中心にいたがる傾向があります。これは「かまってちゃん」的な性格ともいえるでしょう。
つまり、周囲の人々にかまってもらうことが大好きなのです。
そして、グループの中で自分が目立っていないと不安になり、何かしらのアクションを起こそうとする傾向があります。
このような行動は、周囲の人々のストレスの原因になることもありますよね。
同性に対する競争心が強い
ぶりっ子の多くは、同性に対して強い競争心を持っています。
とくに異性の前では、他の同性よりも自分が魅力的に見えるような努力は惜しみません。
また、自分よりも容姿が優れていたり、男性から人気のある女性に対しては、強い敵対心を燃やす傾向があります。
このような行動が原因となり、人間関係を複雑にすることもあるでしょう。
ぶりっ子の特徴あるある【行動編】
ぶりっ子の特徴は、具体的な行動パターンとしても現れます。
ここでは、よく見られるぶりっ子の行動5つを紹介します。
これらの行動を知ることで、自分や周囲の人の言動をより客観的に観察できるようになるでしょう。
「私の周りにいるあの子は、こんな行動が多いな…」と感じるものがあれば、ぶりっ子の可能性が高いかもしれませんね。
わざと失敗してドジっ子アピール
ぶりっ子の代表的な行動の一つが、わざと失敗してドジっ子をアピールすることです。
ぶりっ子は、男性の保護欲をくすぐるために、わざと失敗することがあります。
このような行動の裏には、可愛らしさを演出し、周囲の人々からの助けを引き出したいという思惑があるのです。
ボディタッチが多い
ぶりっ子に多く見られるのが、頻繁なボディタッチです。
ぶりっ子は、男性との距離を縮めるために、ボディタッチを多用する傾向にあります。
これらは、男性に対して親密さをアピールし、相手の気を引こうとする心理から生まれているといえるでしょう。
同性と異性で態度を変える
ぶりっ子の特徴的な行動として、同性と異性で態度を大きく変えることが挙げられます。
異性の前では可愛らしく振る舞い、同性の前では比較的素の自分を出す傾向があります。
このような二面性が、同性異性を問わずに誤解を生むことにつながるでしょう。
SNSで自撮りや男ウケを狙った投稿が多い
ぶりっ子は、SNSでの自己アピールにも余念がありません。
自撮り写真や男性ウケを狙った服装の投稿など、自分の魅力を最大限にアピールできるよう、計算された投稿をしています。
フォロワーからの反応を楽しみにしていることが多く、これが彼女たちの自己表現の一部であるといえますね。
感情表現が多い
ぶりっ子は、喜怒哀楽をオーバーに表現する傾向があります。
感情を大げさに表現することで、周囲の注目を集めようとしているのです。
些細なことで大喜びしたり、悲しそうな表情を見せたりすることで、男性の同情や保護欲を掻き立てようとするでしょう。
ぶりっ子の特徴あるある【セリフ編】
ぶりっ子の特徴は、言葉遣いにも顕著に現れます。
ここでは、ぶりっ子によく見られる5つの言葉遣いの特徴を紹介します。
自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
語尾に「〜っ」などをつける
ぶりっ子は、語尾に「〜っ」と付くような、弾ませた口調で話すことが多い特徴があります。
このような話し方には、可愛らしさ・元気さ・幼さをアピールする意図があるといえるでしょう。
つまり、幼さや愛らしさを演出することで、相手の保護欲を刺激しようとしているのです。
冷静で落ち着いた大人の女性ではなく、まだ幼く可愛い女の子として、相手に甘えたいと思っているがゆえの行動といえますね。
自分のことを名前で呼ぶ
ぶりっ子に多く見られるのが、自分のことを名前で呼ぶ習慣です。
この習慣は先ほどと同じように、自分を幼く可愛い女の子として見せようとする意図から生まれています。
ただし、とくに社会人になってからも名前呼びを続けていると、周囲に違和感を与えてしまう可能性があります。
しかし、ぶりっ子本人は、このことに気づいていないことが多いのも一つの特徴ですね。
「すごーい」などの褒め言葉を多用する
ぶりっ子は、男性に対して褒め言葉を多用して、好印象を与えようとします。
「すごーい!」「かっこいい!」「優しい!」など、簡単な褒め言葉を連発することで、男性の自尊心をくすぐり、気を引こうとするでしょう。
周囲から見たら不自然なほど過剰な褒め言葉であっても、これが彼女たちのコミュニケーションスタイルなのです。
「できなーい」など弱々しさをアピールする
「ぶりっ子」は、男性に頼りたいという気持ちを表現するために、弱々しい言葉遣いをすることがあります。
「できなーい」「わかんなーい」などの言葉を繰り返し、周囲の助けを引き出そうとします。
相手の保護欲を刺激し、助けてもらいたいという欲求から生まれる行動といえますね。
男性の名前を頻繁に呼ぶ
ぶりっ子に多く見られるのが、会話の中で男性の名前を頻繁に呼ぶことです。
会話の中で何度も名前を呼ぶことで、相手との距離を縮めようとしています。これは、男性にとっても悪い気はしないでしょう。
「今日はなにするの?」ではなく「〇〇くんは今日はなにするの?」といった具合で、名前を呼ぶことで、親近感を演出しているのですね。
ぶりっ子の特徴あるある【仕草編】
最後に「ぶりっ子」にありがちな仕草を5つ紹介します。
性格や言葉遣いだけでなく、仕草にも特徴があります。
