テニスといえば、男女が一緒に楽しめる爽やかなスポーツのイメージがありますよね。
プロで言えば、たとえばフェデラー選手は、奥様のミルカさんと混合ダブルスを組んでいたことがあります。あるいはコーチと選手の恋愛も、定番のシチュエーションかもしれません。
そんなテニスですが、やはり他のスポーツと比べても「出会い」のきっかけは多いのでしょうか?
今回はテニスと出会いの実態を探るべく、全国展開するテニススクール「ノア」で現役コーチとして活躍する鈴木氏に、取材しました!
「ちょっぴり出会いも期待したいし、テニスを始めてみようかな?」と思う方、必見の内容です!
テニススクール・ノア HAT神戸校コーチ。テニス以外にサッカーやフットサルも好きなスポーツマン。今回は「テニスと出会い」をテーマに、スクールコーチの視点からお話を伺いました。
取材協力:テニススクール・ノア
<聞き手:田窪(ENSPORTS magazine編集部)>
目次
テニススクールに出会いはある?
田窪
テニスといえば男女混合のダブルスもありますし、なんとなく出会いが多いイメージがあります。
実際のところ、テニスを通じた出会いって多いものですか?
鈴木さん
多いと思いますよ。
実際にスクール生同士で仲良くなって結婚された方もいらっしゃいますし、ノアの場合は社内で仲良くなって結婚するカップルもいます。私は大学でもテニスをしていましたが、そこで出会って結婚したカップルも知っていますし……。
テニスは比較的、出会いのきっかけが多いスポーツだと思います。
田窪
すごい、結婚まで進むカップルも多いんですね。
世の中には色々なスポーツがありますが、出会いのきっかけが多いという意味では、テニスは割と特別なスポーツなのでしょうか?
鈴木さん
そうですね、テニスは男女一緒に練習や試合を楽しめるのが大きいと思います。
あとはお子様も含めて家族で一緒に楽しむ方々も多いですし、テニスはコミュニケーションにピッタリなスポーツですよ。
田窪
人と人とのつながりを作るスポーツ、素敵ですね。
では「テニスと出会い」について、もう少し詳しくお伺いしていければと思います!
テニスをきっかけにした出会いがある場所
田窪
では、実際にテニスをしていて出会いがあるタイミングをお聞きできればと思います。
サークルとかは想像がつきますが、たとえば試合とかでも出会いがあったりするものでしょうか?
鈴木さん
基本的には、やはり同じスクールやサークルの中で仲良くなることが多いように思いますよ。試合では難しいかもしれません。
いくつか、テニスを通じた出会いのありそうな場をご説明します。
テニススクール
鈴木さん
まずはテニススクールですが、出会いのきっかけは沢山あると思います。
もちろんスクールによって方針は違いますが、ノアの場合は「みんなで楽しく」を大切にしているのが特徴です。テニススクールでは通う日が決まっていることもあり、毎週顔を合わせてワイワイ練習しますから、自然とみんな仲良くなりますよ。
田窪
なるほどですね、でも実際に喋るタイミングとかはあるのでしょうか?
練習中って、動き回って忙しそうな気もしますが……。
鈴木さん
そうですね、もちろんネットを挟んでラリーをするときは会話できませんが、テニスではラリーコミュニケーションという言葉があります。
ボールを打ち合うだけでも心が通い合う感じがしますし、「ナイスショット!」とか、あとで「あのプレー良かったですね」のように、会話も弾みやすいスポーツですよ。
鈴木さん
あとは、スクールだからこそ交流するきっかけがあったりします。
たとえば男女ペアになり、順番にいろいろな箇所を回る練習を取り入れることもありますし、試合形式の練習では混合ダブルスにすることもありますよ。
田窪
スクールだからこそ、というのは盲点でした。
これってテニススクール全般でそんな雰囲気なんでしょうか?
鈴木さん
もちろんスクールによって違うと思います。
たとえばよくイベントを開催するところとか、ワイワイ楽しめむことがコンセプトのスクールなら、出会いのきっかけは多いと思いますね。
社会人テニスサークル
鈴木さん
あとは、やはり社会人テニスサークルも出会いのきっかけは多いかもしれません。
個人の方が主催するサークルが各地域にありますから、そこに参加すれば知り合いは増えると思いますよ。
田窪
テニスサークルといえば、出会いのきっかけになりそうなイメージです。
ただ出会いを期待して入会するのはちょっとどうかな……と思う方もいらっしゃると思いますが、そのあたりどうなんでしょう?
鈴木さん
もちろん、完全に恋活を目的にしていたり、ナンパ行為をしたりするのは迷惑になります。
ただ前提として「テニスをやってみたい」「楽しみたい」という目的があるなら、初心者向けのサークルを選べば楽しめると思いますよ。
大学のテニスサークル
鈴木さん
あと学生さんなら、大学のテニスサークルですよね。
私も入っていましたが、やはり頻繁に顔を合わせて仲良くなりますので、出会いのきっかけは多いと思います。
これはテニスに限らず、どのサークルでもそうかもしれませんが。
田窪
いわゆる「インカレサークル」ですね。
実際にカップルは多かったですか?
