元彼を人として嫌いになったわけではない場合、友達として交友関係を続ける人もなかにはいます。
しかし、元彼との関係性は人それぞれなので「元彼と友達になれるのか?」「どんなメリットやデメリットがあるのか」と悩む人も少なくありません。
この記事では、元彼と友達になれるかの判断基準やメリット・デメリットを紹介します。元彼と友達になれるか悩んでいる際の判断材料にしてくださいね。
目次
元彼とは友達になれる?5つの判断基準

元彼と友達として付き合うためには、いくつかの考慮すべき判断基準が存在します。
ここでは、元彼と友達になれるかの5つの判断基準を解説します。
元彼とは友達になれる?5つの判断基準
- もともと友達から交際が始まっている
- 同じ友達グループに属している
- お互いに未練がない
- 悪い別れ方をしていない
- お互い精神的に自立している
もともと友達から交際が始まっている
もともと友達から交際が始まっている場合は、元彼と友達になれる可能性があります。
新たに関係を築く必要はなく、元の関係に戻るだけだからです。
とくに友達の延長線上のような付き合い方をしていたなら、男女の関係をなくすだけで元の関係に戻れます。
お互いに「人としては好きだけど異性として見れなくなった」という場合は、友達に戻れば良好な関係を築くことができますよ。
同じ友達グループに属している
同じ友達グループに属している場合にも、元彼と友達になるのは難しくありません。別れたあともグループで集まる機会があるからです。
二人きりになるのは気まずいとしても、共通の友達が事情を汲んで二人きりにならないよう配慮してくれるはず。
まずは友達グループの一人として付き合ってみてはいかがでしょうか。
お互いに未練がない
お互いに未練がないことも、元彼と友達になれる基準として挙げられます。
どちらか一方だけでも未練があると、友達付き合いを続けるのは極めて難しくなるからです。
もしどちらかに未練があると感じるのなら、未練を完全に断ち切れるまで友達になるのは待ちましょう。
悪い別れ方をしていない
元彼と友達になるためには、悪い別れ方をしていないことも大切になります。
喧嘩や浮気が原因で別れた場合、どちらかに嫌悪感や不信感などの負の感情が残っていることが多いからです。
それでも友達になりたいのなら悪かったと思う点を反省することと、相手の悪い点を許す心が必要です。二人で話し合って、過去をきちんと清算しましょう。
お互い精神的に自立している
お互い精神的に自立しているなら、元彼と友達になれる可能性があります。
精神的に自立できていないと、友達の範囲を超えて相手に甘えてしまう危険があるからです。
たとえば、昔を思い出して必要以上に頼ってしまったり、友達にはしないような過剰な要求をしてしまったりすると、関係が破綻しかねません。
しっかりと一線を引いて友達として割り切れないと思うなら、元彼と友達になるのは考え直しましょう。
元彼と友達になるメリット

元彼と友達として付き合っていくことはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、元彼と友達になるメリットを5つ紹介します。
元彼と友達になるメリット
- お互いのことを誰よりも理解している
- 相談しやすい
- 心の隙間を埋めることができる
- 素の自分を見せられるため関係が楽
- 共通の友達に気を遣わせないで済む
お互いのことを誰よりも理解している
元彼と友達になるメリットとして、お互いのことを誰よりも理解していることが挙げられます。
恋人として交際していた間は、ほかの誰よりも濃密な時間を過ごしていたはずなので、お互いにとって良き理解者になれるのです。
誰よりも理解してくれる友達は、なかなかできるものではありません。もし元彼と友達になれたなら、再び関係が破綻しないように大切にしましょう。
相談しやすい
相談しやすいことも、元彼と友達になるメリットのひとつです。自分のことを理解してくれているからこそ、他人には言えないようなことまで相談できます。
とくに人間関係の相談など、内面への理解がなければ難しい相談をできるのは大きなメリット。
ときには耳の痛いアドバイスをされることもあるかもしれませんが、全部知られているということは自分に都合の良いことばかりではないと覚えておきましょう。
心の隙間を埋めることができる
元彼と友達になるメリットのひとつに、心の隙間を埋められるというものがあります。
とくに別れた寂しさがなかなか消えない場合、寂しさの原因になっている元彼との関係が回復することは心の隙間を大きく埋めてくれるはず。
ただし、心の隙間を埋めるために元彼と友達になるのはおすすめできません。それは元彼に依存しているだけで、友達の関係とは異なるものだからです。
そんな歪んだ関係は長続きしませんし、結果的にどちらかが傷つく可能性が高くなります。
素の自分を見せられるため関係が楽
素の自分を見せられるため関係が楽なことは、元彼と友達になるメリットといえます。一緒にいても気を遣わず、楽に過ごせるのです。
お互いのダメなところも知っているため、自分を取り繕う必要もありません。
素の自分を見せられる相手というのはとても貴重な存在です。自分をさらけ出せる元彼と友達になったなら、大切にしてくださいね。
共通の友達に気を遣わせないで済む
共通の友達に気を遣わせないで済むのも、元彼と友達になるメリットのひとつ。
元彼と同じグループに属している場合、みんなで集まろうとしても別れた二人を誘っていいものか気を遣うものです。
そんな二人が友達に戻れたら、再び以前のように友達グループで気兼ねなく集まることができます。
元彼と友達になるデメリット

