「復縁するには冷却期間が必要って本当?」「冷却期間ってどのくらい必要なの?」
別れてしまった元恋人と復縁を望む場合、冷却期間が必要なのか悩んでしまいますよね。
また、冷却期間を置くことで何が変わるのかは、あまり明確に知られていないのではないでしょうか。
本記事では、冷却期間を置くメリット・デメリットから、必要とされる期間まで詳しく解説します。
冷却期間を有意義に過ごすための方法にも触れていくので、ぜひ参考にしてください。
目次
「冷却期間」とは?
まずは冷却期間という言葉の定義と、なぜ冷却期間が必要なのかという理由について解説します。
冷却期間の定義
冷却期間とは文字どおり、気持ちを冷却するために相手と距離を置く期間を指します。
恋人と別れた後、すぐに何事もなかったように接するのは難しいですよね。
別れの原因によっては、顔を見ることすら嫌だと感じるケースも考えられます。
このようなときに、無理に接触しようとすれば嫌われるばかりです。そこで、別れた相手と距離を置くべきだとされる期間が「冷却期間」なのです。
冷却期間が必要な理由
冷却期間中は別れたことの悲しみや後悔など、さまざまな感情を落ち着かせる必要があります。
相手と距離を置くことで自身の感情と向き合うことができ、時間が経つにつれて感情も落ち着きを取り戻します。
冷却期間は冷静かつ客観的に、二人の関係性や感情について向き合うことができるのです。
復縁を望むにしても、この冷却期間中に別れの原因や自身の問題点と向き合うことが復縁への準備期間となります。
冷却期間を前向きに捉えて乗り越えることで、復縁につながり二人の絆をより強くしてくれるでしょう。
冷却期間を置くメリット
恋愛における冷却期間を置くメリットは、以下3つが考えられます。
すぐに相手に連絡をしたくなる気持ちもわかりますが、まずは冷却期間の必要性を確認していきましょう。
フラットな気持ちになれる
冷却期間を置くひとつ目のメリットは、フラットな気持ちになれることです。
恋人と別れた直後は、どんな人でも少なからず冷静さを欠いているものです。たとえばケンカ別れなどをすると、しばらくは怒りの感情が残ってしまいますよね。
一方的に相手だけが悪いと思う気持ちも、時間を置けば「自分にも悪いところがあったかもしれない…」と考えられるようになります。
上記のように、怒っていたり悲しんでいたりするときは、なかなか冷静に物事を考えられないものです。
だからこそ、冷却期間を置き、気持ちを落ち着かせることで、フラットな気持ちを取り戻すことができるのです。
相手の気持ちも冷静になる
自分がフラットな気持ちを取り戻せるように、冷却期間を置くことで相手の気持ちも冷静になります。
たとえば、ちょっとした誤解で相手を怒らせて別れ話になった場合などに有効です。
すぐに誤解を解こうとしても、興奮していたり怒っていたりする状態では聞く耳を持ってくれないはずです。少し距離を置くことで相手に冷静さを取り戻してもらえます。
誤解を解きやすくなることはもちろん、場合によっては相手から歩み寄ってくれる可能性もあります。
新しい自分になることも可能
突発的な別れ話ではなく、今までの態度や対応で相手を傷つけて別れてしまった場合も、冷却期間を置くことは有効です。
相手に会わない冷却期間中に、自分を顧みて新しい自分へと変わることができます。
もちろん簡単なことではありません。悪気なく相手を傷つけていたケースが多いため、改善点を見つけるだけでも大変に感じるからです。
しかし、別れた恋人との復縁を望むのであれば、自分を顧みたり変わったりする時間を取ることは非常に有効だといえます。
冷却期間を置くデメリット
復縁を考えているのであれば、冷却期間を置くことは有効だと紹介しました。
しかし、何事もメリットばかりとは限りません。ここでは冷却期間を置くデメリットについて解説します。
相手に新しい恋人ができる
久しぶりに連絡を取ったら、相手に新しい恋人ができていた。これこそ、冷却期間を長期にわたって置いた場合に考えられるデメリットです。
すでに別れている相手が、新しく恋をしていたとしても責めることはできません。
また、恋人同士になっていなくとも、ほかに好きな人ができているケースも考えられます。そのため、冷却期間を置く場合は、距離を置く時間も重要なポイントになります。
自分の気持ちが冷めるケースも
冷却期間を置き、冷静になったことで自分の気持ちが冷めるケースもあります。
復縁を第一の目的と考えるのであれば、ある意味、冷却期間を置くデメリットといえます。
ただ、復縁をしたいと思うのは、相手と一緒にいたいからこそ。
「冷静になれば新しい恋人を探す方が良い」と思えるのであれば、一概にデメリットだけとはいえません。
冷却期間を置く目的が「相手との復縁」なのか「自分の幸せのため」なのかを、しっかり考える必要があります。
【状況別】冷却期間はどのくらい置くべき?