仕草は、他のものよりも無意識に表れる傾向があるので、ぜひチェックしてみてください。
上目遣いで話す
ぶりっ子の代表的な仕草として、上目遣いで話すことが挙げられます。
相手よりも低い位置から見上げるような姿勢で話すことで、小動物感を演出して可愛らしさを強調しているのです。
可愛らしさとあざとさを兼ね備えたこの仕草は、男性の心を掴むための、ぶりっ子の定番テクニックといえるでしょう。
首をかしげながら話す
ぶりっ子に多く見られるのが、男性の話を聞くときや、話しかけるときに、首をかしげながら話す仕草です。
わざとらしく首をかしげることで、無邪気さをアピールしています。
また、相手の言葉に興味を持っているという印象を与えられることも、ぶりっ子は分かりながらやっているでしょう。
髪を頻繁にさわる
ぶりっ子は、男性の視線を惹きつけるために、髪を頻繁に触る傾向にあります。
なぜなら、髪を耳にかけたり、指に巻き付けたりする仕草は、女性らしさをアピールする効果があるからです。
また、この仕草には、自分の魅力をアピールしたり、緊張や不安を紛らわせたりする効果もあります。
異性にアピールしたいという心理と、不安を紛らわせたいという心理が入り混じった結果としての仕草といえるかもしれませんね。
困ったときに両手を頬に当てる
軽くこぶしを握った手を、頬や顎に添える仕草。ぶりっ子ポーズとして認識している人も多いはず。
このポーズには、可愛らしさをアピールするだけでなく、顔の輪郭を手で隠すことで小顔効果もあるといわれています。
合わせて萌え袖などをすることも多く、まさに男ウケを狙った仕草だといえるでしょう。
人差し指を頬に当てて考えるポーズをする
なにか考えごとをするときに「どうしようかなぁ…」と言いながら人差し指を頬に当てて悩むポーズを見たことがありますよね。
このように、ぶりっ子は、困ったとき、人差し指を頬に当てて考える表情を見せることがあります。
分かりやすく悩んでいる仕草を見せることで、相手をドギマギさせる効果があると思っているのでしょう。
ぶりっ子はうざい?男性・女性の本音
ここまで、ぶりっ子の定義や具体的な性格・仕草・行動について解説しました。これまでの内容を見て、ぶりっ子にどのような印象を抱きましたか。
悪い印象だけでなく、意中の人を振り向かせる方法の一つとして参考にできる印象を持った人もいるかもしれませんね。
ここでは、ぶりっ子に対する男女の本音を詳しく解説していきますので、参考にしてみてくださいね。
嫌悪感を抱くケースが多い
度が過ぎたぶりっ子は、男性からも女性からも嫌悪感を抱かれやすくなります。
露骨にお酒の席で男性にボディタッチをしたり、他人を利用するような態度が見えたりすると「あざとい」「裏表がありそう」と感じてしまうのです。
周囲への配慮に欠けた行動や、自分を実際よりも良く見せようとするぶりっ子は、周囲から距離を置かれてしまう可能性があります。
なかには好意的な意見もある
なかにはぶりっ子の可愛らしい仕草や話し方が女性らしさを感じさせるため、好意的に見る人もいます。
計算だと分かっていても女性から甘えられると男性の保護欲を刺激し「守ってあげたい」と感じるのでしょう。
また、誰に対しても笑顔で接したり、場を和ませようとしたりするぶりっ子に対しては「愛嬌があって素敵だな」と好意的に捉える女性もいます。
「TPOをわきまえたぶりっ子であれば許せる」という男女の意見もあることを覚えておきましょう。
ぶりっ子に振り回されないための対処法
ぶりっ子に対して、苦手意識を持っている人も数多くいるでしょう。
ぶりっ子行動を取る人と一緒に時間を過ごすと、イライラしたり、疲れたりしてしまうことも多いはず。
しかし、適切な対処法さえ知っておけば、ぶりっ子に振り回されずに済むでしょう。
ここでは、ぶりっ子に振り回されないための対処法を3つ紹介していきますね。
イライラする感情の受け止め方を知る
ぶりっ子な言動に対して、イライラしてしまうのは当然のことです。
まずは「なぜ自分はイライラするのか」という感情と向き合ってみてください。なぜイライラするのか、その根本原因を探ってみましょう。
自分の感情を客観的に見つめ直すことで、ぶりっ子な言動に過剰に反応せずに済むようになりますよ。
必要以上に反応しない
ぶりっ子な人は、周囲の反応を気にしています。
そのため、必要以上に反応してしまうと、相手の思う壺になってしまう可能性があります。
相手を否定するのではなく「そういう考え方もあるんだね」と冷静に受け流すことが大切ですよ。
自分軸をしっかり持つ
最後に、自分の価値観や信念をしっかり持つことが大切です。
自分の価値観を大切にし、他人の言動に左右されず、振り回されないようにしましょう。
自分らしさを大切にすることで、心の安定を保てますよ。
「ぶりっ子」も個性の一つと捉えよう!
ぶりっ子な言動にイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、ぶりっ子にも自分にも、それぞれの個性があります。みんな違って当たり前なのです。
人それぞれに個性があるように、ぶりっ子も個性の一つとして捉えてみてはどうでしょうか。
大切なのは、自分の価値観を大切にし、相手の言動に振り回されず自分らしくいることですよ。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部