なんとなく熱い視線を感じるし、連絡をくれるときは楽しそうなのに、みんなで会ったときは素っ気ない態度。
そんな相手がいるなら、もしかすると「好き避け」されているのかもしれません!
「でも本当に嫌われていたら……」と不安になってしまうところですが、素敵な恋の始まりを逃さないよう、好き避けなのか嫌い避けなのか見極めるすべを身につけておきましょう。
「好き避け」をしてしまう男女の心理や上手な見分け方、攻略法をご紹介していきます。
目次
好き避けとは
好き避けとは、本当は相手のことが好きなのに、ついつい素っ気ない態度をとってしまうこと。恥ずかしさや戸惑いが原因になっている、男女ともによくある恋愛行動の一つです。
例えばみんなで話している中で、気になる異性が近づいてきたら急に無口になってしまったり。あるいは無理に視線を逸らせようとしたり、逆に二人っきりになったら普通に話せたりと、その相手に対する行動が一貫しないのが「好き避け」の特徴です。
一般的には、あまり恋愛に慣れていない人に多い心理行動と言われています。
本気になるほど好き避けしてしまう?
そして一説では、相手に本気になればなるほど好き避けしてしまうとも言われています。
これまで異性に不自由していなかった人が、本当に好きな人ができたときにうまく話せず、好き避けをしてしまう……というケース。
なんとも可愛らしく微笑ましい状況ですが、本人からすれば深刻な問題ですよね。そんな「好き避け中」の方の気持ちは十分に理解して、上手に接したいものです。
好き避けしてしまう女性心理
まずは、女性が好き避けをしてしまう心理について紹介します。
女性の好き避けは「相手やまわりに好意を知られるのが恥ずかしい」という心理が強く出る傾向にあります。
好意がバレそうで恥ずかしい
もともとの性格がシャイな女性は、好意がバレるのが恥ずかしいという思いから好き避けしてしまいます。
このような女性は、好きな人を前にすると顔が赤くなってしまったり、挙動不審になってしまったりするのが恥ずかしいと感じています。
結果として、好意がバレないように目を逸らしたり、冷たい態度をとってしまうのです。
どう対応すればいいのかわからない
恋愛経験が浅い女性は、どう対応すればいいのかわからずに好き避けしてしまうこともあります。
男性と会話するのに慣れておらず、目を合わせることもできません。会話の続け方がわからないため、相手から話しかけられたとしても、返事のみで終わってしまうことも。
結果として、相手からはそっけない態度だと捉えられてしまいます。
周囲の目線が気になる
周囲の目線が気になることで、好き避けしてしまう女性もいます。
とくに女性は噂好きで恋愛の話が好物であるため、周りの人に好意がバレたら一気に広まってしまうのでは…という不安があります。
慎重に恋愛へ発展させたいというタイプは、周囲に好意がバレないようにあえて好き避けしているのでしょう。
好き避けしてしまう男性心理
次に、男性が好き避けをしてしまう心理について紹介します。
男性の場合は「恋愛に対する自信がない」「周りから冷やかされたくない」という心理が強く出る傾向にあります。
自信がない
恋愛や自分に対して自信がないことから好き避けしてしまう男性もいます。
「脈なしだったらどうしよう」「嫌われたくない」と考えてしまい、無意識に距離をとってしまうのです。
また、自信がない男性の場合、相手の反応を見て脈ありかどうかを判断することがあります。
あえて好き避けすることで相手がどう反応するのか、自分に興味があるのかを見ている可能性もあるでしょう。
周りから冷やかされたくない
次に、男性の傾向として多いのは「周りから冷やかされたくない」という心理です。
周囲に好意がバレてからかわれるのが嫌だという男性は、好き避けしてしまいます。
とくに同じ学校や職場など噂が広まりやすい環境では、周りに気づかれないようについ冷たい態度をとってしまうのです。
駆け引きしている
なかには、恋愛戦略の一つとして好き避けする男性もいます。
最初は積極的にアプローチしていたものの、相手にあまりいい反応がない場合「一旦引いてみよう」と考え、あえて冷たい態度をとるのです。
しかし、この作戦は裏目に出る場合もあるため、あまりおすすめできません。
