恋人や好きな人の首筋に、キスマークを見つけたらショックを受けますよね。
しかし、キスマークに見えるあざが、キスマークであるとは限りません。一見すると怪しく見えても、実は単なる虫刺されやヤケドである可能性もあります。
ただ、少し見ただけでは、見分けることが難しいことも事実です。そこで本記事では、キスマークの見分け方について詳しく解説していきます。
恋人や好きな人に気になる痕を見つけたときの参考にしてください。
目次
キスマークの見分け方をチェック
キスマークは唇で肌を吸われることによって起こる、内出血が原因です。
破れた血管からじわじわと血がにじみ出し、皮下にたまることで血の色が肌を透かして見えているのです。
そのため、ヤケドや傷と異なる特徴として、以下のような点が挙げられます。
- 肌そのものはきれいで滑らかなまま
- あざの濃さにムラが出るケースがある
- 初期は赤色、時間がたつことで青や紫、黄色くなることがある
上記の特徴を踏まえたうえで、見分け方を確認していきましょう。
虫刺されとの違い
キスマークと虫刺されの大きな違いは、痕になっている部分が腫れているかいないかの違いです。
虫刺されは文字どおり、虫に刺されたり噛まれたりすることによってできる痕です。
虫刺されの場合、刺されたときに注入される軽度な毒などによって患部が赤く腫れます。この「腫れる」という点が、キスマークとの大きな違いです。
また、刺された虫の種類によっては、腫れている部分の中心に小さな刺し痕ができることもあります。
よくよく観察してみると異なる点が多いため、キスマークと見分けやすいはずです。
ニキビ・吹き出物との違い
ニキビの場合も、見分け方は痕になっている部分が膨れているかどうかの違いを見ることです。
ニキビはキスマークと異なり、皮下ではなく毛穴のつまりなどによっておこる炎症です。
炎症を起こすことで皮膚が部分的に赤くなることから、遠目で見た際にキスマークと勘違いをすることもあります。
しかし、ニキビは炎症を起こすだけではなく、内部に芯を持つため膨れあがります。
キスマークが膨れることは基本的に考えられないため、こちらもよく見ると見分けることは簡単だといえます。
ヤケドとの違い
キスマークが内出血によるあざなのに比べ、ヤケドは皮膚そのものが損傷を受けた状態を指します。
ヤケドの痕は皮膚を再生するために表面がカサカサしてくるのが特徴です。
そのため、ヤケドかキスマークか見た目だけで判別できないときは、触って良いかを聞いたうえで触れてみると良いでしょう。
ただし、軽いといってもヤケドはキスマークと異なり痛みを伴います。勝手に触らない、触るときはなるべく刺激をしないなど、相手への配慮も忘れないようにしましょう。
ひっかき傷との違い
軽いひっかき傷の場合、赤みだけが残ってキスマークのように見えることがあります。ただ、ヤケドと同じように、ひっかき傷も肌自体がダメージを負っています。
そのため、よく見ると腫れていたり小さく皮膚がめくれていたりするなど、キスマークと異なる点が複数見つけられるはずです。
ひっかき傷の場合は、ほかの勘違いしやすい痕より簡単に見分けられます。しっかり観察して、どちらの痕なのかを確認しましょう。
キスマークを見分けるポイント
キスマークとほかのあざや痕を見分けるポイントは、虫刺されやヤケドの特徴を把握しておくことだと紹介しました。
しかし、実際に虫刺されだった場合でも、経過時間によっては腫れを確認できないことがあります。
こうなると、キスマークなのか本当に虫刺されなのか、判別できないこともあります。
そこでここからは、キスマークに見えるあざや痕を、別の側面から見た際の見分け方について解説します。
大きさはどのくらいか
まずは、大きさや形を確認してみましょう。キスマークは唇をすぼめて肌を吸うため、さほど大きな痕にならない傾向があります。
また、楕円や歪な丸など、形のバリエーションも少なめです。
そのため、極端に大きかったり細長かったりする場合は、キスマークではない可能性が高くなります。
虫刺されやヤケドなど、勘違いしやすい痕の特徴と併せて確認することで、判断しやすくなるはずです。
どの位置にあるのか
基本的にキスマークといえば、首筋や胸元につけることが多いとされています。また、首筋や胸元は、吸うという行為で痕をつけやすい場所でもあります。
反対に、手の甲などはキスマークをつけたとしても、痕が残りにくい場所です。
