「街コン」は市町村や街が主催する恋活イベント。
昨今では飲食店で行われるスタイルだけでなく、同じ趣味を楽しみながら交流する形式や、散歩しながら交流する形式など、全国各地で多種多様な街コンが開催されています。
今回はそんな街コンのメリットや流れ、開催場所ごとの服装目安をまとめました。
素敵な出会いを探す方は、ぜひ街コンへの参加をご検討ください。
目次
街コンとは
街コンとは主催者がカフェや居酒屋を貸し切り、大勢の男女を集め、街ぐるみで行われる出会いイベントのこと。
年齢層や年収、職業に制限があったり、婚活や恋活などの目的が指定されたり、あるいは同じ趣味の人ばかり集めたりと、なにかしらのテーマを定めて開催されるのが街コンの特徴です。
共通項のある男女が集まるため、初対面でも話が合いやすいのがメリットです。
なお友だち作り目的で開催される街コンもあるため、異性との出会いだけでなく、同じ趣味を持つ友人探しにも役立ちます。
街コンに参加するメリット・デメリット
そんな街コンはマッチングアプリや一般的な合コン、婚活パーティーと比べ、どんな違いがあるのでしょうか。街コンに参加するメリット・デメリットの両面を押さえましょう。
一人でも参加できる
街コンの魅力は、一人で気軽に参加できること。
たとえば合コンは開催してくれる友人がいなければ誘われません。チームプレイを求められることもあり、同伴者に気を遣って思うように行動できないパターンもあります。
とくに昨今では一人行動が好きな方が増えているため、アプリや街コンの人気が高いようです。
街コンは「結婚相談所や婚活パーティーに行くほどではないけど、とりあえずパパッと出会いのきっかけを増やしたい!」という方におすすめですね。
多くの参加者と交流できる
街コンは一般的な合コンに比べ、参加者が多いのが特徴です。
小規模のものでも数十人単位で集まり、中には50〜100人以上が集まる大規模な街コンが開催されることもあります。それだけの男女が集まれば、少なからず出会いのチャンスがあるでしょう。
なお合コンや紹介だと「ある程度相手の身元がわかっている信頼感」はありますが、間口は狭まります。より幅広く出会いを求めたい方には、街コンがおすすめです。
テーマがあって会話が弾みやすい
ほとんどの街コンには「ゲーム好き」「旅行好き」「同年代」など、特定のテーマ・コンセプトが設定されます。
よって趣味が合わないお相手と出会う可能性が低く、お相手選びの効率が良いのも街コンのメリットです。
一般的な合コンでは会話ネタに困る方でも、興味のあるテーマの街コンなら楽しめるはずです。
一方で地方の趣味コンには人数が集まらず、開催見送りが続く場合も……。その場合アプリを利用したほうが、出会いの間口は広がるでしょう。
誰とも喋らず終わることはほぼない
多くの街コンでは、半ば強制的に異性の参加者と話せる「トークタイム」が設けられます。
時間で区切って席を移動したり、グループがシャッフルされたりするため、街コンなら誰とも出会えずに終わることがほぼありません。
なお当タイプの街コンが苦手な方は「立食形式で自由に誰に声をかけても良い」タイプもあるため、好みに合うスタイルの街コンに参加すると良いでしょう。
街コンの4つの種類
街コンの形式は、4つの種類に分けられます。各形式ごとに向いている人が変わるため、参加する前に知っておきましょう。
一店舗着席形式
最近もっとも多いのが、一つの飲食店で席に座ったまま異性との出会いを楽しむ「一店舗着席形式」の街コンです。「相席屋」をイメージすればわかりやすいでしょう。
場合により二人一組の参加に限定されることもあれば、一人から参加できることもあります。街コンに参加する人数にもよりますが、だいたい10分〜30分ごとに席替えを繰り返しさまざまな異性とマッチングされるため、出会いの機会がとにかく多いのが特徴です。
よって一店舗着席型の街コンは、街コン初心者や自分から話しかけるのが苦手な人におすすめの形式です。
