華やかなイメージがある大学生活。
しかしいざ入学すると講義やサークルで忙しく「思ったより出会いが少ない」と感じる若人が後を絶ちません。近年ではオンライン授業も増え、さらにリアルな出会いの機会が減っているようです。
今回はそんな大学生たちの出会いを応援すべく「大学生の出会いの場」を徹底調査しました!
恋人がいる現役学生の意見を踏まえ、実際に出会った場所やきっかけをランキング形式で紹介します。
出会いに困る大学生は、ぜひ当記事を参考にしてください。
目次
大学生の男女には出会いがない?現役学生に聞いてみた
今回ENSPORTSでは、全国の現役大学生90人を対象に大学生の出会いに関するアンケート調査を実施しました。
調査結果をまとめると、今回わかったのは以下の2点です。
- 大学に出会いの機会は少ないと約70%が回答
- 大学在学中に恋人ができるのは約50%程度
華のキャンパスライフのイメージとは裏腹に、思ったように恋人ができずに悩む人が多いようです。
まずは実際のデータを交えつつ、大学生の出会いを紐解きましょう。
大学生の68%が「大学に出会いの機会は少ない」と回答
「大学に出会いの機会は多いと思う?」という問いには、全体の68%が「少ないと思う」と回答しました。
全体の3分の2を超えており、女子学生にいたっては4分の3が「いいえ」と回答しました。
なぜ出会いが多い・少ないと感じるのか、それぞれの理由を見ていきましょう。
まずは、出会いが多いと思う人の意見を紹介します。
「男女混合のサークルが多く、サークル活動やイベントなどをきっかけに仲良くなることが多いから」(大学2年生・女性)
「授業は一緒になる人が授業によって異なるし、サークルでは多くの人と接する機会があります。また大学生は学校だけでなくバイトでの出会いもあります」(大学2年生・女性)
「生徒同士での共同研究発表が複数回あります。これは教授がランダムに組むものとなり、そこに出会いの可能性が広がる要素があります」(大学4年生・男性)
出会いが多いと思う理由としては「サークルに入れば出会いがある」「バイトや授業、イベントなど色々な人と接する機会がある」という意見が多く見られました。
次に、出会いが少ないと思う人の意見を紹介します。
「まず学科に人数が少ない、その上男子が女子よりも少ないためだと思います。自分の通っている短期大学はサークルもありません。ほかの学校の大学生との交流も文化祭実行委員とかに入らない限りないので出会いの機会はとても少ないと思います」(大学1年生・女性)
「高校生の時は一つ一つのクラスがあったと思うが、大学生になるとクラスなどはなく人それぞれが指定した科目を取るため、毎回同じ人と一緒に授業を受けることがないため」(大学1年生・男性)
「男95%女性5%の理学部では正直かなり難しいと思う。彼女がいる場合は大学に入る前から付き合っていたパターンかバイトで知り合ったパターンが多い気がする」(大学3年生・男性)
出会いが少ないと思う理由としては「男女比が大きい大学・学部であること」「クラスがなく授業で一緒になる人が毎回同じではないこと」などが多く見られました。
近年はオンライン授業が増え、大学生の出会いのチャンスはさらに減っています。思い描いていたリア充な大学生活を送るには、自然な流れに頼るのではなく、積極的な行動が大切でしょう。
在学中に恋人ができた大学生の割合は53%
現役大学生に「在学中に恋人ができたことはある?」と伺うと、「ある」と答えたのは全体の53%にとどまりました。
つまり約半数の大学生は、大学にいる間は恋人づくりに苦戦しています。
「大学生になったら自然と恋人ができる」と夢見て入学したかもしれませんが、どうやら大学で恋人を作るのは簡単ではありません。
とくに理学部や工学部に通う男子学生や、女子大に通う女子学生は、なかなか恋人を作りづらい環境にあるとわかりました。
【最新調査】大学生の出会いの場ランキング7選!目的に合った場を選ぼう
今回のアンケートで「在学中に恋人ができたことがある」と回答した学生を対象に、恋人と出会ったきっかけをお聞きしました。
調査の結果、大学生がよく出会う場所は下記のとおり。出会いを求める大学生は、下記の場へ足を運ぶのがおすすめです。
