好意を持つ相手に抱く「愛してる」と「好き」という2つの感情。似たような感情に思えるこの両者ですが、実は明確な違いがあります。
また、この2つの感情のどちらを抱いているかによって、男性のとる行動に違いがあるのはご存知でしょうか?
この記事では「愛してる」と「好き」という感情の違い、両者の感情に関する男性心理や行動について詳しく解説します。
最後まで読んで、あなたのパートナーの気持ちを確認する参考にしてくださいね。
目次
愛してると好きの意味とは
愛してると好きという2つの感情の違いについて見る前に、それぞれの意味について確認しておきましょう。
意味を知ることで、違いがよりわかりやすくなるはずです。ここでは「愛してる」と「好き」が持つ意味について解説します。
好きは気に入っている感情
「好き」という言葉は、気に入っているという感情を指す言葉です。
好きなものは誰でも数多くあるもの。そのため、好きという感情は多数に向けて感じる感情といえます。
また、程度に幅はあるものの、好きというのは愛してると比べると軽い感情です。
好きという感情がより深まったものが、愛してると捉えることもできます。
愛してるは慈しむ感情
愛してるとは相手を慈しむ感情です。
家族愛や人類愛と違い、異性に向けられる場合には多数に向けられる性質を持っていません。
そのため、一人に対してのみ向けられる感情といえます。好きよりも強く、深い愛情を感じる相手に向けられる感情です。
愛してると好きの違い
愛してると好きという言葉の持つ、それぞれの意味について見てきました。
では、この2つの言葉には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、愛してると好きの違いについて紹介します。
見返りを求めるかどうか
愛してると好きの違いに、見返りを求めるかどうかがあります。
まず、見返りを求めるのが好きという感情です。好きであるという感情や、自分のために何かしてほしいなど、相手に相応の見返りを求めます。
一方で、愛してる場合には見返りを求めません。相手に幸せでいてほしい、嫌な思いをさせたくないという思いが強く、それを叶えようとします。
見返りなど求めず、ただひたすら相手のことを思って行動するのが愛してるという感情です。
悪い面も受け入れられるかどうか
悪い面も受け入れられるかどうかも「好き」と「愛してる」の感情によって変わるポイントです。
好きな相手には理想を持つもの。いざ付き合って理想と違うと幻滅してしまいます。相手に自分が思っているとおりの人物像を押し付けるのが、好きという感情です。
一方、相手のすべてを受け入れられるのが、愛してるという感情。思っていたとおりではなかったとしても、それもその人なのだからと受け入れられます。
ダメなところも含めて、すべてを愛おしく思えるのが愛してるという感情です。
打算があるかどうか
好きと愛してる、それぞれの感情によって変わるもののひとつが打算があるかどうかです。好きという感情には打算が働きます。
「あの人と付き合ったら自慢できる」「収入が高いから結婚したい」といった思いがその良い例。
自分にとってメリットが大きい相手を好ましく思うため、メリットがなくなった途端に気持ちが離れます。
一方、愛してる場合には打算は働きません。たとえ交際や結婚することにメリットを感じられなくとも、気持ちが変わらないのが特徴です。
また、主に相手の内面を好きになるため、余程のことがない限り気持ちが離れることはありません。ただ一緒にいられるだけで幸せを感じることができるのが、愛してるという感情です。
代わりがきくかどうか
好きという感情は複数相手に持つこともありますが、愛してるという感情は基本的に一人にのみ持つ感情です。
好きな人であれば代わりがききますが、愛してると感じる相手は唯一無二であり、代わりがきかない存在だといえます。
たとえば「他の男性と比べてしまう」「別れてもまた出会いがある」と考える場合は、愛してるではなく好きの状態かもしれません。
「この人でなければならない」と思えるのなら、愛する相手と出会えた証拠です。
信頼できるかどうか
好きと愛してるの違いは、相手を信頼できるかどうかにもあります。
好きな相手には連絡が取れないだけで浮気を疑ってしまうなど、一方的な感情が強くなってしまいます。
一方、愛してる相手とは長い期間を経て培った信頼関係があるため、過度な束縛や連絡はしません。
連絡が取れない場合は「心配だから帰宅したら連絡してね」など、相手への思いやりが優先された言動ができるのです。
相手を心から信頼できるようになれば、好きから愛してるへ変わった証拠だといえます。
未来を見据えているかどうか
未来を見据えているかどうかも、好きと愛してるの違いだといえます。
好きという気持ちは「今の気持ちが満たされれば良い」という現在や近い未来のことを考える傾向にあります。
一方、愛してるという気持ちは結婚という未来も見据えて、二人にとっての幸せを考えます。
お互いに相手と家庭を築く未来をイメージできるか、「この先もずっと一緒にいたい」と思えるかが、好きと愛してるの判断基準となるでしょう。
男性が愛してると言わない心理
女性は想いを言葉にしてほしいものですが、なかなか男性が言ってくれないことってありますよね。
付き合っているのだから嫌いではないはずなのに、なぜ言ってくれないのか不思議に思うのも当然。
しかし、男性が愛してると言わないことにも、理由があるのです。ここでは、男性が愛してると言わない心理について解説します。
恥ずかしいから
男性が愛してると言わない心理のひとつが、恥ずかしくて言えないということです。
日本人男性は愛情表現が苦手で、愛してると面と向かって言うことに照れがある人が多い傾向にあります。
これは文化的な違いも大きいため、仕方のないことかもしれません。
