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あぶくま洞とは
あぶくま洞は、福島県田村市滝根町にある鍾乳洞 。
悠久の歳月をかけて創られた大自然の造形美の数々が楽しめる施設です。
今回はそんなあぶくま洞の魅力や施設について、オリオン座をモチーフにした滝根町のご当地キャラ「オリオンちゃん」にお話をうかがいました。
オリオンちゃん
こんにちは!オリオンちゃんだよ。
あぶくま洞へのアクセス・基本情報
- 名称
- あぶくま洞
- 住所
- 〒963-3601
福島県田村市滝根町菅谷字東釜山1
- 電話番号
- 0247-78-2125
- 営業時間
- 8:30~17:00(冬期〜16:30)
- 定休日
- 年中無休
- 料金
- 【個人】
大人(高校生以上)1,200円
中人(中学生)800円
小人(小学生)600円
【探検コース】一般料金に+300円
- アクセス
- 【車の場合】磐越自動車道田村スマートICまたは小野ICより約15分
【電車の場合】磐越東線神俣(かんまた)駅よりタクシーで約10分
- 駐車場
- バス30台(無料)、乗用車700台(無料)
- 公式サイト
- https://abukumado.com/
あぶくま洞の魅力
魅力1「恋人の聖地」に選定されている
編集部:まずは、あぶくま洞の魅力を教えてください。
オリオンちゃん:あぶくま洞は「恋人の聖地」に選定されているんだよ。
編集部:恋人の聖地、たまに観光地などで見かけますよね。詳細はよく知らないのですが……
オリオンちゃん:「恋人の聖地」とはNPO法人地域活性化支援センターが選定している、プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットのことなの。
編集部:選定している団体があるとは!有名なデートスポットなんですね。
オリオンちゃん:あぶくま洞は平成28年4月に選定されて、たくさんのカップルやご夫婦のデートスポットとして人気なの。実際にここでプロポーズに成功した方もいるんだよ〜!
編集部:ここでしか見られない風景のなかのプロポースなんて、一生の思い出になるでしょうね。
オリオンちゃん:園地内のラベンダー園と洞内には恋人の聖地の銘板と「誓いの鐘」が設置してあるから、来洞記念にぜひ鳴らしてほしいなあ。
編集部:お写真拝見しました!プロポーズ後はもちろん、とても良い記念になりそうです。
オリオンちゃん:それとね、洞内の荘厳で神聖な雰囲気を背景にウェディングフォトを撮影できるんだよ。
編集部:最初はカップルで訪れてそれぞれの気持ちを確認して、次は夫婦として写真撮影で訪れる…ステキですね。
オリオンちゃん:撮影希望の新婚カップルは、事前に申請してね!
魅力2「探検コース」も楽しめる
編集部:カップルやご夫婦にぴったりなあぶくま洞ですが、どのようなことが楽しめますか?
オリオンちゃん:あぶくま洞には2つのコースがあって、それぞれで違う楽しみ方ができるの。
編集部:なるほど、二通りの体験ができるのですね。
オリオンちゃん:「一般コース」と「探検コース(別途300円)」があるんだけど、一般コースは約600mで所要時間は約30~40分ほどだよ。探検コースは一般コースの途中で二手に分かれ、天井の低い場所や道幅の狭い場所を迂回して進むスリリングなコースになっているの。
編集部:スリリングな体験もできるんですね。アクティブなカップルには「探検コース」が良さそうです。
オリオンちゃん:険しい道のり二人で進めば盛り上がること間違いなし!背の高い方は頭をぶつけないように注意してね。
編集部:「探検コース」を楽しむうえで準備しておくといいものはありますか?
オリオンちゃん:水には入らないので特別な装備は必要ないよ。普段着で挑戦できるんだけど、小さなお子様を抱っこした状態や大きな荷物を持った状態では行けないから注意!大きなお荷物はご入洞の前にコインロッカーに預けてね〜。
編集部:コインロッカーがあるのは嬉しいです。荷物の心配をしなくていいですね!
オリオンちゃん:あ、あとね、しゃがむ場所が数カ所あるから、スカートやガウチョパンツなどの裾の長い服は地面に着いて汚れてしまう可能性があるから避けたほうがいいかも!
編集部:裾を踏んだら危ないですもんね。そのほかに注意点はありますか?
オリオンちゃん:地面は濡れているから滑りやすいんだよ。だからハイヒールや脱げやすいサンダルもおすすめできないよ。探検コースを楽しみたいのであれば、動きやすい服装と運動靴で来てくれるといいなあ。
編集部:デートで訪れるとはいえ、あぶくま洞を訪れる際は、動きやすさ重視のカジュアルな服装がいいんですね。
オリオンちゃん:探検コースの受付終了時間は、営業終了時間の1時間前になっているよ。時間に余裕をもって来てね!
