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伊豆大島とは
伊豆大島は東京から約120kmの海上に浮かぶ、伊豆諸島最大の島。海流の影響で寒暖差が小さく、年間を通して快適に過ごせるため、観光客にも人気のスポットです。
島の中心部には標高758mの三原山がそびえ、島の面積の約7割が森林で占められるなど、自然豊富な伊豆大島。マリンスポーツはもちろん、サイクリングやトレッキングを楽しみたいカップルにもおすすめです。
伊豆大島へのアクセス・基本情報
- 名称
- 伊豆大島
- 住所
- 〒100-0101
東京都大島町
- 電話番号
- 04992-2-2177(伊豆大島町観光協会)
- 営業時間
- 各スポットによる
- 定休日
- 各スポットによる
- 料金
- 各スポットによる
- アクセス
- (船で行く場合)竹芝港から高速船で約1時間45分、大型客船で約8時間
(飛行機で行く場合)調布飛行場から約25分
- 駐車場
- 各スポットによる
- 公式サイト
- http://izu-oshima.or.jp/
伊豆大島サイクリングの魅力
魅力1都心から船で最短105分!東京にいながら絶景の島旅が楽しめる
都心から100km以上離れている島ながら、東京都に属す伊豆大島。港区の竹芝港から毎日船が出ており、簡単にアクセスできるのが魅力のひとつです。
竹芝港から伊豆大島へと就航する客船は、ジェット船と大型客船の2種類。高速度が魅力のジェット船なら、伊豆大島まで約105分で到着するため、日帰りや1泊での滞在にも便利です。
大型客船を利用の場合、所要時間は約8時間と長いものの、東京発の便は深夜に竹芝を出発し、早朝に大島に到着するため、船内でお休みできます。
また展望デッキから東京湾の夜景や星空鑑賞が楽しめるのも、大型客船の魅力のひとつ。ゆっくりとした船旅を楽しみたいカップルにおすすめです。
魅力2島一周サイクリングが楽しめる
伊豆大島には島をぐるっと一周する道路が整備されています。
全長約46.6kmの伊豆大島一周道路は、初心者でも自転車で踏破できることで人気を集めるコース。一部できつい上り坂があるものの、ゆっくりと走って5~6時間ほどで島を一周できますよ。
ご自身の自転車を船で島に持ち込めるほか、島内のレンタサイクルショップを利用することも可能です。
一周道路は海岸線を中心に敷かれているため、美しい海の風景を眺めながらのサイクリングが楽しめるのが特徴。時間に余裕があれば、裏砂漠や情緒ある波浮(はぶ)の集落など、人気の観光スポットにも立ち寄れます。
ダイナミックな島の自然や、そこで暮らす人々の生活と歴史に触れられるのも、伊豆大島でのサイクリングの魅力です。
魅力3伊豆大島ならではのグルメが堪能できる
他ではなかなか味わえない新鮮な食材や、ユニークな郷土料理が楽しめるのも伊豆大島サイクリングの魅力です。
代表的な伊豆大島の郷土料理のひとつが「べっこう寿司」。唐辛子醤油につけた白身魚の切り身を使用した握り寿司で、ピリッとした辛みがクセになる、おすすめの島グルメです。
明日葉(あしたば)を使用した料理も、伊豆大島を訪れたらぜひ一度は試してみてください。明日葉は、ほろ苦さと独特の香りが特徴のセリ科の植物。
伊豆大島の食堂では天ぷらや味噌漬けのほか、アイスクリームやたい焼きといったデザートまで、明日葉を使用したさまざまなグルメが堪能できますよ。
伊豆大島のおすすめサイクリングデートプラン
伊豆大島で遊ぶときの、おすすめサイクリングデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、大型客船で夜に竹橋港を出航し、レンタサイクルで伊豆大島を一周するプラン。ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
竹芝港から出港!大型客船で伊豆大島をめざそう
旅のはじまりは東京都港区の竹芝港。大型客船での船旅を楽しみながら、伊豆大島をめざします。
竹芝港にはゆりかもめ竹芝駅、またはJR浜松町駅から徒歩で向かいます。乗船時に手続きが必要なため、余裕をもって到着しましょう。
船は竹芝を出航したあと、レインボーブリッジの下をくぐり、東京湾を西に進みます。
デッキに登ると見えてくるのは、東京タワーや東京スカイツリーをはじめとする東京の夜景。普段とは異なる角度からの東京を眺めながらクルージングが楽しめます。
週末の便なら途中で横浜にも寄港します。赤レンガ倉庫や大観覧車を海から眺められるため、こちらも必見ですよ。