以下では実際の体験談や口コミ、出会いの目的を交えながら、どんな流れで恋愛に発展するのかチェックしましょう。
1位:サークル・部活・インカレ|33.3%
実際に恋人に出会った場所として1位だったのが、サークルや部活です。全体の30%以上の大学生が、サークルや部活で出会っていました。
サークルや部活は毎日のように顔を合わせるうえ、同じ目標に向かって一体感が生まれるため、恋愛に発展するチャンスがある場所です。とくに男女比が同じくらいのサークルや部活に所属すれば、男子部員だらけの体育会系に比べて恋人が見つかりやすいはず。
また自分の大学のサークルだけでなく、複数の大学が参加するインカレに入るのも効果的です。インカレなら普段は接点のない他大生と交流でき、人間関係も広がるでしょう。とくに工業大学に通う男子学生や女子大に通う女子学生は、インカレに所属すれば恋人が見つかる可能性はグッと高まります。
大学4年生・男性の口コミ
大学1年生のとき、サークルの先輩と付き合うことになりました。きっかけは自分の一目惚れで、猛アタックしました。
2位:アルバイト|16.7%
職場ならではの連帯感が生まれるアルバイトも、大学生の出会いの場としては定番です。
仕事中に互いにフォローし合ったり、休憩中に世間話をしたりと、恋愛感情が芽生えるきっかけがたくさんあります。またさまざまな職場を体験したり、実際にお金を稼いだり、社会人の経験を積めるのもアルバイトならではのメリットです。
アルバイト先を探すときは、居酒屋やファミレスのように男女比が同程度の職場を選ぶのがポイントです。
たとえば男性が引っ越しバイト、女性がカフェバイトを選ぶと、同性ばかりで出会いのチャンスは減ります。
大学4年生・男性の口コミ
アルバイト先で後輩の別の大学の子と付き合いました。友人にもそういった方が多いです。大学生がアルバイトを選ぶときは、お金だけでなく「出会いを求めて」という人も多いと思います。
3位:ゼミ・少人数の授業|14.6%
ゼミや少人数の授業なら、グループワークを通して異性と仲良くなれる可能性があります。
とくにゼミは価値観や興味の近い人が集まるため、気の合う恋人を見つけるきっかけが生まれやすい環境ですね。またわざわざ出会いの場におもむくのではなく、自然に出会いたい大学生にも適します。
一方で大人数の講義では、気になる人がいても実際に接点が生まれる機会は多くありません。気になる人と話せたり、必要に応じて連絡先を交換できるチャンスがあったりするのは、少人数の授業ならではのメリットです。
大学2年生・男性の口コミ
グループワークを行う授業で、毎回顔を合わせているうちに仲良くなり、そのまま恋仲に発展するパターンがありました。
4位:同窓会や成人式|10.4%
「大学に全然出会いがない」と感じる方は、高校時代を振り返るのもおすすめです。
高校時代はとくに意識しなかった友達でも、成人式や同窓会で再会したことをきっかけに交際に発展するケースが意外と少なくありません。
高校時代からの友人なら、互いの性格や素性をよく知っており、初対面の人よりも距離を縮めやすいのもポイントです。
また大学デビューで一気にかっこよく(かわいく)なる人もいるため、昔好きだった人との恋を咲かせられる可能性もあります。
大学2年生・女性の口コミ
同窓会は出会いがあると思います。高校の時から付き合って、そのまま続いているという人も多いです。
5位:マッチングアプリ|8.3%
20~30代の利用者が多いマッチングアプリは、大学生の気軽な出会いの場としてもおすすめ。マッチングアプリは男性が有料の場合が多く、本気で恋愛したい人が集まるため恋愛に発展しやすい方法です。
ただ、とくに女性の場合「マッチングアプリを使うことに抵抗がある」「マッチングアプリはなんとなく怖い」と考える人もいるでしょう。しかし各アプリでは、24時間体制で監視を行うことが多く、悪質な業者が利用できないようセキュリティ面を強化しています。
また中には「スポーツが好きな人」のようにテーマ性のあるマッチングアプリもあります。同じ趣味の恋人が見つかれば、休暇の過ごし方も豊かになるでしょう。
大学3年生・女性の口コミ
