愛されたい気持ちが強く、寂しさを感じていませんか。
人から必要とされたい気持ちが強い場合、愛されたい症候群に当てはまるかもしれません。
どうして孤独な気持ちになるのかを知るためにも、愛されたい症候群になる原因を解説します。
改善する方法も解説するので、自分の気持ちと向き合うときの参考にしてみてください。
目次
愛されたい症候群とは
愛されたい気持ちが強い人は、愛されたい症候群といえます。
心のなかに寂しい気持ちがあり、周りの人から「自分が必要とされたい」と強く思うのです。
愛されたい症候群になる方は以下の特徴があります。
- 恋愛で恋人に依存する
- 友達や仕事の人からチヤホヤされたい
- 社会から認められたい
誰でも人から愛されたい気持ちはあるものです。ただ、自分が苦しむほど、愛されたい気持ちが強いとつらくなります。
また、愛されたい気持ちが全面に出てしまうと、周りから「重い」と思われてしまい、大切な人が離れていくかもしれません。
愛されたい症候群に苦しむときは、自分で気持ちをコントロールする技術を身につけるのが大切です。
愛されたい症候群のチェック表
どのくらい愛されたい症候群の傾向があるのかを知るためにも、以下のチェック項目を参考にしてみてください。
チェック表の項目に5つ以上当てはまると、愛されたい症候群の可能性があります。
愛されたい症候群になる原因・心理
過去の出来事をきっかけに、愛されたい気持ちが強くなるケースもあります。
自分の感情を整理するためにも、愛されたい症候群になる原因や心理を見ていきましょう。
過去に裏切られた経験がある
大切な人に裏切られた経験があると、心にダメージを受けて人間不信になる場合もあります。
別の人と恋愛するときも「また傷つくかもしれない」と不安な気持ちになり、相手の愛情を確認しようとするのです。
たとえば、過去に「恋人に浮気された」「一方的に振られた」といった経験があげられます。
目の前にいる人と過去は違うと理解するためにも、感情を整理する時間を設けましょう。
自信がもてずに嫌悪に陥る
愛されたい症候群で、自身を大切にできない方は多くいます。
自分には価値がないと信じているため、好きな人から愛されることで心を満たそうとするのです。
しかし、相手の言動で自分の価値を決めるのは良くありません。求めている反応が得られるかどうかは、相手の気分によって左右されるからです。
他人の評価に頼らないためには、少しずつ成功体験を積んで自信をつけましょう。自分の価値は自分で認めてあげるのが大切です。
必要とされて特別に思われたい
周りの人から必要とされたい気持ちが強い方も、愛されたい症候群に当てはまります。
特別扱いをされることで、自分に価値があると思いたいのかもしれません。ただ、現実で認められるかどうかは別問題になります。
多くの人から褒められるには、以下のような魅力が必要だからです。
- 社会的な地位
- 実績
- 人柄の良さ
周りから必要とされたい場合は「認められるために努力する」という方向性も視野に入れながら、行動を変えてみてください。
依存心が強い
愛されたい症候群の方は、好きな人に全力で依存します。
相手に100%受け入れてほしい気持ちが強く、他人にも母親から受け取るような愛情を求めてしまうのです。
ただ、好きな人に重い存在と思われると、引かれて距離を置かれる可能性もあります。
相手との距離感を考えずに接していないか、日頃の言動を振り返ってみてください。
幼少期に甘えられなかった
子どものときに甘えられないと、大人になっても「愛されたい」という気持ちが強く残ります。
本来、幼少期は「親が自分の気持ちを受け止めてくれた」という経験があるからこそ、大人になって人と関わるときに、安心感をベースに関係性を築けるのです。
反対に以下のような経験があると、人を信用しきれずに不安な気持ちに襲われます。
- 親の顔色をうかがい本音を言えなかった
- 親に感情を受け止めてもらえなかった
何か思い当たるときは自分の感情を見つめ直して、自分は甘えたい気持ちがあると素直に受け止めるところから始めてみてください。
心のなかに寂しい気持ちがある
愛されたい症候群の方は、漠然とした寂しさを抱えています。
特に恋人がいない場合、ふと我に返ってしまい「このまま一生、寂しさが続いたらどうしよう」と孤独に襲われるのです。
現在恋人がいない方は、恋活を継続しながらも、ほかの人との交流で満足感を得られるように働きかけましょう。
時間がかかっても良いので、少しずつ人間関係を築いていき、自分が安心できる居場所を探してみてください。