横浜を出たあと、船は徐々に都会の光からも遠ざかり、デッキ上にも静かな海が楽しめる時間が訪れます。天気が良ければ満点の星空も見られるため、心ゆくまで二人の時間を堪能しましょう。
船での移動時間が楽しめるのも島旅の大きな魅力。船上から見る東京湾の夜景や星空を見ながら過ごした夜は、きっと特別な思い出になりますよ。
伊豆大島に到着!自転車を借りてサイクリングをはじめよう
船内でお休みの間に、船は早朝の伊豆大島に到着します。下船後にレンタサイクルショップでお好みの自転車を借り、島一周サイクリングをはじめましょう。
大型客船は島の北部にある岡田港、または島西部の元町港に到着します。レンタサイクルショップは元町港周辺に集中しているため、岡田港着の場合は、下船後にバスで元町港へ移動しましょう。
元町港周辺のレンタサイクルショップでは、さまざまなタイプの自転車をレンタル可能。
サイクリングの経験がある方にはマウンテンバイクがおすすめですが、上り坂が不安な方は電動自転車も検討しましょう。希望の車種が売り切れている可能性もあるため、事前に予約するのがおすすめですよ。
自転車を借りたら、いよいよ島一周サイクリングに出発。
まずは元町港から海岸沿いに伸びるサイクリングロードを走り、北をめざしましょう。潮風を感じながら気持ちよく走れますよ。
出発してからしばらくは平坦な道が続きます。島の東部に近づくにつれ勾配もきつくなるため、ゆっくりと自転車を走らせながら徐々に体を慣らしていきましょう。
島の絶景を堪能しながら大島公園をめざそう
いよいよ本格的なサイクリングに出発です。点在する絶景スポットを楽しみながら、一周達成をめざして走りましょう。
元町港から海沿いのサイクリングロードをしばらくすると、右手に大島空港が見えてきます。滑走路下のトンネルをくぐり、大島一周道路に合流、そのまま北東をめざしましょう。
北部の岡田港を抜けた後は南東に向かい始めると、だんだんと上り坂も増えてきます。泉津(せんづ)の集落を抜けたあたりに、旧道への迂回路があるため、立ち寄ってみましょう。
旧道では、道の両側にそびえる椿の木が作り上げた自然のトンネルの中を自転車で走れます。道の途中にはパワースポットとして知られる「泉津の切通し」もありますのでこちらも必見ですよ。
旧道から一周道路に再合流し、そのまま約2kmほど走ると大島公園に到着。この先から勾配はさらに急になるため、公園で一息つきましょう。
急坂を乗り越え、最高地点をめざそう
大島公園から先は、標高差約250mの本格的なヒルクライム。約5kmの坂道を上っていきます。
こいで進むことにこだわらず、疲れたら歩いてもかまいません。無理をせず、2人のペースで進みましょう。
1時間ほどかけて坂道を上りきると、ようやく一周道路の最高地点付近に到着します。最高地点を超えると、しばらく平坦な道です。
しばらくすると右手に「裏砂漠」に向かう道が出てきます。
国土地理院発行の日本地図内で唯一「砂漠」と表記されている裏砂漠。黒い火山岩で覆われた迫力ある光景には一見の価値があるため、体力と時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。
裏砂漠への道を過ぎると、まもなく下り坂にさしかかります。これまで高度を上げた分、海岸線まで一気に下っていきましょう。ただしカーブが多いため、スピードの出しすぎには要注意です。
島グルメを堪能しながら、ゆったり島一周をめざそう
坂道を下り終えると、間もなく波浮集落が見えてきます。集落内には飲食店もいくつかあるため、散策を兼ねて昼食休憩をとりましょう。
波浮集落を過ぎると、一周道路は北西に向かいます。ゴールの元町港までは残り15kmほど。海岸線沿いに整備された走りやすい道が続くため、気持ちよくサイクリングができます。
島西部で見られる地層切断面は、島一周サイクリングの最後の見どころ。美しい曲線を描く地層がバームクーヘンのように何重にも重なる光景は、見る人を驚かせます。
地層切断面を過ぎたら、約30分ほどでゴールの元町港に到着。二人の力で島一周を成し遂げる達成感を、ぜひ味わってみてください。
まとめ
伊豆大島は島ならではの自然やグルメが手軽に楽しめる、サイクリングデートにおすすめのスポットです。
自転車で島をめぐりながら絶景スポットへの立ち寄りや島グルメを堪能することで、きっと二人の絆も深まりますよ。
伊豆大島は年中楽しめるスポットですが、サイクリングするなら気候の温暖な時期がおすすめです。島の自然を感じながらのサイクリングを楽しみたいカップルは、春や秋に伊豆大島を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部