やたらと距離感が近かったり、優しかったり。どうも自分に気があるように思わせる態度をとる人はいませんか?
気があるように見えるものの、そこまで決定的な言動があるわけでもなく、はっきりしてほしくてモヤモヤしてしまいますよね。
そこでこの記事では、なぜ思わせぶりな態度をとるのか、思わせぶりな態度にはどのようなものがあるのかを解説します。
また、合わせて思わせぶりな態度をとる人の本気度を見抜く方法や対処の仕方も紹介するので、あなたに思わせぶりな態度をとる人への参考にしてくださいね。
目次
思わせぶりとは
思わせぶりとは、相手に期待をさせるような態度や言動のことを意味します。
異性関係に限定すると、異性に気があるような素振りを見せて「ひょっとしたら自分に好意があるのではないか」と思わせてしまう態度のことです。
しかし、思わせぶりな態度をとっているにも関わらず、いざこちらから告白したら断られてしまうことも。
思わせぶりな態度にもさまざまな理由があり、そこに好意があるとは限らないのです。
本当に好意があるのか、そんなつもりは全くないのかを見極められないなら、思わせぶりな態度をとる相手に本気にならないように気をつけましょう。
思わせぶりな態度の具体例
思わせぶりな態度と一口にいっても、人によってさまざまなものがあります。なかには少したちが悪い、注意が必要なものもあります。
ここでは、思わせぶりな態度の具体例を紹介します。
褒める
思わせぶりな態度の具体例として、まず褒めることが挙げられます。自然に褒めるため、相手が好意と勘違いしてしまうのです。
たとえば、男性なら「可愛いね」「優しいね」女性なら「かっこいいね」「センス良いね」などと、サラッと言ってきます。
特に他人から褒められ慣れていない場合、勘違いするだけではなくドキッとして好意を持ってしまうことも。
しかし、単に思ったことをすぐ口にする人である場合もあるため要注意です。
優しすぎる
あなたに対して優しすぎるのも、思わせぶりな態度をとる人の特徴です。
ちょっとした優しさなら「優しい人なんだな」と思って終わりですが、度を越した優しさを感じると好意に受けとってしまいます。
- ものすごく親身になって相談に乗ってくれた
- 「よく見てるな」と思うほど、いつも細かな気遣いをしてくれる
- ちょっとした体調の悪さに気づいて、とても心配してくれる
このような、まるで恋人に接するかのような優しさを見せてきます。
しかし、これもまた純粋にとても優しいだけということもあるため注意しましょう。
好意をほのめかす発言をする
好意をほのめかす発言をするのは、思わせぶりな態度の代表格です。好意にとられてもおかしくない発言をするため、勘違いが生まれてしまいます。
- 「あなたが彼氏(彼女)だったら楽しいだろうな」
- 「彼氏(彼女)が羨ましいな」
- 「結婚するならあなたみたいな人が良いな」
こうした、あからさまな発言で異性を翻弄します。
少なくとも好意的ではあるものの、付き合いたいとまで思っているかはわからないため、鵜呑みにするのは危険です。
デートに誘う・OKする
デートに誘ったり、デートの誘いをOKしたりするのも思わせぶりな態度にとられることがあります。
「みんなで遊びに行こう」ではなく「二人で遊びにいこう」と誘うため、好意があるのではないかと思わせてしまうのです。
逆に、意を決して誘ったデートを二つ返事でOKすることも、同様に好意に受け取られやすいといえます。
これは、異性と二人きりで遊びに行くことへの捉え方の違いによって生まれるもので、単に気の合う友達と遊びに行きたいだけのことも十分あり得るのです。
恋人が欲しいことをアピールする
恋人が欲しいことをアピールするのも、思わせぶりな態度のひとつです。
ポイントはアピールの内容。思わせぶりな人は「恋人が欲しいから誰か紹介して」ではなく、ただ「恋人が欲しい」ということだけをアピールしてきます。
もっと思わせぶりになると「付き合っちゃう?」などと冗談めかして言ってくるため、思わずドキッとしてしまいます。
こんなことを好意がある相手に言われたら、意識するなという方が無理な話ですよね。
恋人の有無を聞いてくる
恋人の有無を聞くのも、思わせぶりな態度といえます。
「恋人がいるか知りたいなんて、ひょっとして自分のこと好きなのかな?」と思ってしまうのです。プライベートに踏み込む質問でもあるため、余計に気になってしまいます。
ただし、興味本位で聞いているだけ、好意を持っている友達の代わりに探りを入れているだけということもあるため、真意を見抜くことが重要です。
特別な用事がないのに頻繁に連絡してくる
