未婚の男女500名に「社会人になってから、出会いがないと感じたことはありますか?」とお聞きしたところ、実に89%もがYESと回答しました。
現代日本では、社会人になった途端に「出会い」の機会が減りがちです。
ではパートナーのいる皆さんは、どこで異性と出会っているのか。そして出会いを求めるなら、どうすれば良いのか。今回はそんな「出会いの場」について徹底解説します。
もしもいま「出会いがない」とお困りなら、ぜひ当記事を参考に、出会いの場へと足を運んでみてください。
目次
社会人に出会いが少ない4つの理由
当編集部によるアンケート調査では、社会人の89.4%が「社会人になってから出会いがないと感じたことがある」と回答しました。
ではなぜ社会人になると、出会いが少ないと感じるのか。その理由を下記の4つに深掘りしました。
- 自然に出会える機会が減った
- 仕事や家事に忙しく出会いの場に行けない
- 職場に恋愛対象が少ない
- 異性を紹介してくれる知り合いが少ない
自然に出会える機会が減った
社会人に出会いが少ない理由の一つ目は、自然に出会える機会が減ったこと。
学生の頃は授業や部活、サークルなど、異性と自然に交流する機会が豊富でしたが、社会人になると異性と関わる機会が限られます。
たとえば社会人が長い時間を過ごす職場は、あくまでも仕事をする場所。職場恋愛をする方も一定数いますが、職場に出会いを求めることが良しとされない場合もあるでしょう。
そのような社会人にとってマッチングアプリを使用したり社会人サークルに参加したりと、主体的に出会いの場に足を運ばなければ、出会いのチャンス自体が少ないのです。
仕事や家事に忙しく出会いの場に行けない
しかし社会人は仕事や家事に忙しく、自分の時間の確保が難しいことがほとんどです。
日々の業務や家庭の責任に追われ、出会いの場に足を運ぶ時間やエネルギーを作り出せないのが現実でしょう。
また休日は、仕事の日にはできなかった自分の趣味や休息に充てがちになるため、その分出会いからは遠ざかってしまいます。
仕事に家事に趣味に忙しい生活を送る社会人にとって、出会いの場に足を運ぶことは容易ではありません。
職場に恋愛対象が少ない
社会人にとって、自然に出会える可能性のある場、それが職場。しかしその職場に、恋愛対象が少ないことも、「社会人には出会いがない」と感じる理由のひとつです。
職場には、さまざまなバックグラウンドの人々が集まっています。性別、年齢、趣味嗜好、価値観など……。
とくに年齢の離れた同僚や、既婚者が多いなら、職場に出会いを期待するのは難しいかもしれません。また職場に異性や恋愛対象が少ない場合、そもそも職場で恋愛をするのは不可能です。
このような恋愛対象が少ない職場で働く社会人は、他の出会いの場を探すことが重要ですが、やはりなかなか腰が上がらないのが現状でしょう。
異性を紹介してくれる知り合いが少ない
最後に紹介する社会人に出会いが少ない理由は、異性を紹介してくれる知り合いが少ないことです。
前述のアンケートでは、社会人の約20%がおすすめの出会いの場として挙げた友達からの紹介。しかし新しい人間関係が広がりづらい社会人にとっては、それなりにハードルの高い方法です。
たとえば学生時代に仲が良くても、社会人になると連絡する機会は取れず、音信不通になっている友人も多いことでしょう。そのぐらいの距離感の友人に、いきなり「誰かいい人紹介してもらえない?」とお願いしても「久しぶりの連絡がこれかよ……」と思われるのが関の山です。
紹介してくれる友人が身近にいなければ、やはり新たな出会いの場に足を運ばなければなりません。
恋人がいる社会人はどこで出会った?
