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兼六園とは
兼六園は、石川県金沢市にある日本庭園です。
静かに庭園散策が楽しめるスポットで、季節を問わず観光客で賑わいます。お散歩好きなカップルのまったりデートにおすすめです。
兼六園へのアクセス・基本情報
- 名称
- 兼六園
- 住所
- 〒920-0936
石川県金沢市兼六町1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 7:00~18:00(最終入園17:30)※3月1日~10月15日
8:00~17:00(最終入園16:30)※10月16日~2月末日
- 定休日
- 年中無休
- 料金
- 大人(18歳以上)320円
小人(6歳~18歳未満)100円
- アクセス
- JR金沢駅から車で約10分
- 駐車場
- 兼六駐車場(年中無休普通車は24時間入出庫可)
兼六園の魅力
魅力1日本三名園に数えられる大名庭園
兼六園は、水戸偕楽園(茨城県)や岡山後楽園(岡山県)とともに日本三名園に数えられる大名庭園です。
江戸時代、幕府の許可なしに集まることが禁じられていた大名たちが、社交の場として庭園を活用したのが大名庭園の始まりなのだとか。
加賀の歴代藩主によって代々受け継がれてきた兼六園は、その後一般に広く公開され、今では県民や観光客の憩いの場となっています。
由緒ある日本庭園をたしなむ大人のカップル、ステキな響きではないですか?
兼六園の広い園路は整備が行き届いており、服装を選ばないのもうれしいポイント。思い切りオシャレをして、パートナーとのひとときを楽しんでください。
魅力2季節の移ろいをひとところで感じられる広さと景観の豊かさ
ひとところで四季の移ろいを感じられる豊かさは、兼六園の大きな魅力の一つ。
総面積約11.4ha、回遊式も取り入れられた広大な土地の兼六園には、160種の樹木が8,200本も植えられています。紅葉が澄んだ秋空を燃やすような迫力には、圧巻のひとことです。
11月1日から12月中旬にかけては松に雪吊りが施されるため、3月中旬まで園内の松たちはひと味違う装いに。春夏秋冬、いつ訪れても園内は被写体にあふれるほど豊かな景観が広がっています。
絶景をそのカメラに収めたり、その景観を背景にして二人の思い出を切り取ったり、味わい方はさまざま。
筆者の推しシーズンは初夏の5月から6月。紅葉は言わずもがなですが、新緑の涼やかさはオツなものですよ。
魅力3ひがし茶屋街や近江町市場など、グルメ満載のエリアに近い
兼六園のある金沢駅の鼓門側はひがし茶屋街や近江町市場がある、アクセス抜群のグルメエリアでもあります。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているひがし茶屋街。その古い町並みはフォトスポットとしても人気。タイムスリップしたような雰囲気の中に、カフェやセレクトショップなど、現代の営みが隠れています。
近江町市場は、藩政時代から数えて300年以上続く歴史ある市場。「おみちょ」の愛称で地元の人々に愛され、店先グルメも満載の観光スポットです。
散策でお腹を空かせたら、二人で金沢のグルメスポットも制覇しましょう。
兼六園のおすすめデートプラン
兼六園で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは日本庭園の散策をメインに楽しむプラン!ぜひ二人で、心ゆくまで遊んでみてください。
園内最大の池『霞ヶ池』を1周して歩数を増やそう
まずは霞ヶ池(かすみがいけ)へ向かいましょう。
料金所でもらえるパンフレットに園内の案内図があるため、初めての来園でも迷子にはなりません。
JR金沢駅方面からお越しの方は、桂坂料金所からの入退園がおすすめ。駅から近いだけでなく、金沢城公園の石川橋が目の前にあるので、兼六園を散策する際石川橋にも足を伸ばせます。
兼六園の中心部にある霞ヶ池の大きさは約5,800㎡、1周するだけでもそれなりに歩かなければなりません。
スマホのアプリなどを使い、歩数を二人で競うのもいいアイデアです。
虹橋を渡ると見えてくる大きな唐崎松、水面まで伸びる立派な枝に生命力を感じます。
唐崎松の下でカルガモに遭遇。パートナーと一緒に観察して癒されました。
唐崎松の奥に浮かぶのは蓬莱島。紅葉の新緑が清々しい気分にさせてくれました。
霞ヶ池周辺だけでも写真がたくさん撮れるので、二人で構図を探し回り、ベストショットをカメラに収めてみてください。
兼六園はじまりの地『瓢池』で静かな涼を感じよう
霞ヶ池を1周したら、兼六園の作庭が始まった地、瓢池(ひさごいけ)にも足を伸ばしましょう。霞ヶ池の華やかさと対照的に、静謐(せいひつ)な雰囲気が辺りには漂っていました。
池のほとりに店を構える、明治8年(1875年)創業の老舗料亭「三芳庵」にもぜひお立ち寄りください。新緑の季節に見ごろを迎える藤の花を愛でながら、お抹茶や昼食がいただけます。
筆者は訪れる前にお寿司を食べてお腹いっぱいになっていたため、泣く泣く諦めましたが、藤の花越しに見る瓢池も趣があるでしょう。
二人で並んで翠滝(みどりたき)の音に耳を傾け、兼六園の始まりに思いを馳せれば音で涼しさを感じられますよ。
呼吸を整えたら、周辺スポットにも行ってみましょう。
写真撮影が進む『ひがし茶屋街』でティーブレイクを楽しもう
兼六園からひがし茶屋街へは車で約5分、歩いても約15分。歴史ある街並みは、どこを切り取ってもフォトジェニック。
パートナーに連れられて訪れたのは、加賀棒茶 丸八製茶場 一笑。筆者は初めて訪れましたが、注文を決めるときのおもてなしに驚きました。
カウンター席に着くと、並べられたのは複数の白い小皿。それぞれの小皿に色合いの異なる茶葉が入っており、店員さんがお湯を注いでくれます。
香りの違いを楽しみながら、店員さんの説明を伺い、注文を決められるスタイルでした。パートナーと好みの香りを探すのは、貴重な注文体験でワクワクしました。
440円でセットにできる季節の菓子も絶品なので、ぜひウォーキングを頑張ったご褒美に二人でお召し上がりください。
即実食『近江町市場』で店先グルメを味わおう
ひがし茶屋街から近江町市場へは車で約3分、歩いても約12分。
約170の店が連なる市場はアーケードに覆われており、万が一の天候不良でも傘いらず。ハンズフリーで店先グルメに集中できます。
筆者が食べたのはホタテ。皿代わりの貝殻に醤油を垂らし、添えられたワサビをつけてご賞味ください。
店先でいただけるグルメが所狭しと並ぶ近江町市場ですが、食べ歩きは推奨されていません。店先や店内のフードコートなど、お店が指定する場所で堪能しましょう。
ホタテの美味しさに二人ともお酒を欲しましたが、車だったので我慢。代わりにアーケード内にある酒の大沢で福光屋の日本酒「黒帯」を買って帰りました。
ひがし茶屋街も近江町市場も兼六園からは徒歩圏内です。しかし、終盤は疲れてくるかもしれないので、二人の体力と相談して移動手段を決めましょう。
まとめ
兼六園は格式高い日本庭園でワンランク上のデートが楽しめるスポットです。
まったり庭園散策ができますので、きっと二人の絆も深まりますよ。お散歩好きなカップルはお好みの季節に訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部