お互いに冷静になる時間、または、自分を変える時間になる冷却期間。
では、実際のところ相手と距離を置く期間は、どの程度必要になるのでしょうか。
ここでは、状況別で必要とされる期間を確認していきましょう。
ケンカ別れの場合は1週間~1ヶ月程度
突発的なケンカによって、勢いで別れた場合に必要とされる冷却期間は1週間から1ヶ月程度です。
お互い冷静になるための時間が必要なので、離れた後に後悔したとしても、すぐに連絡を取ろうとするのはやめておきましょう。
自分は冷静になれていても、相手の怒りや戸惑いが収まっているとは限らないからです。
冷却期間中は、ケンカの原因や言いすぎてしまった面がないかを、振り返ってみましょう。
相手に振られた場合は2ヶ月~半年
自分はまだ好きなのに、相手から振られた場合の冷却期間は2ヶ月から半年程度です。
別れを告げることは、考えているよりも勇気や決断力が必要になります。それだけ、考えたり悩んだりしたうえでの言葉であることを理解しておきましょう。
すぐに復縁を匂わせると、相手に「自分の気持ちを考えてくれない人だ」と思われてしまいます。
軽い気持ちで別れを告げたわけではないことを理解し、相手の気持ちが落ち着き、傷が癒える程度の時間が必要だと考えましょう。
自分が振った場合は冷却期間は短めに
自分が相手を振ったけれど、別れの原因を誤解していたケースなどが当てはまります。
相手がまだ自分を好きな状態で振ったのであれば、冷却期間はなるべく短めにしておきましょう。
相手が冷静になってしまうと「一方的すぎる」と、悲しみではなく不信や怒りの気持ちを抱いてしまいます。
相手の気持ちが離れる前に復縁をする必要があるため、復縁したいと考えたらすぐに行動に移しましょう。
冷却期間中のおすすめの過ごし方
基本的に復縁を考える場合の冷却期間は一定の時間が必要です。
では、相手と距離を置いている間は、何をすれば良いのでしょうか?