また、普段から照れ屋な面がある男性だと、さらにその傾向は強くなります。本気で愛してるのに、面と向かって言えない男性は意外と多いものです。
言わなくても伝わっていると思っているから
言わなくても伝わっていると思っているため、愛してると言わない男性もいます。
このタイプの男性は、わざわざ言葉にしなくても普段の言動で十分気持ちが伝わっていると思っているのです。
また、言葉でならいくらでも言えるため、愛してるという気持ちは行動で表わすものだと考えていることも。
以心伝心という言葉がある日本ならではの考え方といえるかもしれませんね。
言葉に責任が持てないから
言葉に責任が持てないと考えて、愛してると言わない男性もいます。「好き」より「愛してる」の方が言葉として重いため、言葉に責任が伴うと感じるからです。
ある程度の年齢のカップルだと結婚も意識するため、言葉の重みが変わってきます。
これは特に、責任感が強い男性や真面目な男性に多い考え方です。
しかし、結婚など全く考えておらず、軽い気持ちで付き合っているだけのこともあるので注意しましょう。
男性が愛してると言う心理
男性が愛してると言わないことには、さまざまな理由があることがわかったと思います。
では逆に、男性が愛してると言うときにはどのような心理が働いているのでしょうか。
ここでは、男性が愛してると言う心理について説明します。
本気さを伝えたいから
男性が愛してると言う心理に、本気さを伝えたいということがあります。
好きという言葉が軽く感じるため、愛してるという重い言葉を使うことで本気さを伝えようとしているのです。
この場合、いかに自分の気持ちが本気であるかを伝えたいため、あえて重い言葉を使っています。
愛してるという言葉の持つ責任を考えても、どうしても気持ちを伝えたいという考えからの言動です。
言葉に重みを感じたなら、本気の表れかもしれませんね。
結婚を考えているから
男性は、結婚を考えている相手に対して愛してると言う傾向があります。
相手の女性との結婚を真剣に考えているため、言葉の責任をとる覚悟があるのです。
結婚は責任ある行動の最たるものであるため、真剣に結婚を考えていない女性には頑なに言わない男性も少なくありません。
女性が結婚を匂わせる言動をしても「愛してる」と言ってくれるなら、かなり真剣に結婚を考えている可能性があります。
安心させたいから
相手の女性を安心させたいという気持ちから、愛してるという男性もいます。
女性の不安な気持ちを察して、安心させるために愛してると言うのです。
目的は不安を解消するためではあるものの、軽い気持ちではなかなか言わない言葉。
こうしたシチュエーションで言われたなら、ある程度の本気さはあると思って良いのではないでしょうか。
下心があるから
残念なことではありますが、下心から愛してると言う男性も少なからずいます。
女性と関係を持ちたいがために、女性の好意を利用するために言うのです。
こうした男性は誰にでも愛してると言っているため、しっかりと見極めるように心がけましょう。
特に、それほど親密でもないのにすぐに愛してると言ってくる男性には要注意。不倫相手や浮気相手に気軽に言う男性が良い例です。
男性が愛してる女性にだけ見せる行動
愛してるのか好きなのか、パートナーの気持ちを推し量るのは難しいもの。しかし、愛してる女性にしか見せない行動を知ることで、ある程度は気持ちを知ることが可能です。
ここでは、男性が愛してる女性だけに見せる行動について紹介します。
家族や友人などに紹介する
愛してる女性であれば男性は家族や友人に紹介します。友人なら簡単に紹介する人もいますが、家族に紹介するのはよほど本気の場合だけです。
特に、親友や両親に紹介してくれたら、本気の可能性が高いとみて良いでしょう。
また、紹介することで本気さを伝えようとする側面もあるため、本気度を計る指標にもなり得ます。
こちらから紹介してとお願いしても、何かと理由をつけて会わせてくれない場合は、残念ながらあまり本気ではないのかもしれません。
何事においても相手を優先する
男性は、愛してる女性を何事においても優先します。こうした男性は、自分が多少損してでも相手の女性のために行動します。
日頃のちょっとした行動に表れるため、優先してくれている行動が多いと感じたら、かなり愛されているのかもしれませんよ。
愚痴などの話を面倒くさがらず聞いてくれる
男性は、愛してる女性の話をちゃんと聞いてくれます。女性は会話すること自体が目的で会話をしますが、何か目的があるから会話するのが男性です。
そのため、女性のとりとめのない会話が苦手な人も少なくありません。
特に愚痴や不満などの話は目的や終わりが見えないことが多く、ずっと聞いているのが苦痛に感じます。
そんな愚痴や不満を嫌な顔一つせずに聞いてくれるなら、それは愛されている証拠です。
体調やメンタルの不調を本気で心配してくれる
男性は、愛してる女性の不調を本気で心配します。特に、女性の生理は男性には辛さがわかりません。
したがって、生理のときに寄り添ってくれる男性は本気であることが多い傾向にあります。
多少の体調不良や生理痛程度は気にもとめず、デートの予定などを優先しようとする男性は、本気ではないのかもしれません。
愛してると好きの違いを理解して幸せな未来を築こう
この記事では、愛してると好きの違いや、それに関する男性心理・行動について解説しました。
大好きなパートナーには、少しでも好きでいてもらいたいもの。面と向かって愛してるなんて言われたら最高ですよね。
相手の気持ちを理解することは、きっと幸せな未来へつながるはず。ぜひこの記事を参考にして、パートナーの言動をチェックしてみてください。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部