そのため、どの位置にあるのかといった点からも、キスマークかどうかを判断しやすくなります。
残っている期間
痕が残る期間がどれくらいかを確認することでも、キスマークかどうかを判断しやすいといえます。
一般的にキスマークの原因である、内出血は1週間程度で痕が消えるとされます。
そのため、1週間以上痕が残っている、逆にすぐに痕が消えた場合などは、キスマークではないかもしれません。
勘違いしやすい痕のなかでもヤケドは、治るまでに2〜4週間かかることも。反対に軽い虫刺されなどは、2~3日程度で消える傾向があります。
どんな色をしているか
あざを見つけたときの色や、色の変化によってもキスマークなのかを判断することが可能です。
何度か触れてきたようにキスマークは内出血の痕です。そのため、周辺部に行くほど色が薄くなります。
勘違いしやすい虫刺されやニキビ、ヤケドやひっかき傷は中心部と周辺部の色の差が少ない傾向があります。
また、あざの色自体も、ヤケドやひっかき傷のほうが赤みが濃くなります。色の広がり方や色味をしっかり確認すると、キスマークか否かを判断できるでしょう。
キスマークを見つけたときの対処法
ここではキスマークに見える痕を見つけた際に、気をつけて欲しい点について解説します。
いきなり恋人や大切な人に詰め寄らないよう、事前に確認しておきましょう。
まずは落ち着くことが大切
恋人や大切な人に、自分がつけた覚えのないキスマークを見つければ誰でも動揺するものです。
しかし、気づいたからといって、すぐに問い詰めないようにしましょう。
なぜなら、勘違いだった場合、相手に「自分は信用されていない」と思わせてしまうからです。
また、気づいてすぐのときは、裏切られた思いで言葉がきつくなりがちです。
感情が高ぶった状態のままでは、必要以上に相手を問い詰めることにもなりかねません。
まずは気持ちを落ち着かせて、本当にキスマークなのか確認するところから始めましょう。
直接聞くときは問い詰めないよう注意
冷静になって確認したとしても、キスマークなのか勘違いなのか、はっきりしないこともあります。
この場合、はっきりさせるためにも、相手に直接聞くことになるはずです。その際は、問い詰めるような聞き方をしないよう注意しましょう。
相手にやましいところがなかったとしても、責めるように聞かれればいくらかは動揺します。そして、動揺した姿を見ることで「浮気をしたから動揺しているのだ」と誤解をする恐れがあるのです。
誤解をしないために直接聞いているのに、誤解を助長するような状況を作るべきではありません。
さりげなく聞いてみる、または、直球で聞くときも不必要に問い詰めないよう注意しましょう。
普段の行動との違いを注意深くチェックする
恋人にキスマークのような痕を見つけた場合、気になるのが浮気です。
浮気が原因なのか、全く関係ない虫刺されやニキビなのか。これらをはっきりさせるには、相手の普段の行動との違いをチェックする方法も有効です。
キスマークのような場所を掻いたり、薬を塗っていたりすれば、単純に自分の勘違いだと気づけます。
一方、以前と違ってスマホを離さないようになった、デートや連絡の頻度が減った場合は、浮気の可能性を考慮する必要があるでしょう。
自分がどうしたいかを冷静に考える
最後に、本当に浮気だった場合、自分がどうしたいのかも冷静に考えておきましょう。
浮気をされても、最終的に自分に帰ってくるのなら問題ないと思えるのか。「浮気=別れる」という結論になるのか。または、少しの間距離を取るのか。
浮気をされたときの対応は人によって異なります。ただ注意していただきたいのは、勢いのままに行動をすると、思ってもいない言葉を投げつけてしまう恐れもあります。
相手に傷つけられただけではなく、自分の言動で後悔するようでは傷が深くなるばかりです。万が一のことも考えて、自分がどうしたいかも事前に考えておきましょう。
キスマークをしっかり見極めることが大切
今回の記事では、キスマークの見分け方や判断するときのポイントについて紹介してきました。
キスマークと勘違いしやすい痕は以下のとおりです。
- 虫刺され
- ニキビ
- ヤケド
- ひっかき傷
大切な人が浮気をしたのかと考えれば、誰しも不安になります。ただ、不安な気持ちのままに問い詰めても、良い結果になるとはいえません。
まずは、この記事を参考に本当にキスマークなのかを冷静に確認してみましょう。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部