ここでは、冷却期間中のおすすめの過ごし方について解説します。
別れた原因を自覚する
まず、別れの原因を自覚することから始めてみましょう。
なぜ別れてしまったのかを明確にしないままでは、復縁できたとしても同じ原因で別れる可能性が高いからです。
相手がそっけなくなるなど、別れの前に予兆があった場合は、その前後の自分の言動を思い返してみると良いでしょう。
予兆がなかった場合は、普段の相手の言動を思い返してみることも有効です。
もし、どうしても原因がわからないときは、友人など第三者に教えてもらう方法もおすすめです。
別れた原因を改善する
別れの原因を自覚できた後は、原因となった点を改善するよう努めていきましょう。
原因を理解しても、同じことを繰り返すようでは復縁の意味がないからです。
たとえば、いつも相手から「自己主張が少ない」と言われていたのであれば、自分の意見をしっかり話すよう意識してみましょう。
意見がない場合は、なぜ意見がないのかを説明できるようにすると、相手も安心できます。
恋人同士が別れるときは、さまざまな原因が考えられます。それぞれの原因を正しく把握し、対処しようとする姿勢こそ重要になるのです。
外見・内面の自分磨き
冷却期間中に自分磨きを行うこともおすすめです。別れの原因を改善するとともに、より魅力的な自分を目指してみましょう。
ダイエットや筋トレを始めてみたり、資格試験を目指してみたりなど、できることはたくさんあります。
そもそも復縁を成功させるためには、改めて相手に自分を好きになってもらう必要があるのです。
以前と同じ自分のままでは失敗する可能性が高くなります。変わった自分を見せられるよう努力してみてはいかがでしょうか。
恋愛以外のことを頑張る
「冷却期間中だとわかっているのに、相手のことが気になって仕方がない」
上記のような場合は、恋愛以外のことを頑張ってみましょう。仕事や趣味に打ち込むことで、別れた元恋人のことを考える時間を物理的に減らせます。
また、恋愛以外のことに打ち込む時間を増やせば、仕事で成果を出したり新しい価値観に触れたりするもの。
人としての魅力を高めることにつながるため、復縁の可能性を上げられるかもしれません。
冷却期間中にやってはいけないNG行動
冷却期間の過ごし方によっては、復縁の可能性を潰してしまうことも考えられます。
ここでは、冷却期間中にやってはいけないNG行動について見ていきましょう。以下、4つの言動を行っていないか要チェックです。
自分を責めてネガティブになる
恋人と別れたあとに、いつまでたっても自分を責めて行動できないようでは何も変わりません。
もちろん、別れた直後であれば、ある程度ネガティブになってしまうのは仕方がないこと。
しかし、復縁を望むのであれば、しっかり悲しんだ後は自分を変えるために動き始めましょう。
自分が悪いと感じるのなら、自分を責める前にどうすれば良かったのかを考える。誤解があるのなら、誤解を解く方法を考えるなど自ら動くことが大切です。
周りに相手の悪口を言う
別れた相手の悪口を言ってしまうのは、よく聞く話ではないでしょうか。
しかし、復縁を望んで距離をとっているのであれば、相手の悪口を言うのは悪手です。
悪口というものは、意識しなくても人の耳に入るもの。「友人に愚痴っているだけだから…」と軽く考えていると、まわりまわって相手の耳に悪口が届くかもしれません。
そのような状態で復縁を望んでも、自分の印象は悪くなるばかりです。悲しい気持ちを吐き出すのではなく、悪意を持って悪口を言うのはやめておきましょう。
こまめに連絡を取ろうとする・会おうとする
冷却期間中にこまめに連絡を取ろうとしたり、会おうとしたりすれば冷却期間の意味がありません。
後悔や誤解があったのだとしても、冷却期間中は相手をかまわないことが大切です。
また、人によっては偶然を装って会おうと考えることもあります。しかし、相手からすれば接触があったことに変わりはありません。
何とかして会おうと考えるよりも、自分のことを考えるようにしましょう。別れの根本的な原因を考えたり、復縁のために自分磨きをしたりするほうが有益です。
相手のSNSを監視する
実際に会うことを我慢する代わりに、相手のSNSを監視するケースもあります。しかし、これも復縁を考えるのであれば悪手です。
基本的に冷却期間中は、お互いから離れたうえで、自身を顧みることが重要になります。
ただ、距離を置くだけではなく、距離を置くことで冷静に自分の悪いところや相手の望みを考える必要があるのです。
しかし、相手のSNSを監視することに集中すると、自分を顧みる時間がなくなります。相手のことばかり考えてしまうため、冷静になることもできません。
何のために冷却期間をとっているのかを理解して、相手のことばかりではなく自分を変えるための行動に時間を割きましょう。
冷却期間後に連絡するタイミングは?