愛されたい症候群を改善する方法
愛されたい症候群の方は、成功体験を重ねるなど、自信がもてるように言動を変える必要があります。
少しずつ前進するためにも、愛されたい症候群を改善する方法を見ていきましょう。
成功体験を重ねる
日々挑戦を繰り返して成功体験を重ねましょう。
行動すると経験値が増えるので、自身の強みが把握できて少しずつ自信がもてます。
仕事や趣味、勉強など、自分で決めた内容なら何でも構いません。
何か失敗する出来事があったとしても、何かしらの学びにつながります。
小さなことから成果につながる行動を増やしてみてください。
欲求を満たしてあげる
幼少期に甘えられなかった経験がある方は、自身の欲求を満たす行動を取るのがおすすめです。
心の声に耳を傾けられると、満たされなかった欲求が少しずつ解消できて心の満足度が高まります。
たとえば「美味しいスイーツを食べたい」と思うときは、我慢せずにスイーツを買いに行きましょう。
できる範囲で構わないので「今何がしたいのか」を問いかけて生きると、自分を大切にする習慣につながります。
小さなことに感謝する
寂しい気持ちを緩和するためにも、日々の何気ないことに感謝しましょう。
愛されたい症候群の方は、ネガティブな気分で過ごす時間が多い傾向にあります。
そのため、ポジティブな側面に目を向けられると、心の面で穏やかな気持ちになれるはずです。
以下で、日常生活のなかで感謝できる内容例をまとめています。
- 毎日ご飯が食べられる
- スマートフォンでSNSを見て楽しめる
- お風呂に入ってリラックスできる
- 家族や友達と何気ない話ができる
小さなものから大きなものまで、日常生活で感謝できる内容は多くあるので、ぜひ積極的に探してみてください。
日頃の言葉を変えてみる
寂しい気持ちを加速させないためにも、日々の発言を見直すのがおすすめです。
自分の言葉は思考を形作るものなので、どのような言葉を使うかで人生が変わります。
たとえば「自分なんてどうせ愛されない」と言っていると、ますます暗い気持ちになりがちです。
「まだ素敵な人と出会っていないだけ」「愛される価値は充分ある」など、意識して前向きな言葉を使いましょう。
日頃の会話からSNSの発信を含めて、ネガティブな言葉を使う機会が多くないか、再度確認してみてください。
自分から与える姿勢を心がける
相手に愛をもらうばかりでなく、自分から愛を与える必要もあります。
人間関係の基本はギブアンドテイクです。先に自分から愛を発信できる人が信頼を得られます。
小さなことで構わないので、まずは人に感謝の言葉を伝えるなど、何かサポートをしてあげましょう。
相手が困っているときにやさしく声をかけられると、思いやりの気持ちが伝わって温かい関係性を築けます。
周囲から愛される女性の特徴
愛されたい症候群の方は愛される女性の特徴を知り、近づく努力をすることが大切です。
ここでは、周囲から愛される女性の代表的な特徴を3つ紹介します。
いつも笑顔で前向き
愛される女性はいつも笑顔を絶やさず、周囲の人に安心感や心地よさを与えます。さらに、前向きな姿勢であることも特徴の一つ。
笑顔で前向きな姿が困難な状況でも周りの緊張を和らげ、明るい雰囲気を作ってくれるのです。
人と人とのコミュニケーションを大切にしているため、周囲から信頼を集めやすい点も魅力です。
感情表現が豊か
愛される女性は感情表現が豊かであるため、その素直さや誠実さが周囲に信頼を与えます。
喜びや悲しみ、感動などの感情を素直に伝えられるので、誤解やすれ違いを防ぐことにもつながります。
感動して涙したり、笑顔で感謝を伝えたりする姿は「愛らしい」と感じさせる大きな魅力の一つです。
甘え上手
愛される女性は甘え上手なため、周囲に無理なく自分の弱さや頼りたい気持ちを表現することができます。
相手に負担がかからない程度に節度を守りながら甘えられるので、相手も快く助けたくなるのです。
相手との信頼関係を構築する能力に長けているのが愛される女性の魅力だといえます。
愛されたいなら成功体験を重ねて自信をつけよう
愛されたい症候群になる原因には、過去や幼少期などの経験があげられます。
改善するには、成功体験を重ねて少しずつ自信をつけるなど、小さな行動を積み重ねましょう。
また、周りから愛されたいと思う前に、自分で自分を愛せるようになると寂しい気持ちを少しずつ緩和できるはずです。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部