好き避けの見分け方
好き避けされていると思ってアプローチして、もしも勘違いだったら……。
目も当てられないような状態にならないように、好き避けの見分け方を解説していきます。
以下の項目に多く当てはまるほど、そのお相手が「好き避け」している可能性が高まりますよ。
目線を合わせてくれない
好き避けをしている人は、好意を知られたくない気持ちが強く、好きな相手とあえて目線を合わせない傾向にあります。
とはいえ自然と目で追いかけてしまうことは多いため「目線があったときにすぐに逸らす」という行動が多くなるのが、好き避けの特徴。
ふと相手を見たときに「なんだか、こちらを見ていたような気がする……」と感じることが多いなら、それは好き避けなのかもしれません。
みんなでいるとき、自分にだけ素っ気ない
グループのみんなとは仲良く話しているのに、自分にだけ素っ気ない場合は、好き避けされている可能性があります。
好意を持っていることを周囲に知られたくない気持ちや、純粋に恥ずかしい気持ちが先行してしまって、不自然なほど素っ気ない態度をとってしまうのが好き避け行動の特徴。
「なんだか他の人と態度が違う」と思ったら、好き避けを疑ってみると良いかもしれません。
みんなで会話していると、言動が意地悪になる
素っ気ない態度をとっていたかと思えば、急に距離をつめて意地悪な言動をしてしまったりするのも、好き避け行動の特徴です。
例えば「○○君(好きな人)ってモテそうだよね」なんて話が上がったときに「は?全然無理だし」と、心にもないことを言ってしまうような行動です。
「急にそんなぶっ込んでくるの!?」と思うくらい、普段の接し方とはギャップを感じるほど意地悪なことを言ってきたなら、それは好き避け行動なのかもしれません。
いつの間にか近くにいることがある
素っ気ない態度は取りつつも「近くにいたい」という意識は強く、いつの間にか近くの席を陣取っていたりするのも好き避け行動の特徴です。
例えばサークルの練習中に休憩をしているとき、会話には入ってこないのになんとなく近くにいたり。あるいはみんなで食事をするときに、いつの間にか隣に座っていたり。
普段はそんなに仲良く話すほどでもないのに、ふと気づくと近くにいることが多いなら、それは好き避けなのかもしれません。
急に話しかけるとオドオドする
急に声をかけたらオドオドすることが多いようなら、あなたに対して好き避け中なのかもしれません。
友達と話すのはなんともないのに、好きな人と話すとなると心の準備が必要になるのが、好き避けする人の特徴です。
なにか用事が会って話しかけても、一言二言だけ喋って視線を逸らしてしまったり、口がまわらず噛みまくっているようなら、あなたと話すことに緊張している可能性があります。
LINEやメールの返信は早いし楽しそう
普段は素っ気ないのに、LINEやメールだと会話が盛り上がるのも、好き避け行動の特徴です。
話しかけたときはあまり会話が続かなかったり、よそよそしい雰囲気だったりしても、LINEでは長文を送ってきてくれたり、話題をどんどん出してくれたりします。全然話しかけてこないのに、LINEの連絡はよく来る、というケースもあります。
普段は塩対応なのにLINEの連絡が多いようなら、かなり好き避けの可能性が高いと考えて良いでしょう。
誘えばOKがもらえる
好き避けかどうか確かめるもっとも手っ取り早い方法が「二人で会おう」と誘ってみることです。
もし相手が好き避けしているなら、普段はどれだけ塩対応だったとしても、誘えば普通に会ってくれるはずです。基本的には「恥ずかしい」「自信がない」が好き避けしてしまう心理の根源ですから、相手から誘われれば、断るようなことはあまりありません。
好き避けなのか、どうにも判断が難しいようでしたら、思い切って食事やお茶に誘ってみると良いでしょう。
ふたりきりのときは優しく丁寧な態度になる
まわりに他の人がいるときは素っ気ない態度なのに、二人になると優しく気遣いが感じられるのも、好き避けの特徴です。
二人で食事に行ったときに普段よりも雰囲気が柔らかかったり、他の人にはしないようなちょっとしたプレゼントを持ってきてくれたり、いつもよりオシャレしていたりすることもあります。
