恋愛観は人それぞれであり、自分と違う場合「相性が悪いのかも」と思いがちです。
相手の恋愛観について理解を深めることで、今までよりも良好な関係を築けるかもしれません。
本記事では恋愛観とは何なのか、男女別の恋愛観の傾向について解説します。
恋愛観の違いを乗り越えるコツについても紹介するので、相手の気持ちを理解するための参考にしてください。
目次
恋愛観とは?
恋愛観とは、恋愛についての価値観や考え方を指す言葉です。
決まったルールはなく、一人ひとり違った恋愛観を持っているため、他人から理解されないことも珍しくありません。
また、恋愛観は男女で考え方が大きく異なる特徴があります。
もし「恋人と合わないかも」と考えているなら、まずは相手の恋愛観の傾向を理解することで恋愛に対するストレスが軽減するかもしれません。
男性の恋愛観の傾向
まずは、男性の恋愛観の傾向を紹介します。
相手の恋愛観を知ることで、相手を否定せずに受け入れやすくなるのでチェックしてみましょう。
愛情は行動で示す
男性は言葉で愛情を表現するよりも、行動で示すことを好みます。
そのため、彼氏が好きと言ってくれなくても、デートを企画してくれたりスキンシップが多かったりなどの行動があれば「好き」をアピールしている証拠です。
そもそも男性は、言葉で表現することが得意ではないので「言わなくてもわかってほしい」と考えるケースがほとんどです。
言葉で伝えたとしても、女性が求めるような気の利いたセリフを言える男性は少ないでしょう。
連絡は用事があるときにしたい
男性は女性よりも口下手なので、連絡は用事があるときだけしたい人が少なくありません。
付き合う前は連絡が頻繁にあったとしても、相手との関係に慣れると他のことに興味が移り変わります。
しかし、彼女に対しての興味が薄くなったわけではなく、関係が安定しているからこそ「必要以上に連絡を取らなくても大丈夫」と考えます。
一目惚れしやすい
女性よりも一目惚れしやすいのも、男性の恋愛観の特徴です。
男性は相手を好きになる許容範囲が広いため、外見が好みであれば恋に落ちるケースが珍しくありません。
見た目がタイプではなくても、自分を受け入れてくれそうな女性であれば好感を持ち、好きになるパターンもあります。
恋愛の優先順位が低い
恋愛に依存する男性もいますが、多くの男性は恋愛の優先順位が低い特徴があります。
男性は女性に比べて一点集中型なので、仕事や勉強が忙しいときはどうしても恋愛の優先順位が下がります。
恋愛に興味がないわけではなく、仕事とプライベートの両方に注力する余裕がないことで、仕事を最優先しがちになります。
悩みは解決させたい
男性は物事をうやむやにするのではなく、白黒はっきりさせたい傾向があります。
そのため、恋人とケンカをしたときは、ケンカになった原因を解決させたいと考えます。
建設的に話し合って解決したいため、女性が感情的になると嫌気がさし、関係修復までに時間がかかることがあります。
結婚には慎重
女性は結婚に憧れを抱く傾向がありますが、現実主義の男性は結婚に慎重です。
結婚に対して現実的な暮らしを考えるため、簡単に結婚を決断できません。
恋愛と結婚は別物と考える人が多く、恋人としては好きでも結婚相手には違うタイプを求める場合もあります。
また、女性よりも年齢に対する焦りが薄いため「30代以降に結婚できたら良い」と考える人が少なくありません。
過去の恋人を忘れられない
男性は一つひとつの恋愛を別物に考える傾向があり、過去の恋人を忘れられないケースが珍しくありません。
気持ちの切り替えが上手ではないため、いつまでも昔の恋愛を引きずることがあります。
また、新たな恋人ができても、過去の恋愛を懐かしむ人もいるでしょう。
女性の恋愛観の傾向
続いては、女性の恋愛観の傾向を解説します。
男性の恋愛観とどういった部分が違うのか、確認しながら見ていきましょう。
言葉で愛情を感じたい
女性は、言葉で愛情を示してほしいと考える人が少なくありません。
言葉で表現してくれることで、男性の気持ちを理解したいと考えます。
また、女性は男性よりも言葉にするのが得意であり、自分からも積極的に伝える人も多くいます。
男性は行動で示したい傾向があるため、言葉での愛情表現が足りずにケンカに発展することがあるでしょう。
常に連絡を取りたい
女性は、恋人や好きな相手とは常に連絡を取りたいと考える傾向があります。
なかには、連絡の多さが愛情の重さと考え、頻繁に連絡があるほど幸せを感じる人もいるでしょう。
「連絡がある=自分のことを考えてくれている」と思うため、恋人の連絡が少ないと気に病む女性が少なくありません。
付き合う期間が長いほど愛情が増す
付き合う期間が長いほど、相手に対する愛情が増す女性は多いのではないでしょうか。
女性は相手を好きになるまでに時間がかかる傾向があり、付き合った当初よりも長続きするほど相手に対する愛情が大きくなります。
