アニメや漫画の世界だけではなく、現実でも使われることが多くなった「ツンデレ」という言葉。
何となく意味はわかっていても、実際にどのような特徴がある人を指すのかはわかりづらいですよね。
ツンデレと一言で言っても、男女によって見られる傾向は少し異なります。
そこで本記事では、ツンデレにおける男女別の特徴から、ツンデレが魅力的とされる理由まで解説します。
好きな人や気になる人がツンデレではないかと感じているのであれば、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
そもそもツンデレとは?意味を解説
ツンデレの基本的な意味は、普段はツンツンとした態度で素っ気ない態度を取っている人が時折甘えてくる様子を指します。
または、素っ気ない態度と甘える態度が両極端な人のことを指すケースもあります。
ツンデレの「ツン」が素っ気ないさまを表し、「デレ」が甘えてくるさまを表しています。
基本的には素っ気なく勝気な面を見ることが多いため、甘えてきたり照れたりする姿にギャップを感じることで可愛いと思えるのです。
ツンデレな男性の特徴
ここからは現実にいるツンデレな人には、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
ツンデレというと女性というイメージもありますが、男性にもツンデレな人は多く存在します。そこでまずは、ツンデレな男性の特徴を紹介します。
人前ではあまり感情を出さない
ツンデレな男性の特徴として一番に挙げられるのが、人前ではあまり感情を出さない点です。
基本的にツンデレな男性は、いわゆる「ツン」の状態が普段の姿です。感情を表に出すことが苦手なため、冷たく見られる傾向にあります。
そのため、怒っているのかと勘違いされることも多いのです。
しかし、ツンデレな男性は怒っているのではなく、話しかけると普通に返事をしてくれたり、笑顔を見せてくれたりするはず。
確認のためにも、まずは話しかけてみると良いでしょう。
シャイで口下手
シャイで口下手なために、ツンデレな態度になっていることもあります。
プライドが高く失敗を怖がるため、自分から積極的に話しかけられないケースです。シャイだからこそ、自分を守るためにツンデレになってしまうのです。
また、口下手なことで、自分の感情を素直に表現することが難しい場合も考えられます。
男性から話すことは少ないけれど、話しかけると普通の場合や、LINEやメールだとおしゃべりな男性もこの分類に分けられます。
細かなところに気がつく
ツンデレな男性は、人の輪から一歩引いている点も特徴の一つ。大人数でワイワイとつるむことを苦手と感じているからです。
ただ、周りから一歩引いているからこそ、細かな点に気がついてくれる面があります。
重いものを持っている人を手伝ったり、話の輪に入れなかったりする人を、さりげなくフォローしてくれるのです。
ノリの良さやおしゃべりが楽しい相手とはいえませんが、さりげない気遣いは大人の魅力を感じさせるはずです。
根は真面目で優しい
基本的にツンデレな男性は自分から積極的に相手に関わろうとしません。常に一線を引いているような姿は、ともすれば冷たいと感じることもあります。
しかし、ツンデレな男性は根は真面目で優しいことも大きな特徴。真面目で優しいからこそ、不用意な言葉で相手を傷つけることを良しとしないのです。
ただ、慣れた相手になるとツンデレの「デレ」が出てきます。
普段の姿からは想像できないような、甘い笑顔や優しい気遣いを見ることができるでしょう。
ツンデレな女性の特徴
続いてはツンデレな女性の特徴を見ていきましょう。
男性との共通点も多いですが、女性のツンデレには男性のツンデレより勝気な面が多く見られます。
実は魅力的な人を「怖い人だ…」と避けてしまわないよう、しっかりと特徴を押さえておきましょう。
気まぐれな面がある
ツンデレな女性の中には、猫のように気まぐれなところを持っているケースがあります。
これは基本的に自由でいたいという思いがあるため、自分がかまってほしいときだけ積極的に話しかけてくるのです。
振り回される方からすれば大変ですが、このような気まぐれな面を魅力的だと感じる人も多いのです。
また、恥ずかしがり屋なせいで気まぐれに感じられるケースもあります。
たとえば、さっきまで仲良く話していたのに、人が入ってきた途端に素っ気なくなるなどが該当します。
一言で気まぐれといっても2つのパターンがあるため、どちらに該当するのか慎重に見極めてみましょう。
言葉遣いがキツイ
ツンデレな女性は言葉遣いがキツイという特徴もあります。実際にキツイ言葉遣いをするケースから、淡白な受け答えであるために冷たく感じることも。
実は、どちらのパターンであっても、キツイ言葉遣いになる理由は照れ隠しなのです。
素直に感情を表すことが苦手であるため、ついついキツイ言葉になったり、素っ気ない物言いになったりしてしまうのです。
「嫌われた?」「怒っている?」と勘違いしやすい特徴ですが、めげずに話しかけてみましょう。
反応がわかりやすい
ツンデレな女性の中には、反応がわかりやすいという特徴を持つ女性もいます。
たとえば、褒められたり女性扱いされたりしたときに照れて耳まで真っ赤になってしまうケースなどが挙げられます。
ツンデレの女性は基本的に、恋愛を苦手に感じている傾向があります。
幸せな恋愛は自分には関係ないと思っている節があるため、女性扱いをされること自体に照れてしまうのです。
顔を真っ赤にした状態で否定する姿など、わかりやすい反応は男女に限らず可愛らしく見えます。
弱みを見せることが苦手