マッチングアプリを使った出会いが多いと感じます。いま恋人がいる友達の多くは、大学入学前からの恋人と付き合っているか、マッチングアプリで知り合った人と付き合っている人ばかりです。
6位:インスタなどのSNS|6.3%
インスタやTwitterなどのSNSを通じ、恋愛やデートに発展するケースもあります。
SNSなら自宅にいながらいつでも恋人探しができ、費用もかかりません。なかなか外出できない状況でも、出会いの場として活用しやすいのはメリットです。
ただしSNSには本人確認がありませんから、マッチングアプリと比べて悪質な利用者が多いのはデメリットです。DMで連絡を取る際は、過去の投稿、フォロワー数、顔写真をあらかじめチェックするなど、自衛しながら利用してください。
大学3年生・女性の口コミ
今の彼氏とはSNSで話して仲良くなり、その後実際に会いました。元々彼氏の幼なじみと私は高校が一緒で、そのつながりでフォローがきて話すようになり、最終的に付き合うにいたりました。
7位:合コン・街コン|6.3%
合コンや街コンは、真剣に恋人を探す人が集まりやすい出会いの場です。
合コンなら友人が幹事をつとめるケースが多いため、トラブルに巻き込まれるリスクが低いのがメリット。
街コンなどの出会いのイベントに参加すれば社会人と出会えますし、大学生は若いだけでモテます。出会うきっかけを幅広く作るには街コンがピッタリですね。参加者と1対1で会話する機会も多く、自分からは声をかけられないシャイな人にもおすすめです。
大学3年生・男性の口コミ
合コンやグループで遊びに行く機会などがあり、それをきっかけに仲良くなり交際がスタートするパターンが多いです。
大学生におすすめのその他の出会いの場
アンケートには回答がありませんでしたが、大学生におすすめの出会いの場はまだまだあります。
ここでは出会いを求める大学生に足を運んでほしい場を、5つに厳選して紹介します。
合宿免許
合宿免許も大学生におすすめの出会いの場。合宿免許は車の免許を取るための集中講座で、イベント感覚を味わえるため多くの大学生がこぞって参加します。
合宿免許では泊まり込みでカリキュラムを受講するため、他の参加者と自然と交流する機会が生まれます。たとえば食事付きプランを選べば、新たな出会いのチャンスを広げられるでしょう。
合宿免許で出会いを探すコツは、グループではなく一人で参加すること。グループで参加するとどうしても身内で固まるため、他の方からすると話しかけづらくなります。
大学生にとって、ワイワイと合宿免許に参加したい気持ちもあるでしょうが、出会いに期待するなら、一人での参加をおすすめします。
就活、インターンシップ
とくに大学生3年から4年生におすすめの出会いの場は、就活やインターンシップ。
もし就職したい業界が決まっている場合、セミナーや企業説明会で何度か顔を合わせる方もいるでしょう。いつしか顔見知りになり、グループワークなどがきっかけで出会いに発展することもあります。
また大学生活を送りながら実務経験を積めるインターンシップでは、チームメンバーと協力する機会が生まれます。同時にインターンシップに参加する大学生はもちろん、社員との出会いにも期待できるかもしれません。
もちろん出会い目的ばかりが先行してはいけませんが、就活やインターンシップも大学生にとっては出会いが期待できる場のひとつです。
ボランティア活動
ボランティア活動も、大学生におすすめの出会いの場。就職活動の一環としてボランティア活動に参加する大学生も多く、同年代との出会いを期待できる穴場のひとつです。
ボランティア活動で出会いを探すメリットは、他人のために行動できる人と知り合えること。ボランティアは社会貢献の場ですから、参加する方は「人の役に立ちたい」と考えるケースがほとんどです。
もちろん中には「就活のために仕方なく参加した」という大学生も一定数いるでしょう。しかし「どうしてボランティアに参加したんですか?」と対話をくり返せば、本音は見えてくるもの。
誰かのために時間を使える方との出会いを期待したい大学生は、ボランティア活動に取り組んでみてください。
留学
在学中に留学する場合、留学先でも出会える可能性があります。
留学生同士で定期的にパーティーを開くなどイベントも多く、性別や国籍関係なく出会いが豊富です。
