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熊野古道とは
熊野古道は、紀伊半島南部にある熊野三山と京都や大阪、伊勢などの各地を古来より結んできた巡礼の道です。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている熊野古道は、一年をとおして国内外からの観光客でにぎわい、巡礼路をたどるトレッキングや、古より信仰を集める聖地めぐりが楽しめるスポット。
山歩きが好きなカップルや、パワースポットが好きなカップルのアクティブデートにおすすめです。
熊野古道へのアクセス・基本情報
- 名称
- 熊野古道
- 住所
- 〒647-1731
和歌山県田辺市本宮町本宮(熊野本宮大社)
- 電話番号
- 0735-42-0735(熊野本宮観光協会)
- 営業時間
- 各スポットによる
- 定休日
- 各スポットによる
- 料金
- 各スポットによる
- アクセス
- 南紀白浜空港からバスで約140分
JR紀伊田辺駅からバスで約120分
- 駐車場
- スポットによりあり
- 公式サイト
- https://www.hongu.jp/
熊野古道の魅力
魅力1古の時代から多くの人を惹きつけるパワースポット
熊野古道の魅力を語るなら、古来よりパワースポットとして多くの人々を惹きつけてきたことは外せません。
1,000年以上前より、庶民から皇族までのさまざまなの階層の人々を惹きつけてきた熊野古道。巡礼の目的地である熊野三山やご神体として崇められてきた那智の滝(なちのたき)など、神聖な場所が数多くあります。
同じく1,000年以上の歴史をもつ巡礼路「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(フランス・スペイン)と並ぶ、世界で2つだけの「道の世界遺産」である熊野古道。
今日ではその神秘的な魅力を求め、世界中から多くの観光客が熊野古道へ足を運んでいます。
魅力2初心者から上級者まで楽しめるさまざまなトレッキングコース
初心者からプロ登山者まで、幅広い層の方がトレッキングを楽しめることも熊野古道の魅力です。
熊野古道は古来より、さまざまな地域と熊野の地を結びつけてきた巡礼の道で、その全長は約1,000km。すべて踏破するのは至難の業ですが、日帰りから1週間以上の長期縦走まで、レベルに合わせて楽しめるコースが複数整備されています。
中でも以下は、熊野古道の代表的なコースです。
- 中辺路(なかへち)…田辺から東に紀伊山地に入り熊野三山をめぐる約80kmのコース
- 大辺路(おおへち)…田辺から那智勝浦を海岸線沿いに結ぶ全長約92kmのコース
どちらかがトレッキング初心者なら、まずは中辺路や大辺路の主要部を日帰りで歩いてみましょう。短時間の山歩きでも、熊野古道の神秘的な雰囲気を堪能できますよ。
魅力3那智の滝をはじめとするフォトジェニックなスポット
思わず写真を撮りたくなる、フォトジェニックな名所が数多くあるのも熊野古道の魅力。自然と歴史に彩られた絶景スポットで撮る写真は、きっと思い出の1枚になるでしょう。
たとえば那智の滝は、日本3名瀑の一つにも数えられる美しい滝で、古来より信仰を集めています。とくにおすすめなのは、青岸渡寺(せいがんとじ)の三重塔と組み合わせた構図と、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)から見上げる構図。神秘的な那智の滝とともに、思い出の1枚を撮影しましょう。
また古の面影を色濃く残す大門坂(だいもんざか)も、熊野古道の代表的なスポット。平安衣装の貸出サービスを利用することも可能で、二人だけの特別な写真を撮るのにぴったりの場所です。
上記スポットの他にもフォトジェニックなスポットが多くある熊野古道。二人だけの素敵な場所を見つけ出し、思い出の1枚をカメラに収めてはいかがでしょうか。
熊野古道のおすすめデートプラン
熊野古道で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、「トレッキングをしながら神秘的な名所をめぐる日帰りプラン」!ぜひ二人で、心ゆくまで遊んでみて下さい。
平安貴族も歩いた巡礼路・中辺路でトレッキングをしよう
日帰りでのトレッキングで人気なのは、中辺路の発心門王子(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮(くまのほんぐう)までの約7kmを歩くコース。
平坦な道と緩やかな下り坂を中心としたコースの途中には休憩所も設置されていますから、初心者も挑戦しやすいコースです。
レンタカー利用の場合は、熊野本宮大社に車を停め、バスで開始地点の発心門王子に移動するのがおすすめです。
美しい石畳の残る古道はもちろん、棚田や茶畑、集落など、熊野の地に住む人々の生活を垣間見れるのも中辺路の魅力。
のどかな景色を楽しみながら、熊野本宮大社を目指しましょう。
大門坂や那智の滝で思い出の1枚を撮影しよう
熊野本宮での参拝後は、車で大門坂に移動しましょう。大門坂に隣接する駐車場に車を停め、那智の滝まで約2.5kmのトレッキングがスタートします。
大門坂の必見ポイントは、樹齢数百年の杉並木に囲まれた美しい石畳。有料で平安衣装をレンタルできるため、色彩鮮やかな衣装に身を包んで撮影してもらえば、2人の旅の特別な1枚になるでしょう。
大門坂を登りきると、その先に見えるのが熊野三山のひとつである熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)。美しい朱塗りの社殿が印象的です。
那智大社に隣接する青岸渡寺もおすすめの撮影スポットです。三重塔ごしに見る那智の滝は、熊野古道のなかでも随一の絶景ですから、お見逃しなく。
青岸渡寺を出たら、滝のふもとにある飛瀧神社までもうひと歩き。飛瀧神社からは、落差日本一の那智の滝の迫力を真下から仰ぎ見れます。
自然の神秘やパワーを感じる那智の滝で、思い出の1枚を撮影するのもおすすめです。
川湯温泉で旅の疲れをいやそう
熊野古道エリアには、古来より旅人の疲れをいやしてきた名湯が多数ありますが、中でもカップルにおすすめなのが川湯温泉(かわゆおんせん)。
川湯温泉では川底から源泉がわいているため、穴を掘って2人だけのオリジナル温泉作りが体験できます。水着を着用すれば混浴で楽しめるため、川湯温泉はカップルの思い出作りにおすすめのスポットです。
冬場は温泉堀り体験はできませんが、川をせき止めて作った巨大な「仙人風呂」に入浴できるのもおすすめポイント。
また川湯温泉エリアには、温泉旅館も多くありますから、時間に余裕のある方はぜひ宿泊してゆっくりと旅の疲れをいやしましょう。
まとめ
熊野古道は美しい古道でのトレッキングや、パワースポットめぐりなどのアクティブデートが楽しめるスポットです。
世界遺産の美しい風景をながめながら歩き、フォトジェニックなスポットで一緒に写真を撮影することで、きっと二人の絆も深まりますよ。
トレッキングは1年中楽しめますが、とくにおすすめなのは春と秋。自然や写真、パワースポットに興味があるカップルは、新緑を楽しめる5~6月や、紅葉を楽しめる11月~12月に熊野古道を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部