「恋人から束縛されているのではないか」と悩んだり「自分の行動は相手を束縛してしまっているのか」と不安になったりすることもありますよね。
本記事では、束縛の基準や束縛してしまう心理、その対処法を紹介します。
自分が当てはまっていないか、恋人からの束縛と上手に付き合うにはどうするべきか、ぜひ参考にしてください。
恋愛における束縛の意味

束縛とは相手の行動を制限して行動の自由を奪うことを指します。
恋愛においては「周囲の人との交流を制限」「相手のすべての行動を報告させる」「頻繁に連絡させる」など、恋人を独占しようとすることを指します。
たとえば、恋人の異性の友人に対して嫉妬したり、自分との予定を優先するよう求めたりすることが挙げられます。
どこからが束縛になる?
束縛の行動は、相手が行動を制限されて嫌な気持ちを抱いた時点で該当します。
結局のところ、恋人との心地良い距離感は人それぞれです。
カップルの間で愛情の温度差や価値観のズレが大きくなってくると、一方的な束縛につながってしまいます。
お互いに尊重して心地良い関係性を築いていくことが理想ですね。
束縛する人の特徴8選

ここでは、束縛する人の特徴や行動について解説します。
束縛する人の特徴8選
- ずっと一緒にいようとする
- なにかと浮気を疑う
- 返信が遅いと不機嫌になる
- 恋人のスケジュールを把握したがる
- 周囲から孤立させようとする
- スマホをチェックする
- 自分の思い通りにいかないと怒る
- 相手の一番になりたがる
ずっと一緒にいようとする
束縛する人は、人一倍寂しがり屋な特徴があるためずっと一緒にいようとします。
一緒にいないときは寂しさを埋めるために電話やLINEで常に連絡を取りたがるでしょう。
相手の都合を考えずに自分の要求を押し通すのが束縛する人の特徴です。
なにかと浮気を疑う
束縛する人は、すぐに浮気を疑う特徴があります。
仲の良い友人や同僚との飲み会に参加するだけでも、不安になり浮気を疑われるでしょう。
また、SNSで異性とつながっているだけでも不安で相手を問い詰めてしまいます。
他の人に取られたくないという独占欲が強くなり、浮気を疑いやすくなってしまうのです。
返信が遅いと不機嫌になる
束縛をする人は返信が遅いと不機嫌になる傾向があります。
仕事や用事があってなかなか返事が返せないこともありますよね。
しかし、束縛する人は「なんで返事が遅かったの」と問い詰めたり、追いLINEをしたりします。
自分のことを第一優先にしてもらえないと、すぐ不安になるのです。
恋人のスケジュールを把握したがる
束縛する人は、恋人が今何をしているのかをすべて把握したがります。
「誰と」「どこに」「何時に帰るのか」など、相手の行動を知ることで自分を安心させようとするのです。
恋人からすると監視されているような居心地の悪さを感じてしまうでしょう。
周囲から孤立させようとする
束縛する人は、恋人を周りから孤立させて独占しようとします。
異性だけではなく、同性の友だちとも縁を切らせようとするのです。
その理由としては、自分といる時間を増やすためだったり依存させるためだったりします。
スマホをチェックする
束縛する人はスマホをチェックする癖があります。
誰と交流しているのか、浮気していないか逐一チェックしないと不安でたまらないのです。
恋人が寝ているときやお風呂に入っているときにチェックする人もいるため、気づかない人もいます。
自分の思い通りにいかないと怒る
束縛する人は、自分の思い通りの行動をしてくれないと「私のこと好きじゃないの」「なんでそんなことするの」と怒ってしまいます。
恋人の都合はお構いなしに、自分の気持ちを第一優先で行動してしまうのです。
そうなると恋人は機嫌を取るようになり、次第に疲れてしまって別れを決意することも。
相手の一番になりたがる
恋人にとって自分が一番になりたい欲が強いのも束縛する人の特徴のひとつです。
仕事で忙しくて会える時間が少ないときや友人や家族と過ごすことが多いと「なんで?私は大切じゃないの?」と問い詰めます。
恋人を好きなことには変わりないのに、疑われると悲しくなってしまいますよね。
なぜ恋人を束縛するの?束縛する人の心理