実際に冷却期間を終えた後、最初に連絡を取るタイミングについて見ていきましょう。ここでも自分本位にならないことが大切です。
相手に良いことが起こったとき
相手に良いことが起こったタイミングで連絡を取る方法がおすすめです。
たとえば相手の誕生日や、相手が昇進したときなどが挙げられます。
良いことが起こったタイミングであれば「純粋に祝うための連絡」だといえるため自然な理由になるのです。実際に行いやすい方法は誕生日のお祝いです。
また「どうして良いことがあったと知っているのか」と思われないよう、共通の友人・知人間で共有しやすい話題を選んでください。
相手が忙しくないとき
スムーズな連絡を取るためにも、相手が忙しくないタイミングを選ぶことも大切です。
例を挙げれば、自分が休みだからといって平日の朝などに連絡をしてはいけないということですね。
自分は暇であっても、一般的に平日の朝の時間帯は忙しい人が多いもの。自分のことばかりで、相手のことを考えられない人だと思われてしまいます。
恋人だったときのことを思い出して、相手が比較的忙しくないと思われる時間帯に連絡をしましょう。また、電話よりメールやLINEによる連絡がおすすめです。
自分が成長できたと感じたとき
相手に連絡をする際の目安として「自分が以前と同じ失敗をしない」と思えたときも、ひとつのタイミングです。
自らの過ちを認め、改善することは非常に難しいもの。しかし、別れの原因を正しく把握し、自分に原因があったのであれば「相手に謝りたい」と思えます。
謝りたいと思えるほど自分自身を理解できたのであれば、その心は相手にも伝わりやすくなっているはずです。
「自分の過ちを理解したからこそ連絡を取らない」という考え方もありますが、復縁を望むのであれば、自分の成長を相手に見てもらうことも大切です。
冷却期間後の復縁へのアプローチ方法
無事相手と連絡を取れるようになった後は、復縁に向けてどのように動けば良いのでしょうか?
ここでは、冷却期間を終えた後の距離の詰め方について解説します。
友達・知人として距離を縮める
無事に連絡を取れるようになったからといって、いきなり恋人のように距離を詰めてはいけません。
元恋人であったとしても、今は恋人ではないのです。以前と同じような距離感で接してしまえば、相手は詰められた距離の分だけ離れようとします。
何度か触れたように、復縁とは同じ関係に戻ることではなく、また自分を好きになってもらうことです。
距離を詰めすぎないようにするためにも、冷却期間後の距離感は友人や知人と同じだと考えましょう。
成長した自分を見てもらう
別れた原因を改善し、以前とは違う、成長した自分を見てもらいましょう。
「すぐ否定するところが嫌」だと言われていた場合などは、相手との会話の中で示すことが可能です。
復縁を目的としているのであれば、同じ理由で悲しませたり怒らせたりしないことをわかってもらう必要があります。
友達や知人の距離感から示すため、時間がかかることもあります。焦らずに少しずつわかってもらえるよう動いていきましょう。
最初から復縁を匂わせない
基本的に復縁を目的としているのは、自分だけと考えておくことも大切です。そのため、最初から復縁をしたいことは匂わせないようにしましょう。
実際に別れ話をするまでに相手もさまざまなことを考えたはずです。
辛くても離れる決心をしたり、我慢できなくて別れ話になったりなど、経緯はさまざまでも相当な決意が必要だったはず。
それなのに、久しぶりに会って、すぐに復縁を迫るようでは「なぜ別れることになったのかきちんと理解できていない」と怒りが再燃する可能性もあります。
何度か触れてきたように、復縁とは改めて自分を好きになってもらうこと。前と同じ関係に戻るだけと軽く考えないよう気をつけましょう。
冷却期間で自分を磨いて惚れ直してもらおう!
冷却期間はお互いが冷静になるために必要な期間です。
特に復縁を考えているのであれば、冷却期間は別れの原因を考えたり、自分を磨いたりできる有意義な時間になります。
確かに「別れたけれど元に戻りたい」とすぐに思ってしまうこともあります。
しかし、自分の気持ちだけで突き進んでも同じような別れを繰り返すだけ。下手をすれば、復縁を持ち掛けたことで、嫌われてしまうことも考えられます。
復縁をしたいと考えるのであれば、冷却期間を有効に使って、惚れ直してもらえる自分へと変わっていきましょう。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部