魅力3ラベンダー園で摘み取り・クラフト体験ができる
オリオンちゃん:あぶくま洞の園地内にはラベンダー園があるの。毎年6月中旬頃~7月初頭にかけて、約5万株のラベンダーが咲き誇ってすごくきれいなんだよ。
編集部:お写真拝見しました。紫のじゅうたんみたいでキレイですね。
オリオンちゃん:見て楽しむだけじゃなくて、ラベンダー園開園期間中は有料でラベンダーの花の摘み取り体験やクラフト作成体験もできるよ。
編集部:見て楽しむだけのラベンダー園が多いなか、あぶくま洞は摘み取りもできるとは!貴重な体験になりますね。
オリオンちゃん:雨天時や地面がぬかるんでいる場合は、摘み取り中止になっちゃうから注意してね。摘み取り体験は本数や時間制限なく楽しめるよ。
編集部:そうなるとたくさん摘み取ってしまう人もいるのでは……
オリオンちゃん:専用カップに入るだけ摘み放題なの。制限時間は無いんだけど、摘み取り終了時間は決まっているから事前にチェックしておいてね。
編集部:摘み取り体験で必要な道具はありますか?
オリオンちゃん:ハサミは無料で貸し出してるよ。初夏のさわやかな風とラベンダーの癒しの香りに囲まれながら、二人で素敵な時間を過ごしてくれたら嬉しいなあ。
編集部:公式サイトの「ラベンダーリーフレット」拝見しました。ラベンダーは生活に幅広く取り入れやすいハーブなんですね。
オリオンちゃん:摘み取ったラベンダーは花瓶に入れて飾るのもステキだけれど、ドライフラワーにしたり、花の部分をポプリにしたり、いろいろな使い方ができるよ。
編集部:リボンで束ねたラベンダースティックの作り方などは、体験で教えていただけるんですよね。他にラベンダーのおすすめの活用方法はありますか?
オリオンちゃん:スタッフさんは、花も茎も丸ごと洗濯ネットに入れたものを湯船に浮かべて、ラベンダー風呂にするんだって!浴室全体が贅沢なアロマ空間になるから、ゆったりリラックスしたい日にぴったりだよね〜。
編集部:心身ともにリフレッシュできるでしょうね。その日はぐっすり眠れそうな気がします。
あぶくま洞のおすすめデートプラン
「あぶくま洞」で遊ぶときの、おすすめデートプランも「オリオンちゃん」に教えていただきました。
オリオンちゃん
あぶくま洞がある田村市ならではの楽しみ方を、ぜひ体験してみてね☆
鍾乳洞を楽しむ
鍾乳洞や洞窟を訪れるのが初めてという方も多いだろうから、まずは鍾乳洞の雰囲気を楽しむデートをおすすめするよ。
特に冬は混み合いづらい時期だから、洞内で二人きりになれるタイミングもあるかも!?
滝根御殿まで進むとベンチもあるから、休憩しながら水滴の音に耳を澄ますのもいいと思うよ!
写真や動画を撮るスポットもたくさんあるから、ぜひ思い出を共有してほしいなあ。
洞内は照明が付いているけど、全体的に薄暗くて幻想的なの。非日常的な空間でロマンチックな雰囲気になるんじゃないかな?
それとね、園地内には売店と食堂、軽食コーナーがあるよ。食堂では地元の特産品を使ったメニュー、軽食コーナーではご当地ソフトクリームを販売しているから、ぜひこちらも食べてみてね。
(軽食コーナーは冬期間休業)
天気がいい日はぜひ、外のベンチで景色を眺めながらソフトクリームを楽しんでほしいなあ。
星のロマンにふれる
あぶくま洞の向かい側に、星の村天文台があるよ。
「田村市滝根町は、空気が澄んでいて星が美しく見える」って天文ファンの間では有名なスポットなの。
県内最大級の反射式望遠鏡があるから、日中は晴れていれば太陽の観察ができるよ。
また、併設のプラネタリウム館ではオリジナルプログラムの投影もしているよ。初心者の方でもわかりやすく宇宙の神秘を楽しめると思うなあ。
毎週土曜日の夜や特別な天文現象がある日は、夜間公開もしているよ!
あぶくま洞から歩いていける距離なので、是非立ち寄ってみてね。
星の村天文台は火曜日定休日(12月~3月は火・水が定休日)だよ。
鍾乳洞をハシゴしてみる
あぶくま洞から車で10分ほどの場所には、入水(いりみず)鍾乳洞もあるよ。
あぶくま洞が「観光型」の鍾乳洞だとすると、入水鍾乳洞は「体験型」の鍾乳洞。A,B,Cとコースが設定されており、順に奥に進む構造になっているんだ。
Aコースだけの場合は動きやすい通常の服装でも大丈夫だけど、Bコースから奥はスリリングなコースだから注意してね。
鍾乳石の間を膝下を水に浸かりながら進んだり、四つん這いになったりして進むから、着替えが必要になるよ(レンタルあり)。
Bコース以降は照明がないので懐中電灯かロウソクの灯りで進むことになるんだ。Cコースは現在受付休止中だから、気になる人は再開を待っていてね。
水温10℃の水の中を歩くので体が冷えちゃうけど、入水鍾乳洞のすぐ近くに星の村ふれあい館という入浴・休憩・宿泊施設のお風呂で体を温めることができるんだ。
こちらのお風呂は、特産品である「あぶくまの天然水」の源水を使用しているから肌触りがよくて、体の芯から温まるよ〜。
まとめ
あぶくま洞は唯一無二の鍾乳洞。同じ景色はふたつとありません。
また、長い年月をかけて作られた自然の造形物は、これからも変わらずありつづけます。
気になった方は、カップルや家族連れでぜひ訪れてみてください。
田村市滝根町ならではの景色とともに、何度も訪れたくなる思い出の場所になるでしょう。
記事を書いた人
木村(ENSPORTS Place編集部)