男性のように一目惚れをするケースは少なく、相手のことを知ったり理解したりする過程を大切だと考えています。
恋愛や家庭を大切に考える
女性は男性と比べると、結婚や妊娠が人生に大きな影響を与えるため、恋愛や家庭を大切に思う傾向があります。
そのため、仕事が忙しくても、恋人との時間は大切にしたいと考える女性が少なくありません。
とはいえ、仕事をおろそかにするわけではなく、仕事と恋愛のどちらも充実させたいと考えています。
女性の脳はマルチタスクに向いているため、仕事が忙しくても合間を縫って恋愛を楽しめるのでしょう。
悩みに共感して欲しい
悩みや問題に対しては、気持ちに寄り添い、共感を求めるのが女性の特徴です。
恋人への相談でも、アドバイスを求めているのではなく、気持ちを理解してほしいと考える傾向があります。
そのため、恋人とケンカした際は、解決策よりも自分がどう思っているのかを知ってほしいといった気持ちが勝ります。
結婚に対して積極的
女性は恋愛したい人と結婚したい人に変わりはなく、結婚にふさわしい相手と付き合いたいと考えます。
付き合う時点で結婚を視野に入れており、男性よりも結婚に積極的な傾向があります。
女性は長く付き合うほど愛情が増す人が多いため、一緒にいる時間が長い恋人と結婚をしたいと考えるのは自然な流れです。
また、妊娠や出産を考えている人であれば、身体的な負担を考え30歳までの結婚を希望しているケースが少なくありません。
過去の恋愛は忘れる
女性は恋人と別れた直後はひどく落ち込む傾向がありますが、過去の恋愛をいつまでも引きずるタイプではありません。
気持ちの切り替えができると、次の恋に向けて前に進むので、過去の恋愛は気にしなくなります。
また「女性の恋愛は上書き保存・男性はフォルダ保存」という言葉があるように、新しい恋愛が始まると過去の恋愛はリセットされます。
恋愛観の違いを乗り越えるコツ
男女の恋愛観は異なる場合が多くありますが、円満な関係を続けるにはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、恋愛観の違いを乗り越えるコツを5つ紹介していきます。
譲れないポイントを共有する
恋人と恋愛観が違う場合、すべて相手の価値観に合わせると無理をした状態で付き合うことになり、恋愛を楽しめなくなる恐れがあります。
これからも付き合いを続けるには、譲れないポイントを共有することが大切です。
お互いの譲れない部分が把握できると、相手を気遣えるようになり、良好な関係を保てます。
無理のない心地の良い関係が生まれるため、恋愛観が異なっても長続きできるでしょう。
相手の考えを否定しない
恋愛観は人それぞれであり、自分の考えと違うのは自然なことです。
価値観が違うからと相手の考えを否定すると、自分そのものを否定された気分になり、今後の付き合いに支障がでるかもしれません。
相手と円満な関係を望むのであれば、自分の思い込みを貫くよりも相手の価値観を受け入れることが大切です。
思いやる気持ちを大切にする
恋愛に限った話ではありませんが、良好な人間関係を築くには、思いやる気持ちを大切にしてください。
相手を思いやる気持ちを大切にすると、相手の行動や言動に感謝の気持ちが生まれます。
また、相手に対して過度に期待しなくなるため、恋愛観が違っても受け入れる余裕ができるでしょう。
自分の理想を押し付けない
恋愛観の違いを乗り越えるには、自分の理想を押し付けないこともポイントです。
たとえば、自分はいつでも連絡を取りたくても、相手が同じ気持ちとは限りません。
「もっと連絡して」とお願いすると、相手に無理をさせてしまい、不満につながる恐れがあります。
まずは相手のペースに合わせることで、自分の価値観が変わることもあるので試してみましょう。
自立した恋愛を心がける
恋愛に依存していると、相手との恋愛観の違いを過度に気にする可能性があります。
自立した恋愛を心がけることで「自分は自分、相手は相手」と考えられるようになり、恋愛のストレスが軽減されるでしょう。
また、恋人との時間だけに囚われるのではなく、友人との時間や趣味を充実させることで、今よりも楽しい日常が訪れるかもしれません。
自立した恋愛は精神面にも良い影響を与え、今よりも魅力的になれるでしょう。
相手の恋愛観に歩み寄ればもっと恋愛が楽しくなる
男女によって、恋愛観は大きく異なります。
自分の当たり前が相手と違っても、相手を否定したり自分の意見を押し通したりするのは関係が悪化する原因となるので注意しましょう。
相手を思いやる気持ちを大切にし、恋愛観に歩み寄ることで、より相手との関係が円満になるはずです。
今よりも恋愛を楽しく感じられるようになるため、自分の恋愛観と同じように相手の恋愛観も大切に考えましょう。
記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部