今回のアンケートを伺った社会人500名のうち「現在恋人がいる」と回答した207名に、現在の恋人と出会った場を伺いました。すると、下記の結果に。
現代らしく「SNSやマッチングアプリ」がもっとも多い結果でした。
年代・性別問わず、マッチングアプリが「出会いの場」として幅広く認知されているとわかります。
事前にある程度お相手のことを知ったうえで出会えることや、時間や場所を選ばず手軽にお相手を探せることなどが理由で、現実的な出会いの場としての印象が強い結果でした。
その他は仕事関係や学生時代のつながりなど、身近なところに出会いのきっかけがあるとわかりました。
社会人におすすめの出会いの場11選
実際に出会った場所は「マッチングアプリ」が1位でしたが、では誰かにおすすめする出会いの場なら、果たしてどうでしょうか。
アンケートに回答した男女500名に「もし友人におすすめするなら?」という条件で、イチオシの出会いの場を伺いました。
とくに回答者の多かった、11の出会いの場を紹介します。
趣味の出会い
もっともおすすめする人が多かった出会いの場は「趣味のつながり」です。アンケートに回答した男女500名のうち148名、実に30%にも上る支持を集めました。
同じ趣味を通して楽しい時間を過ごしやすいことや、話題も豊富に見つかりやすいことが理由でした。
スポーツやアウトドアな趣味はデートコースとしても鉄板ですが、ゲームや読書などインドアな趣味を通したつながりも増えています。
「自分の時間を大切にしたい」と考える人が増えていることも「同じ趣味で楽しめるのが一番」と答えた人が多い要因かもしれません。
社会人サークル
アンケートには回答がありませんでしたが、趣味から派生して社会人サークルでの出会いもおすすめです。
ひとくちに趣味をきっかけに出会う、とはいっても、ただ趣味にいそしむだけでは出会いには恵まれません。そこで趣味をきっかけにした出会いの場としておすすめなのが社会人サークルです。
社会人サークルは、共通の趣味や目的を持った方だけが集まる場所。全員が全員出会いを求めていないことには注意が必要ですが、趣味で出会いたい方にはおすすめの出会いの場でしょう。
たとえば学生の頃経験していたスポーツなどで、お住いの地域で社会人サークルを探してみてください。
友人や知り合いの紹介
次に多かった出会いの場が「友人や知り合いの紹介」です。男女98名、全体の20%ほどが回答しました。
交友関係の広い友人がいるなら、紹介してもらえるようお願いするのも良いかもしれません。しかし仮に上手くいかなかった場合も考え、本当に信頼をおける友人にだけ、真面目に相談するのが良いかもしれませんね。
職場や仕事関係の出会い
次に多かった出会いの場が、職場や仕事関係です。職場や仕事関係は81名、16%が回答しました。
日常的に顔を合わせることから、自然と恋愛に発展しやすいと考える方が多いようです。「素性が知れる」「ちゃんと働いている人が良い」と、人となりの面でも「職場恋愛」が好評価でした。
SNSやマッチングアプリの出会い
次がSNSやマッチングアプリ。マッチングアプリは84名17%が回答しました。
昔はさほどイメージの良くなかった出会い方ですが、昨今では「出会いの場」として一般的になっています。
実際に、出会ったきっかけではSNSやマッチングアプリが1位だったことを考えると「できれば自然な出会いが良いけれど、現実的にはマッチングアプリが手軽」というのが共通認識のようですね。
結婚相談所の出会い
次が結婚相談所。出会いに「対人性」や「真剣味」を求める方から支持されていました。
「担当者がつく」「お互いに身元がはっきりしている」のが、他の出会いの場とは違った部分として評価されています。
今はオンラインで相談を受けられるサービスなどもありますから、気軽に利用しやすいのも理由のひとつでしょう。
習い事の出会い
次が習い事。趣味と似た部分もありますが「意気投合しやすい」と評価されていました。
共通の興味があることはもちろん「もしダメだったときも後腐れがない」「友人付き合いから紹介などに発展する場合もある」など、総合的におすすめする方が多い出会いの場でした。
たとえばテニススクール、陶芸教室、料理教室など、習い事を通した出会いは穴場かもしれません。
婚活パーティー