特に異国の地では人恋しい気持ちになりやすいため、日本人留学生と日本語で話せるだけで安心感があり、恋愛に発展しやすいのです。
留学にはお金がかかるため全員におすすめできる方法ではありませんが、行ける機会がある方は積極的にコミュニティに参加して友人を増やしていきましょう。
友人の紹介
大学に入ると同じゼミやサークル仲間など、必然的に交友関係が広がります。その交友関係を活かして、友人からの紹介で出会うこともおすすめです。
友人からの紹介だと、事前にどういう人なのか聞くことができて安心できるほか、共通の話題があるため仲良くなりやすいというメリットがあります。
ポイントは「恋人がいなくて出会いが欲しい」ということを周りに伝えておくこと。ふとした時に友人が「この人なら気が合いそう!」と思う相手を紹介してくれるかもしれません。
大学生が出会うコツ・方法を解説
いざ気になる異性が現れたとしても「どうやってアプローチしたらいいかわからない」と悩みますよね。
大学生なら恋愛経験が少なくて当然ですし、また奥手なこと、理想が高いことも原因です。
まずは出会いの必修科目として、下記4点を実践してください。
- 受け身の姿勢は捨て、積極的にアプローチする
- 出会いのチャンスを逃さないため、理想を高く持ちすぎない
- 身だしなみにも常に注意が必要
- 友達や知り合いにも協力をあおぐ
まずは恋人をつくるうえでの心得を身につけ、出会いのきっかけを逃さないのがおすすめです。
受け身の姿勢は捨て、積極的にアプローチする
恋愛に奥手な人は、その分恋人ができるチャンスが減ります。大学生のうちなら多少失敗したって問題ありませんから、アグレッシブにいくのがおすすめです。
「そのうち話しかけてくれるだろう」「いつか話す機会ができるだろう」と考える間に、相手が恋人を作るかもしれません。
恋人を作るには、まずは実際に行動に移すのが肝心です。「引かれたらどうしよう」などの恥じらいは捨て、気になる人には積極的にアプローチするのがおすすめです。
出会いのチャンスを逃さないため、理想を高く持ちすぎない
恋人ができにくい人の特徴は、理想が高すぎる点です。理想が高ければ、当然ながら恋愛対象になりえる人も限られ、自ら出会いのチャンスを逃します。
もちろん「こんな人がいい」と理想の異性をイメージしておくことは大切です。しかし一つでも当てはまらなくても、恋愛対象から外してはいけません。
譲れないものとあればいいなと思うものを区別し、恋愛対象をできるだけ広げるのが大切です。
身だしなみにも常に注意が必要
出会いの瞬間は、いつ訪れるか誰にもわかりません。
とくに大学生なら日常に出会いのチャンスがあるため、気になる人を見つけたらアプローチできるよう、常に身だしなみや自分磨きを怠らないのが必要です。
男性なら清潔感のある髪型にする、女性ならメイクを手抜きしないなど、日頃の意識で恋人ができる可能性を上げましょう。
友達や知り合いにも協力をあおぐ
もし出会いを探すのなら、友人や知り合いにも出会いを探しているとはっきり伝えておくのがおすすめです。
ただ大学生活を送るだけでは、なかなか出会いに恵まれづらいからこそ、出会いのチャンスを少しでも広げたいところ。
友人の友人を紹介してくれたり合コンをセッティングしてくれたりと、出会いの機会が広がるでしょう。
「ガツガツしていると思われたら不安だな……」と思うかもしれませんが、大学生なら恋活に興味を持つのは自然なこと。仲のいい友人だけで構いませんから、出会いを求めていることを伝えてください。
大学生の今だから、出会いの場に飛び込んでみて!
大学生活は意外と出会いが少ないもので、ただ待つだけではなかなか出会いのチャンスは訪れません。
まずは自分から積極的に動くことを意識し、いつ出会いがあってもいいように身だしなみに気を配るのがおすすめです。
恋人ができれば夏休みやクリスマスなどのイベントを共に過ごせるなど、思い描いたリア充な大学生活に近づきます。また今までなんとなく退屈だった日常も、一気に楽しくなるでしょう。
ぜひ当記事で紹介した内容を実践し、華のキャンパスライフを手にしましょう。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部