特別な用事があるわけでもないのに頻繁に連絡することも、思わせぶりな行動です。
嫌いな相手に用もないのに連絡してくることはないため「連絡頻度=好意」と受け取られるからです。
特に、連絡がマメではない人から頻繁に連絡をもらった場合、好意と結びつけやすい傾向にあります。
ただし、女性の連絡頻度が多い場合は、寂しさを紛らわせるための行為であることも少なくありません。
ボディタッチが多い・距離感が近い
思わせぶりな行動のひとつに、ボディタッチが多い・距離感が近いというものがあります。
人にはそれぞれパーソナルスペースがあるため、距離感が近いとそれだけ気を許していると感じるからです。
また、人の体に触れるという行為は仲が良い相手にしかしない人が多いため、より好意を持っているのではないかと感じやすくなります。
一方で、もともと距離感が近い相手である場合は、ただのノリであることが多いのを覚えておきましょう。
思わせぶりな態度をとる心理
思わせぶりな態度には、さまざまなものがあることがわかりました。
では、なぜ人は思わせぶりな態度をとるのでしょうか?意図しているものから意図していないもの、そこにはさまざまな理由があるのです。
ここでは、思わせぶりな態度をとる心理について解説します。
脈ありか判断している
思わせぶりな態度をとる人は、相手が自分に脈ありかを判断していることがあります。
好意を持っているものの告白する勇気がないため、わざと思わせぶりな態度をとることで相手の反応を見て判断材料にするのです。
友人関係にあり普段から仲が良いものの、それが友人としての好意なのか異性としての好意なのかを見極めようとする場合などによく見られます。
アプローチしている
思わせぶりな態度をとってくる理由として、アプローチをしている場合もあります。自分を好きになってもらいたいという気持ちから、ついつい思わせぶりな態度になってしまうのです。
これは、それほど好意を持たれていないと思っている場合に多く見られ、まずは自分を恋愛対象として意識させたいという想いが働いています。
人は自分に好意を持っている人を好きになりやすい傾向があるため、理にかなっているともいえる行動です。
ただし、まったく脈のない場合には鬱陶しく感じられ、逆効果になる危険性があります。
モテたい
モテたいという気持ちから、思わせぶりな態度をとってしまう人もいます。
本気の好意があるわけではなく「数を撃てば誰かに響くだろう」という気持ちから思わせぶりな態度をとるのです。
この場合は特定の誰かにではなく、不特定多数の相手に思わせぶりな態度をとる傾向があります。
また、単に異性からチヤホヤされたいという願望から、愛想を振りまいているだけのことも。
どちらにせよ、引っかかってしまうとろくなことにならないため注意しましょう。
弄んで楽しんでいる
人の気持ちを弄んで楽しむために、わざと思わせぶりな態度をとる人もいます。これはかなりたちが悪く、特にモテる自覚がある人に多いパターンです。
好意からではなく、不特定多数の異性からモテる自分に酔っているだけ。また、明らかに自分に好意を寄せている相手に対して、反応を見て楽しんでいることもあります。
もともとモテる人であることが多いため、思わせぶりな態度を鵜呑みにしてハマってしまいがちです。
特に意識せずやっている
他の理由と違い、特に意識せずに思わせぶりな態度をとっている人もいます。
この場合は、何も意識せずとも普段の態度や行いが周りから思わせぶりに見えているだけです。
これもある意味ではたちが悪いパターンで、意識していないため本気なのかそうではないのかの見極めが容易ではありません。
誰にでも優しい人や、人との距離感が近い人に多い傾向があります。
下心がある
下心から思わせぶりな態度をとる人もいます。これは男性に多く見られ、惚れさせた相手に好意をチラつかせて関係を持つことが目的です。
このタイプは思わせぶりな態度はとるものの、決してはっきりと交際を申し込むことはありません。
それどころか、相手から告白されてものらりくらりとはぐらかして、首を縦には振らないという特徴があります。
まさに女性の敵ともいえるタイプなため、最も注意が必要なパターンです。
思わせぶりな態度をとる人の本気度を見抜く方法
思わせぶりな態度をとる人が自分に気があるのかそうではないのかを見抜くことができれば、モヤモヤする気持ちからも開放されるはずです。
そこでここでは、思わせぶりな態度をとる人の本気度を見抜く方法を紹介します。
他の人に対する態度と比べてみる
思わせぶりな態度をとってくる人がいるなら、他の人に対する態度と比べてみましょう。
自分にだけなのであれば、少なくとも何らかの意図があると見て間違いありません。