婚活パーティーも、出会いの場として人気を集めていました。婚活パーティーも結婚相談所と同様、真面目な出会いを求める方から高い評判を得ました。
婚活パーティーは、真剣に出会いを求める人が多い出会いの場であるほか、結婚相談所やお見合いよりも気軽に足を運びやすい点が評価されました。
「そろそろ真剣に結婚を考えたいけど、重い腰が上がらない……」という方は、まずは婚活パーティーから始めてください。
婚活パーティーに足を運ぶのが難しいなら、オンライン婚活から始めるのもおすすめです。
合コンや飲み会の出会い
次が合コンや飲み会。比較的若い世代が回答しました。
「友達からの紹介」と通じるニュアンスで回答した方が多い結果になりました。酒の勢いでどうこうではなく、友人とのつながりの延長線上で出会いがあるという意味で、良い出会いの場として認知されています。
昨今では、オンラインで合コンが開かれることも多くなりました。
街コン
次に、街コンも出会いの場として回答が上がりました。
知り合いの輪を中心に、少人数で開かれる合コンに対し、街ぐるみで開催される街コンは多くの初対面の方とお話ができる出会いの場です。
それでいて婚活パーティーほどお堅くないため、「良い人がいれば結婚したいな」という方向けの出会いの場です。
年代別や共通の趣味の人向けなど、参加者が限られる街コンもあります。ぜひお住まいの地域で開催される街コンを探してくださいね。
知り合いの結婚式・同窓会
最後に、知り合いの結婚式や同窓会も、おすすめの出会いの場として回答が上がりました。
どちらも共通の友人の存在や素性が、高い評価を得ました。
たとえば結婚式なら、新郎新婦どちらかの知り合いばかりが集まるため、何らかのつながりがあります。あるいは同じ学校を過ごした同志が集まる同窓会も、共通の知り合いは多いでしょう。
実際に結婚式や同窓会で出会いに恵まれるのはレアケースかもしれませんが、期待して参加するといつもとは違った景色が見られるかもしれませんよ。
社会人が素敵な出会いから交際につなげる方法
今回の調査では、皆さんに「恋愛相手を探すときに重視すること」も伺いました。
その回答内容も踏まえながら、出会いを見つけるうえでのポイントを紹介します。
まずは「清潔感」を身にまとうこと
回答した社会人の20%ほどが、お相手の「見た目」に関する何らかの基準を持っているとわかりました。
なお「イケメンが良い」「美女が良い」という意見もありましたが、多くは「清潔感」に言及する声です。
たとえばマッチングアプリなら、できるだけ笑顔でさわやかそうな写真を選ぶ。友人の紹介なら、できればいつもより少し綺麗な服装を選ぶ。
これらの細やかな対策をし、まずは「第一印象」の壁をクリアするのが大切かもしれません。
中身を見てもらうためにも、まずは清潔感を整えることをおすすめします。
お相手にはもちろん、周囲への思いやりも持つこと
次に目立った回答が、周囲への思いやりに言及する内容です。
上記のとおり「思いやりを持てて尊敬できる相手かどうか」という視点で考える方が多い結果でした。
普段の言葉遣いや所作はもちろん、お相手だけでなく第三者へも気持ちの良い対応ができる方は、やはり男女どちらから見ても素敵です。
出会いを求めて焦らず、周囲に対する思いやりの心も忘れないようにしたいですね。
焦らずフィーリングが合う人を探すこと
なお「現在恋人がいる」と回答した方のなかでもっとも多かった声は「フィーリングの合う人が良い」とする意見でした。
もちろん譲れない条件もあるでしょうが、なんとなく「この人となら自然と一緒にいられるな」と思えるお相手と出会えると素敵ですよね。
そんな方と出会えるよう、まずは「出会い」に対してポジティブに考え、良いご縁をつかみ取りましょう。
社会人の出会いの場は身近に転がっている
今回の調査では、現実的な出会いの場としては「SNSやマッチングアプリ」がもっとも多い結果でした。一方で皆さんがおすすめしたい出会いの場としては「趣味のつながり」が人気でした。
身近なところに出会いのきっかけは転がっている一方で、なかなか難しい場合はマッチングアプリなどを活用して運命の出会いを探すのがおすすめです。とくに同じ趣味や興味を持つお相手と出会えれば、きっとうまくいくはず。
ぜひ色々な出会いの場を活用し、良い出会いを見つけてください。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部