一店舗立食形式
次に多いのが、参加者の誰とでも自由に話せる「一店舗立食形式」の街コンです。
自分から話しかける必要があるため、ある程度のコミュ力は必要です。とはいえ街角でナンパするのとは違い全員が出会い目的ですし、着席型と違い好みの相手にだけ声をかけられるため、出会いに前のめりな人にとっては良い環境です。
異性との会話に慣れている人やタイプの相手とだけ出会いたい人は、一店舗立食形式の街コンをご検討ください。
複数店舗形式
大規模な街コンに多いのが、さまざまな飲食点を巡りながら異性との出会いを楽しむ「複数店舗形式」の街コンです。
基本的には二人一組での参加がマストで、3店舗ほどを行き来し、同じタイミングで訪れる異性との席がセッティングされるイメージ。移動時間中に作戦会議しやすいのと「あの二人組と同じ店に行こう」など、狙いを定められるのがメリットです。
複数店舗形式は、友人同士で参加したい人や街コンに何度か参加した経験者向けの街コンです。
お散歩形式
最近都心部で増えているのが、1人から参加できる散歩形式の街コンです。
たとえば動物園を会場にし、グループがシャッフルされながら散策して交流する形式。無理に飲食する必要もありませんし、話題に事欠きませんから今人気のスタイルの街コンです。
できるだけ自然な出会いを探したい人や、異性と話すのに不慣れな人におすすめの街コンです。
街コンに参加する流れ
以下では、街コンに参加するまでの基本的な流れを紹介します。
もちろん街コンごとに細かい流れは異なりますが、一例として参考にしてください。
1. 街コンサイトやアプリで申し込む
まずは街コンサイトやアプリを利用し、参加したい街コンに申し込みましょう。
各街コンごとに対象年齢や条件が指定されるため、ご自身が当てはまるか確認しましょう。
また街コンに参加する際は身分証の提示が求められるため、氏名なども偽らず登録してください。
2. 会場にて受付
参加する街コンへの申し込みが完了したら、あとは当日を待つのみです。
街コン会場での受付時には、運転免許証や保険証、公的証明書を提示するため、必要書類は事前に用意しましょう。
もし参加条件が確認できない場合や該当しない場合、街コンへの参加を断られることもあるので要注意です。
3. プロフィールカード記入
街コンへの受付が済んだら、まずはプロフィールカードを記入します。
名前や年齢、好きな異性のタイプ、マイブームを記入し、その後のトークタイムではお相手の異性に見られながら喋ります。
お相手から「これってなんですか?」と聞かれるような、簡単な会話ネタを散りばめることをおすすめします。
4. トークタイム・連絡先交換
先ほど記入したプロフィールカードをもとに、自己紹介やフリートークを行います。
形式は街コンによりさまざまで、決められたお相手と順番に一対一での会話もあれば、グループが決められたまにシャッフルされることも。
いろいろな方との出会いを楽しみましょう。
5. メッセージカード記入
フリートークの時間が終了すると、メッセージカードを記入する時間が設けられます。
気になる方へ直接渡せる「友達カード」や、スタッフを介して異性へ渡せる「メッセージカード」がありますが、ここも街コンによりさまざまです。
記入時間は基本的に10分程度しかないため、トークタイムが終了した時点で気になる方を絞ると良いでしょう。
6. 告白〜カップル発表
最後に「告白カード」と呼ばれるものが配られ、第1希望から第5希望まで気になる方を記入して街コン主催者に渡し、お互いに記入したらカップルが成立する形式の街コンがほとんど。
なおカップル発表の際は名前は伏せられ、番号で発表されることがほとんどですから「名前で発表されるのは流石に恥ずかしい」という人も大丈夫です。
カップルになった二人は、別途連絡先交換の時間が設けられる街コンがほとんどです。
7. イベント終了
カップル発表まで終われば、街コンは終了です。