鈴木さん
そうですね、先輩後輩で付き合うカップルとかはよく誕生してましたよ。
あとは他のサークルと合同練習をすることもありますから、そこでは別の大学の方との交流も生まれるかもしれません。基本的にはサークル内で仲良くなることが多いですけどね。
出会いのきっかけが多いテニススクールの選び方
田窪
お話を聞いていると、テニスを通じた出会いを期待するなら、テニススクールが楽しそうな気がします。
ただテニススクールといっても色々あると思いますので、これからスクールを選ぶ方がどんなポイントに注目すると良いのか教えていただけますか?
鈴木さん
わかりました!
もちろん男女の出会いに限ったことではなく、友人作りや知り合い作りなど、交流を楽しみたい方向けのスクールの選び方をご紹介します。
同世代が多く通うスクールを選ぶ
鈴木さん
まず、同世代が多く通うテニススクールを選ぶのがポイントです。サイト上だけでは分かりませんので、一度体験レッスンを受講されることをおすすめします。
どのスクールでも体験レッスンは実施されているはずですから、ぜひ体験して雰囲気を確認したうえで、自分に合ったテニススクールを選んでください。
田窪
確かにレベル差があったり、あと個別指導だったりすると交流するの自体が難しいですもんね。
鈴木さん
練習しながら自然とコミュニケーションできるのがテニスの醍醐味ですから、まずは自分が楽しめるレベルのクラスがあるスクールを選んでください。
イベントを開催しているスクールを選ぶ
鈴木さん
スクール生で集まるイベントを定期的に開催するテニススクールもあります。
交流を重視するなら、そういったスクールを選ぶと良いですね。
田窪
イベントですか。どんなものが開催されるんですか?
鈴木さん
たとえばノアなら、クリスマスイベントとかビアガーデンとか、いろいろなクラスの人が交流できるイベントを定期的に開催しています。
田窪
すごい。これは確かに楽しそうですね。
いろんな世代の方がいらっしゃるなら、友達作りにも、社会勉強にも良さそうです。
テニスで出会ったカップルについて聞いてみた
田窪
実際にテニスをきっかけに出会ったカップルについても興味があります。
お知り合いだと、どんな方がいらっしゃいますか?
鈴木さん
そうですね、スクール生同士でしたら、そのままご結婚されてお子様もお生まれになり、今度はそのお子様もジュニアクラスに通っていただいている方がいらっしゃいます。
田窪
すごい!
もう家族ぐるみの付き合いですね。
鈴木さん
出会ったきっかけがテニスなら、やはり共通の趣味がありますし、仲良く結婚まで進むカップルが多いんじゃないかなと思いますよ。
私が参加していた大学のテニスサークルでも、付き合ってそのまま結婚したカップルがいました。
田窪
なるほど。真剣な出会いを求める方にも、スポーツ趣味は良さそうですね。
テニスに出会いを期待するときに注意したいこと
田窪
「テニスと出会い」について伺ってきましたが、とはいえナンパ目的でスクールに通ったりされると困りますよね。
何かその辺りで「具体的にこういう行動は控えてもらいたい」という注意点はありますか?
鈴木さん
そうですね、他の方の迷惑になる行為は控えていただきたいと思います。
たまにいらっしゃる2パターンを、少しお伝えさせてください。
しつこく連絡先を聞く
鈴木さん
定番なのは、やはり男性から女性へとしつこく連絡先を聞く行為ですね。
そういった行為は他の方の迷惑になりますから、控えていただいています。
田窪
当然ですよね。
自然と仲良くなるなら良いと思いますが、もしそのお相手が通いたくなくなったら可哀想です。
鈴木さん
おっしゃる通りです。
ひどいようでしたら、スクール側から注意させていただくこともあります。
スクール外への勧誘
鈴木さん
あとは、スクール外への勧誘行為をされる方もいらっしゃいます。
これも控えていただいていますね。
田窪
具体的には、どんな勧誘ですか?
鈴木さん
たとえば「通ってるサークルに参加しない?」などが定番です。
もちろん仲良くなって自然と一緒にどこかに通うようになる場合は、とくになにも申し上げませんが、無理な勧誘は控えていただきたいですね。
田窪
確かにそれは、勧誘された方も困りますね。
わかりました。
では、今回はお話いただいてありがとうございました!
まとめ
テニスは、出会いのきっかけが多いスポーツです。
サッカーや野球など、他にも人気が並ぶスポーツはありますが、男女ペアでダブルスの練習や試合を楽しめるのはテニスの醍醐味。
一生の趣味として、そしてちょっとした出会いを期待し、ぜひテニスを始めてみてください。
取材協力:テニススクール・ノア
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部