普段の雰囲気と、二人きりのときの雰囲気に良いギャップを感じるなら、それは好き避けなのかもしれません。
好き避けタイプ別の攻略法
お相手が好き避け状態だと確信できたなら、ぜひ攻略していきたいところです。
全般的な攻略法として、まずはこちらから積極的にアプローチすることをおすすめします。
ただし大勢でいるときに話しかけると逃げられてしまうかもしれませんから、タイプ別に、良いタイミングでアプローチしていって下さい。
ツンデレタイプの好き避け攻略法
ツンデレタイプは、大勢でいるときだけでなく、二人でいるときもツンツンしていることが多い傾向にあります。
しかしふとしたときにプレゼントをくれたり、そっとタオルを差し出してくれたりと、たまにデレることがあるのがツンデレタイプの特徴。
そんなツンデレタイプには、なにも気にせずこちらからガンガン話しかけるのがおすすめ。そのうち相手が慣れてくれば、自然とデレることが増えてくるはずです。
自分に自信がないタイプの好き避け攻略法
自分に自信がないタイプは、意地悪なことは一切言ってこず、大人しく避けてくる傾向にあります。
しかし二人でいるときには優しかったり、気遣いが見られたりするなら、それは「自分に自信がなくてあなたと釣り合わない」という気持ちの表れかもしれません。
そんな自分に自信がないタイプの相手が気になるなら、基本的にLINEやメールでじっくりコミュニケーションを取りつつ、二人で会うことを提案してみるのがおすすめ。
誘いを断るようなことはせず、二人で会っているときはきっと嬉しそうにしてくれるはずです。
片思い経験が少ないタイプの好き避け攻略法
これまであまり異性に不自由したことがなく、片思いをした経験が少ない人は、好きな相手に対する行動がチグハグになる傾向があります。
そんな相手は、とにかくアプローチの仕方がわからないため「気持ちには気づいて欲しいけれど、フラれるのは絶対に嫌」と、ワガママなことを考えています。
そんな相手が気になるなら、こちらから好意を見せてあげるのがおすすめ。こちらも素っ気ない態度をとると一気に引いてしまいますから、連絡して誘って、安心させてあげて下さい。
好き避けとの勘違い注意!嫌い避けの特徴
好き避けとは違い、純粋にあまり好きではない相手を避けることを「嫌い避け」と言います。
実は「好き避け」と「嫌い避け」は紙一重。もしも「嫌い避け」をされてしまっている相手に勘違いしてアプローチすると、本気で嫌がられて撃沈してしまうかもしれません。
「嫌い避け」の特徴をまとめましたので、アプローチする前にチェックしてみて下さい。
さりげなく距離を離される
苦手な相手とは、自然と距離をとりたくなるものです。
近寄ったときに毎回さりげなく離れていったり、あえて遠くに座ることが多かったりするなら、もしかすると「嫌い避け」をされている可能性も。
好き避けしているなら、物理的な距離は近くなる傾向にありますから、この違いは冷静に見定めて下さい。
LINEやメールが素っ気ない
苦手な相手とはできるだけコミュニケーションを取りたくないものですから、LINEやメールの返事もそっけなくなります。
「照れてるのかな?」と勘違いしてしまうこともあるかもしれませんが、LINEやメールの連絡までそっけなくなることは、好き避けではほぼあり得ません。
連絡してみて、あまり乗り気でないようなら、残念ながら「嫌い避け」を疑ってみた方が良いかもしれません。
誘っても断られる
誘って断られたなら、潔く諦めた方が良いかもしれません。
どれだけ照れている場合も、好きな相手から誘われて断ることはなかなかありません。代替案を出してきたりすることはあっても、すげなく断ることは考えにくいことです。
誘ってみて断られたなら、純粋な「嫌い避け」だと思って、少し距離を置く方が良いかもしれません。
好き避けの行動を理解して歩み寄ろう!
「好き避け」は、あまり恋愛に慣れていない男女によく見られる心理行動です。
気になる相手の行動が「好き避け行動」に多く当てはまるようなら、ぜひこちらから話しかけたり、誘ってみたりしてあげて下さい。
暖かく見守りながらアプローチをして、じっくりと恋を育てていきましょう。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部