ツンデレな女性は求めるものやプライドが高い傾向もあり「できる女性」「強い女性」という自分像を大切にしています。
そのため誰かに弱みを見せることが大の苦手です。
その分、仕事もプライベートも頑張る傾向があるため、周りから見ると危なっかしく感じることも多いはず。
助けが必要だと感じた場合は、多少強引にでも手助けをしたり、自分が勉強したいからという口実をつけたりしてあげましょう。
ツンデレが魅力的とされる理由
ここまで男女別にツンデレな人の特徴について紹介してきました。
特徴を見ているだけでも、つい目で追ってしまうような魅力を感じますよね。
ここからは、より具体的にツンデレな人の魅力について見ていきましょう。
自分だけに見せる顔がある
ツンデレな人の魅力のなかでも、自分だけに見せる顔があるという点はとても大きな魅力といえます。
周りの人が見たことがない、甘える姿や優しい笑顔を自分だけが見られるということに嬉しくなるのです。
誰にもなつかない子猫が自分だけになついてくれるような特別感に、愛おしさが増していくでしょう。
ツンとデレのギャップ
ツンデレな人は基本的に普段の態度は素っ気ないものです。
言葉遣いが淡白で、あまり自分から話さないため、怖いと感じられることもあります。
しかし、これらの態度の理由は基本的に照れ隠しであったり、おしゃべりが得意ではなかったりするだけ。
根は真面目で面倒見が良いケースも多いため、人に優しくする姿を見ることも多いはずです。
そして、普段が素っ気ないからこそ、たまに見せる優しさや面倒見の良さがとても輝いて見えるのです。
不器用な優しさを感じられるツンとデレのギャップは、わかりにくいからこそ一度気づいてしまえば大きな魅力となります。
オンとオフをしっかり分けられる
ツンデレな人は、特定の人にしか自分の素顔を見せません。この特徴は別の角度から見ると、オンとオフがしっかりと分けられる人だともいえます。
プライベートを仕事に持ち込まないため、仕事を任せられる責任感がある人だと判断されやすいのです。
頑張り屋さんな面もあるため、無理をしすぎないよう注意が必要ですが、仕事のパートナーとしてはとても信頼できる人となってくれるでしょう。
ツンデレの人と恋愛関係になるには?
ツンデレな人の特徴や魅力を見た後に気になるのは、そのような人と恋仲になるにはどのようなアプローチが効果的なのかといった点です。
ここからは、ツンデレな人への効果的なアプローチ法について紹介します。
自分からアプローチをする
先述してきたように、ツンデレな人は恥ずかしがり屋だったり照れ屋だったりします。
そのため、気になる人ができても、自分からアプローチをする可能性は低いと考えられます。
恋人同士になりたいと考えるのであれば、ツンデレな人からのアクションを待つのではなく、自分から積極的にアプローチをしましょう。
アプローチをするときは、駆け引きをするよりまっすぐに気持ちを伝える方法がおすすめです。
素直な気持ちを伝えて、心を開いてもらえるよう意識してみましょう。
共通の趣味・話題を見つける
ツンデレな人へアプローチする際には、まず共通の趣味や話題を見つける方法もおすすめです。
ツンデレな人に限らず、アプローチをする際には、まず自分を知ってもらい興味を惹くことが重要です。
しかし、ツンデレな人は素直に自分の気持ちを表すことが苦手なため、ただ「好き」と伝えても素直に好意を受け取れないことも考えられます。
そのため、まずは共通の趣味や話題を見つけて話しかけることで、人として仲良くなりましょう。
アプローチをするのは二人きりのとき
何度も触れてきたように、ツンデレな人は恥ずかしがり屋です。そのため、アプローチをするときは必ず二人きりのときにするよう注意しましょう。
多くの人がいる場面で好意を出すと、周りから冷やかされてしまう可能性があります。
もしも、周りに冷やかされてしまえば、ツンデレな人は恥ずかしさから好意に反発してしまうはずです。
また「周りに人がいるような場所で好意を伝えてくるなんて、からかわれているんだ」と邪推してしまう可能性もあります。
そのため、ツンデレな人にアプローチをする場合は、必ず二人きりのときにしましょう。
真剣な気持ちを伝えられるよう、シチュエーションを整えることも大切です。
急に距離を縮めようとしない
ツンデレな人にアプローチをする場合、急に距離を縮めようとしないことも大切です。
何度も触れてきたようにツンデレな人は恥ずかしがり屋であり、根が真面目な人が多い傾向にあります。
そのため、相手の都合やパーソナルスペースを無視して踏み込もうとすると、大きな反発心を抱いてしまうのです。
場合によっては「押しの強い人は苦手だ」と避けられてしまうことも考えられます。
ツンデレな人と仲良くなるには、まず人として仲良くなり、心を開いてもらう必要があります。
決して焦らず、相手が安心できるペースで仲を深めていきましょう。
素直じゃないツンデレの気持ちを理解しよう
本記事ではツンデレな人の特徴や魅力、効果的なアプローチ方法について紹介してきました。
ツンデレな人は、基本的に恥ずかしがり屋で素直になれない人。
心の底から憎まれ口を叩いているわけではないため、実は知らないところで自分の態度を後悔しているのかもしれません。
こう考えてみれば、ちょっと態度が冷たいくらいは可愛いものと思えますよね。
「言葉がきつくて苦手」「何を考えているかわからない」と避けてしまう前に、ツンデレな人の良いところにも目を向けてくださいね。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部