元彼と友達になることを考えたとき、やはり引っかかるのはデメリットですよね。
ここでは、元彼と友達になるデメリットを5つ紹介します。
元彼と友達になるデメリット
- 恋人に嫌な思いをさせる可能性がある
- どちらかが復縁したくなると関係にヒビが入りやすい
- 周りから誤解されやすい
- 新しい恋愛が遠のきやすくなる
- 恋心が戻ってしまう危険性がある
恋人に嫌な思いをさせる可能性がある
元彼と友達になると、恋人に嫌な思いをさせる可能性があります。いくら友達だとはいっても、気持ちが戻ることを疑ってしまうからです。
今はまったく気持ちがなくても、また好きになることを懸念するのは仕方ありません。
恋人と元彼、今の自分にとって大切なのはどちらなのかを間違えないようにしてくださいね。
どちらかが復縁したくなると関係にヒビが入りやすい
どちらかが復縁したくなると関係にヒビが入りやすいのは、元彼と友達になるデメリットのひとつです。
せっかく良い友人関係になれたのに恋愛感情を持ってしまうと、嫉妬や独占欲などの余計な感情が芽生えます。
こうした感情は軋轢を生み、友達関係にヒビが入る大きな要因になってしまいます。
周りから誤解されやすい
元彼と友達になると、周りから誤解されやすいというデメリットがあります。
本人たちは完全に割り切って友達関係が成立していたとしても、周りから「復縁したの?」と聞かれるなど、なかなか関係性が理解されにくいもの。
誤解されたくなければ、元彼と友達になった時点で周りにきちんと説明しておきましょう。
新しい恋愛が遠のきやすくなる
元彼と友達になると、新しい恋愛が遠のく可能性があります。
元彼と友達関係にある人と付き合うと、常に元彼の影がちらつきます。それが気になる人は最初からあなたを恋愛対象に入れません。
いくら「恋人の関係に戻る可能性はない」と伝えても、心変わりするのではと疑われるかもしれません。
元彼と友達になるのは、周囲から理解されにくいことを覚えておきましょう。
恋心が戻ってしまう危険性がある
元彼と友達になると、恋心が戻ってしまう危険性があります。楽しい時間を過ごすことで、せっかく封印した気持ちが蘇ってしまうのです。
とくに元彼から振られた場合、なかば無理やり忘れようとしますよね。忘れたつもりでいても、実は心の奥底に恋心が眠っていただけということはよくあります。
こうなると、復縁したい気持ちと友達としてでもいいから失いたくない気持ちに挟まれて、苦しい毎日を送ることになってしまいます。
元彼と友達になる場合、恋心が戻る可能性は覚悟しておきましょう。
元彼と友達になる際の注意点

メリットやデメリットを理解して、それでも元彼と友達になりたいなら、いくつかの注意点に気をつける必要があります。
ここでは、元彼と友達になる際の注意点について解説します。
自分の中で明確な境界線を作る
元彼と友達になるなら、自分の中で明確な境界線を作りましょう。関係を曖昧にしてしまうと、良い関係が続けられなくなるからです。
もともと恋人関係にあった頃の名残から、つい距離感が近くなり過ぎたり、甘えてしまったりすることがあります。
こうした曖昧な関係性は恋愛感情が戻ってしまうリスクがあるため、しっかりと境界線を守って、節度のある関係を続けましょう。
復縁は期待しない
元彼と友達になっても、復縁を期待してはいけません。元彼にその気がないのなら、せっかくの関係が破綻してしまうからです。
元彼と友達になるなら、最後まで友達でいる覚悟を持つこと。どれだけ昔のように楽しく過ごせたとしても、恋愛感情を持たない覚悟が必要です。
覚悟を決めるためにも「友達以上の関係には絶対にならない」と元彼に宣言することをおすすめします。
付き合っていたときの気持ちは捨てる
元彼と友達になるなら、付き合っていたときの気持ちは捨てましょう。良いことであれ悪いことであれ、過去に囚われていても良いことはないからです。
たとえば、ちょっとした喧嘩になったときに、過去の遺恨を持ち出して責めることは絶対にやめましょう。
また「昔はもっと優しくしてくれたのに」などと、付き合っていた当時の対応を求めるのもやめましょう。
昔の気持ちを捨てられないのなら、友達として付き合っていくのは難しいと言わざるを得ません。
周囲に正しく関係性を伝える
元彼と友達になる場合は、周囲に正しく関係性を伝えることで人間関係を円滑にすることができます。
とくに気になる異性がいる場合は「復縁したんだな」と思われないよう、すぐに周知すること。
元彼との関係も周囲との関係も円滑にするために、元彼と友達になったことはすぐに伝えることが大切です。
元彼の恋は応援する
元彼と友達になったなら、新たな恋を応援してあげましょう。
元彼から好きな人ができたと聞かされたら、少なからず複雑な感情が芽生えるかもしれません。しかし、ここで元彼の邪魔をするのは絶対にやめてください。
友達として元彼の恋を応援すること。あくまでも恋の妨げにならないよう静かに見守ってあげましょう。
元彼と友達になるには距離感が大事
この記事では、元彼と友達になれるかの判断基準やメリット・デメリットについて解説しました。
元彼と友達になるのは、決して悪いことでも後ろめたいことでもありません。付き合っていた頃の関係性を引きずらないのなら、最高の友達になる可能性もあるのです。
しかし判断を誤ると、元彼と友達になれないばかりかお互いの心に傷を残すことにもなりかねません。そうならないためにも、正しい距離感で節度を守った付き合い方をする必要があります。
この記事を参考に正しく判断して、悔いの残らない選択をしてくださいね。

記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部