子どもの頃は、挨拶でしかなかった手を振る行為。何気ない動作ゆえ、手を振ることについて向き合うことなどないかもしれません。
ですが、大人になり、ふとした瞬間に意識することがありませんか?
たとえば、気になる異性が別れ際に手を振ってきたとき。「どうして手を振られたのだろう」と疑問に思う方は少なくありません。
そこで今回は、意外と奥が深い「手を振る恋愛心理学」についてお届けします。
目次
人が手を振るのは相手に本心を明かすため
大きく手を振ってみたり、さり気なく胸元で手を振ってみたり……手を振ると言ってもさまざまな振り方があります。
どの振り方でも共通しているのは”相手に手のひらを見せている”ということ。
よく、手のうちを明かすなんていいますよね? まさにそれです。
相手に積極的に手のひらを見せるということ。それは、相手に本心を見せてもいいという気持ちの表れなのです。
手を振る男性の心理とは
男性が手を振る心理は、無自覚な好意の表れといわれています。
手の振り方などの細かいことは関係なく、手を振る行為自体が特別なものだと考えて良いでしょう。
男性が女性に手を振る際の、具体的な心理をご紹介します。
親近感がある
相手の女性に対して親近感がある男性は、無意識に手を振るといわれています。
たとえば男性同士や友人と思っている相手であれば、片手をあげて「じゃっ」と挨拶するくらいで、なかなか手は振りません。
手を振っているのは、他の女性よりも特別な存在だと思っているからかもしれません。
好印象を持ってもらいたい
気になる女性には好印象を持ってもらいたいもの。
「男性として印象に残りたい」という気持ちから、手を振るという行動に移ることがあります。
また、自分から手を振れば、条件反射で女性も手を振り返してくれるかもしれない。手を振り返す姿を見たいがために、手を振るなんてこともあるのです。
離れたくない
それまで楽しい時間を過ごしていたのに、さよならしなければならない。そんなとき、離れたくないという名残惜しさから手を振ることもあります。
無意識だったとしても、心の奥底では「もっと一緒にいたい」という気持ちがあるのかもしれません。
手を振る女性の心理とは
気になる女性から手を振られたら「脈ありなのでは?」と期待してしまいますよね。
しかし、女性の場合は必ずしも好意があるとは限りません。
ここでは、手を振る女性の心理について解説します。
ただの挨拶
女性は男性に比べて日常的に手を振ることがあります。
友人との待ち合わせで「おはよう」別れ際には「またね」というように、コミュニケーションの一環で手を振ります。
友人にも恋人にも単なる挨拶の意味で行う場合もあるため、特別な感情があるとは判断しにくいかもしれません。
可愛いと思われたい
なかには、周囲に可愛いと思われたいという心理で手を振る女性もいます。
笑顔で可愛らしく手を振る仕草は、周囲の男性から「可愛い」と見られることをわかっているのです。
この場合の女性は、周囲から認められたい、モテたいという心理が強いため、相手に対して好意があるとは限りません。
相手に好意がある
相手に好意がある場合、何かしらの形でアピールしたいと考え、手を振ることがあります。
好意がある相手には嬉しそうな表情だったり、恥ずかしそうな素振りを見せたりするため、女性の表情にも注目しましょう。
女性から別れ際に笑顔で手を振られたら、脈ありだと捉えていいかもしれません。
会ったときの手の振り方でわかる心理
女性が男性と会ったときに手を振る場合、その手の位置やアクションによって、少しずつ違った心理が読み取れます。
会ったときに手を振る女性の心理をご紹介します。
大きく手を振る=あなたに会えて嬉しい
会ったときに女性が大きく手を振るのは、「あなたに会えて嬉しい」という気持ちの表れです。
また「ここにいるよ!」と自分の存在をアピールしている場合もあります。
どちらにしても、あなたに会えた喜びや嬉しい気持ちを大きい手の振りで表しているのです。
この振り方をする女性の多くは、自分の気持ちをストレートに表現するタイプ。
人混みなどでは少々気恥ずかしいかもしれませんが、あなたに対して多少なりとも好意があると言えます。
顔の横で手を振る=気楽な関係がいい
会ったときに女性が顔の横で手を振るのは「気楽な関係がいい」という気持ちの表れです。特に深い意味がない、単なる挨拶の場合にしがちな手の振り方です。
友達など気の知れた相手や、好意を持っていたとしても今の関係より進むことを望まない相手などに手を振るときは、顔の横で手を振ります。
顔の横は、手を振るのに一番自然な位置で、ごく自然なこと。
無意識に手を振っていることもあるでしょう。
顔の下で手を振る=好意を隠したい
会ったときに顔の下で手を振るのは「好意を隠したい」という心理が働いています。
好きな人に会えて嬉しいものの「恥ずかしい」「この思いを明かしたくない」という気持ちが強く、照れ隠しでこのような振り方になってしまいます。
この振り方をする女性は、恥ずかしがり屋で普段から気持ちを素直に表すのが苦手。
恥ずかしがりじゃない女性でも、好きな相手の前だと恥ずかしさが先行してしまって、こんな手の振り方になることもあり得ます。
別れ際の手の振り方でわかる心理
女性が別れ際に手を振る場合、ここでも手の振り方によって細かい心理が読み取れます。
大きくずっと手を振る=名残惜しい
楽しい時間を過ごした後の別れ際、名残惜しくてずっと大きく手を振ることがあります。
女性がずっと手を振りながら「またね」と声をかけてきたら、名残惜しいんだと思って正解です。
ただし名残惜しくて手を振っている女性は、恋人や友人、好意のある相手なら同じように手を振る傾向にあります。必ずしも好意があるとは限らないため、注意は必要です。
とはいえ、嫌いな相手にずっと手を振ることはありません。恋心とは別として、好かれていることは間違いないと考えて良いでしょう。
顔の横で手を振る=特になんとも思っていない
別れ際、顔の横で手を振るのは「特になんとも思っていない相手」に対する心理かもしれません。会った時と同様、ただの挨拶で手を振っていると考えた方が良いでしょう。
また、人によっては嫌いな人と早く別れたいから手を振ることもあります。
手を振っておけば早くその場から立ち去るだろうという心理が働いており、その場合も顔の横で手を振ります。
振り返った時にすぐに手を振るのをやめていたり、目を合わせてもくれない場合、残念ながら好印象を持たれているとは言えません。
顔の下で手を振る=もっと一緒にいたい
別れ際、顔の下で手を振る女性には「もっと一緒にいたい」という心理があります。
本当はもっと一緒にいたいけれど、思いを伝えられない。そんな葛藤の中で手を振っており、手の位置が低くなってしまいがちです。別れるのが嫌で、自然と手の位置が低くなってしまうこともあります。
また顔の下で手を振る女性は、周囲の目を気にしている可能性も。周囲に自分の気持ちを気づかれたくない場合も、顔より下でこっそりと手を振ることがあります。
別れ際に女性が顔の下で手を振っていたら、好意の表れだと判断しても良いでしょう。
手を振る心理を理解して距離を縮めよう
手を振るという行動は、相手に「手のうちをあかす」という心理です。
相手に本心を明かしていいという気持ちの表れでもあり、その相手に好意があるからこその行動です。
男性は、親近感がある相手にはただただ無意識に手を振ることが多く、その動作はシンプルです。
一方で女性が手を振る心理は、男性が思っている以上に様々。手の振り方で女性の深層心理が読み取れます。
相手のちょっとしたサインを見逃さずに、ぜひ楽しい恋愛をしていって下さいね。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部