もし気が合う同性・異性がいた場合数人で二次会に行くこともありますし、カップル成立した二人で飲み直す流れになることも。
ただし街コン当日で終わらせるのではなく、日を改めてデートの約束するのが基本的な流れです。
その後、付き合うまでの期間は人それぞれ
街コンでカップリング成立後、次に一度会って付き合うカップルもいれば、何度かデートを重ねて数ヶ月でお付き合いに至るカップルまでさまざま。
もちろん街コンは出会いのきっかけでしかないため、付き合うまでには至らずお別れするケースもあります。
ただし少なくとも出会いの幅・間口は広がるため、出会いを探したい方はぜひ街コンへの参加をご検討ください。
街コンの主な開催場所と服装の目安
街コンはテーマや目的により、開催場所も異なります。基本的にはTPOに合わせた、清潔感のある服装にしましょう。
ここでは街コンの主な開催場所や、その場所に適した服装の目安を紹介します。
ラウンジ・バー
街コンの多くは、おしゃれなラウンジやバーで開催されます。ドリンクが飲み放題で、フードも付くため、出会いも飲食も楽しめるのがポイント。
ラウンジやバーで開催される街コンでは、ドレスコードは指定されないのが基本ですが、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
男性なら気軽なセットアップ、女性はシンプルなワンピースやブラウスでの参加がおすすめです。
居酒屋・レストラン
居酒屋やレストランで、飲み会のような雰囲気で開催される街コンもあります。とくに複数店舗形式の街コンでは、近場の複数の居酒屋が指定される傾向にあります。
居酒屋での街コンの場合、女性はある程度カジュアルな服装でも問題ありませんが、男性はTシャツに短パンなどのカジュアルすぎる格好は避けましょう。(スーツなどの堅すぎる格好だと浮きますが、それはそれでネタになるかもしれません。)
たとえば男性ならTシャツにジャケットを羽織る程度、女性は日常的なデートにいくときの普段着、くらいの服装で参加すると良いでしょう。
ホテルの会場
参加者のハイスペックさがウリの街コンだと、ホテルの会場で行われるケースも。もちろん参加費は一般的な街コンよりも高い傾向にありますが、ドリンクやフードも質の良いものが出るため飲食も楽しめます。
ホテルでの街コンの場合のドレスコードは、男性はスーツ、女性はドレスや落ち着いたワンピースが指定されるのが基本です。
普通のホテルなら友人の結婚式の二次会、高級ホテルなら披露宴に参加するイメージで臨むのがおすすめです。
エンタメ施設
散歩形式の街コンでは、動物園や水族館、美術館がよく選ばれます。
散歩形式の場合飲食物が出ませんが、興味のある施設なら会話も弾みやすいですし、自然な交流を楽しめます。「一人では行きにくかったスポット」で街コンが開かれる場合、ぜひ参加したいところです。
男性ならジャケパン、女性は落ち着いた普段着やワンピースなどの服装を選び、とくに足元は歩きやすい履物を選ぶと良いでしょう。
趣味に関連する施設
同じ趣味を持つ人が集まる趣味コンなら、関連する施設で街コンが開催されることもあります。
アニメや漫画好きなら「アニメバー」、サバゲー好きなら「サバゲースタジオ」など。普段通うスポットですから、浮かない服装で行けば問題ありません。
ただし基本的にはカジュアルすぎる格好よりも、おめかしして行くことをおすすめします。
街コンは、出会いの幅を広げたい人におすすめ!
街コンは、今まで関わりのなかった異性と出会える素敵なイベントです。
飲食店を利用し大規模に行われるスタイルが一般的でしたが、趣味コンや散歩コンも増え、お酒が苦手な方でも街コンを楽しめるようになりました。
素敵な出会いを探したい方は、ぜひ近所で開かれる街コンを探してくださいね。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部