束縛の意味合いを理解したとき、なぜ大切な恋人を束縛するのか疑問に思いますよね。
ここでは、恋人に対して束縛する理由について解説します。
なぜ恋人を束縛するの?束縛する人の心理
- 自分に自信がない
- 過去に浮気された経験があり不安
- 裏切られたくない
- 他の人に奪われたくない
- 相手に依存している
- 夢中になれる趣味がない
自分に自信がない
恋人を束縛する人は、自分に自信がない傾向にあります。
「相手が自分から離れてしまうのではないか」「自分のことを好きでいてもらえるはずがない」という不安と恐怖から、束縛に走る場合もあります。
自分に自信がなく、自己肯定感が低い恋人には日頃からコミュニケーションを大切にして安心させてあげる必要があります。
過去に浮気された経験があり不安
過去に恋人に浮気をされたことがあると、それがトラウマになってしまう場合があります。
もう二度とつらい思いをしたくないと過度な疑心暗鬼になってしまうことも。
何か不安なことがあるのか、どんな気持ちでいるのか話を聞くことで不安を解消させられるかもしれません。
裏切られたくない
信じている相手に裏切られたくないという気持ちから、少しでも不安なことがあると束縛に走ってしまうことも。
また、過去に人から裏切られたトラウマがあると少しのことでも相手に対して不信感を抱いてしまいます。
束縛されているかもと思ったら、どうしたら信用してもらえるのか話を聞いてみることも良いでしょう。
他の人に奪われたくない
恋人をとても魅力的に感じている人ほど「他の人に奪われるのでは」と不安に思ってしまいます。
他の人に取られるかもしれない恐怖感と自分の自信のなさも重なって相手を束縛してしまうのです。
異性と関わる機会がある場合「ただの友人だから安心してね」など事前に伝えておくといいかもしれません。
相手に依存している
寂しがり屋な人や恋人との時間以外で楽しみがない人は、相手に依存する傾向にあります。
依存してしまうと相手を失いたくない気持ちが大きくなり、常に一緒にいないと不安に感じてしまいます。
趣味や友人との時間を過ごすことも許されない場合は、かなり束縛気質だといえます。
夢中になれる趣味がない
夢中になれる趣味がないと、より一層恋人にのめり込んでしまいます。
自分は恋人のために時間を作っているのに、恋人が自分以外の人と遊んでいると置いていかれているような寂しい気持ちになります。
恋人に趣味がなさそうであれば、一緒に探してみるのもいいかもしれません。
恋人から束縛されたときの対処法

では、恋人から束縛されたときはどう対応したら良いのでしょうか。ここでは対処方法を説明します。
恋人から束縛されたときの対処法
- 愛情表現をたくさんする
- 相手を褒めて自信をつける
- 予定を事前に共有しておく
- 不安を感じさせないようこまめに連絡する
- 話し合ってルールを決める
愛情表現をたくさんする
「好きだよ」と言葉で表現することも大切ですが、スキンシップも重要です。
束縛する人は、恋人から愛されていないのではという不安が大きいため愛情表現はきちんとしましょう。
キスやハグなどがあると、相手は愛されていることを実感できて安心させることができます。
相手を褒めて自信をつける
束縛する人は自分に自信がない傾向にあるため、たくさん褒めて自信をつけさせましょう。
自己肯定感があがると、心に余裕ができます。そうすると視野が広がり、恋人だけではなく友達や趣味などに目を向けられます。
「自分には恋人だけ」という認識からも抜け出せるかもしれません。
予定を事前に共有しておく
恋人と「この日は〇〇と遊びに行く」など事前に予定を共有しておくと良いでしょう。
会いたいけどこの日はこんな予定があると恋人に伝えておくことは、とても大切です。
不安を取り除くと同時に「自分のことを気にかけてくれている」と安心させることができます。
不安を感じさせないようこまめに連絡する
LINEなどの連絡をこまめにすることで、相手を安心させることができます。
数日に一回などの連絡だと「何してたんだろう」と相手の不安が増幅して束縛が激しくなってしまいます。
携帯を見ない日はないので、手が空いているときなどに返信してあげましょう。
話し合ってルールを決める
恋人と話し合ってルールを決めておくこともおすすめです。
誕生日や記念日は一緒に過ごす、一日一回は連絡する、週に一回は会う日を作るなどを話し合っておきましょう。
ルールを共有することで、自分も相手も納得し安心して過ごすことができます。
お互いを尊重しながら心地良い関係を築こう
束縛をしてしまう原因は、恋人が離れてしまうのではないかという不安が大きくなることにあります。
どこからが束縛になるのかはカップルによって基準が異なり、一概にはいえません。
ただし、相手が不快に思ったり違和感を感じたりするとその時点で束縛になってしまいます。
恋人関係を良好に続けるには、ちょうど良い距離感が大切です。
お互いに尊重しながら心地良い関係性を築いていけるよう恋人と向き合っていきましょう。