たとえば、他の人と比べて明らかに優しい、ボディタッチが多いなどの傾向があるなら、特別な好意を持たれている可能性があります。
しかし、他の人にも同じ態度である場合は、あなたに対して特別な好意を抱いている可能性は低いでしょう。八方美人なタイプや単に異性にモテたいだけ、何も考えていないといったところが関の山です。
他の異性の存在を匂わせてみる
思わせぶりな態度をとる人の本気度を見抜きたいなら、他の異性の存在を匂わせてみましょう。
本気であなたのことが好きなら、何かしらの反応はあるはずです。
最近仲良くなった異性の話や異性と出掛けた話などをして、より積極的になったり動揺したりといった反応が見られたなら、あなたのことを本気で想っている可能性があります。
逆に一切の動揺を見せずいつもと変わらず話を聞いているなら、本気である可能性は低いでしょう。
自分に対する発言を思い返してみる
自分に対する発言を思い返してみることでも、思わせぶりな人の本気さを測れます。
容姿など、誰の目にも明らかなことばかり褒めてくるようなら、本気である可能性は高くありません。
逆に内面など、一見しただけではわからないことを褒めてくる人は、あなたのことをしっかりと見ている証拠です。
また、同じ外見を褒める場合でも、ちょっとした髪型の変化などを褒めてくるなら、普段からよく見ているといえます。
誰にでも褒められることか、よく見ていなければ褒められないことかをよく考えてみましょう。
誘いの内容を精査してみる
二人きりで出かける誘いをしてくるなら、誘いの内容を精査してみましょう。
本気の相手を誘う場合、最も重要なのは誘いを受けてもらって二人の時間を過ごすことです。
本気のお誘いであれば「暇な日にでも食事に行かない?」「いつなら行ける?」などと、相手の予定に合わせようとするはずです。
しかし、本気でない場合は「これからご飯でも行かない?」「この日空いてる?」というように、相手を自分の予定に合わせようとする傾向にあります。
また、終電の時間をきちんと考えてくれたり、自分の好みに合わせたお店を予約してくれたりするなら、本気の可能性が高いでしょう。
本気じゃないのに思わせぶりな態度をとる人への対処法
本気じゃないのに思わせぶりな態度をとってくる人は、はっきりいって百害あって一利なしです。まともに関わっても良いことなどありません。
そこでここでは、本気じゃないのに思わせぶりな態度をとってくる人への対処法を解説します。
相手にしない
思わせぶりな態度をとってくる人に対して全く恋愛感情がないなら、相手にしないのが一番です。
友人は友人、同僚は同僚と、これまでと変わらずに接するように心がけましょう。
何かしらの意図があって思わせぶりな態度をとっているなら、あなたに全く反応が見られなければそのうち諦めます。
あまりにしつこいようなら、多少冷たくすることによって態度で気持ちを伝えることができます。ただし、冷たくしすぎて関係に亀裂が入らないように注意しましょう。
はっきり伝える
思わせぶりな態度を取り続けてくる相手には、はっきり伝えるのも有効です。特に、相手にしないようにしているにも関わらず、それでもやめない相手にははっきり伝えなければ伝わりません。
アプローチをグイグイしてくるような相手なら、こちらにその気がないことをはっきり伝えれば流石にやめてくれるはず。
はっきり言うのが苦手なら、他に好きな人がいることを匂わせ、今は恋人が欲しくないなど間接的に伝えるようにしてみましょう。
同じ態度をやり返す
自覚なく思わせぶりな態度をとっている人には、同じ態度をやり返してどんな気持ちになるのかわかってもらうのがおすすめです。
客観的に振り返ることで、自分の行いを顧みる機会になります。こちらのモヤモヤした気持ちを理解してもらい、態度を改めるきっかけにしてもらいましょう。
ただし、あまりやりすぎると好意を持たれ、トラブルの原因になるリスクもあります。適度な距離を保ちながら、好意を持たれないように細心の注意を払いましょう。
思わせぶりな態度をとる人の心理を見抜いて適切に対処しよう
この記事では、思わせぶりな態度をとる人の心理や対処法について解説しました。
こちらへの好意から、ついつい思わせぶりな態度になってしまうのなら仕方ありませんが、好意がないにも関わらずそういった態度をとるのは迷惑でしかありません。
また、心理を理解して本気度を見抜けば、モヤモヤした気持ちを解消することもできます。
この記事を参考にして、思わせぶりな態度をとる人へ正しく対処してくださいね。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部