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金峰山とは
金峰山は山梨県甲府市と長野県川上村にまたがる標高2,599mの山です。山頂に五丈岩(ごじょういわ)と呼ばれる巨石が鎮座しているのが特徴で、古くより信仰の対象とされてきました。
奥秩父の自然を満喫しながらの登山やテント泊が楽しめる金峰山。自然のなかで体を動かすことが好きなカップルの、アクティブデートにおすすめのスポットです。
金峰山へのアクセス・基本情報
- 名称
- 金峰山
- 住所
- 〒384-1401
長野県南佐久郡川上村川端下
- 電話番号
- 0551-45-0521(八ヶ岳町観光協会)
- 営業時間
- 各スポットによる
- 定休日
- 各スポットによる
※JR韮崎駅から瑞牆山荘へのバスは例年4月~11月下旬までの運行
- 料金
- 各スポットによる
- アクセス
- (東京から)中央自動車道須玉ICから瑞牆山荘まで約1時間
(JR韮崎駅から)路線バスで約1時間30分、瑞牆山荘バス停下車
- 駐車場
- 瑞牆山荘に駐車場あり
金峰山の魅力
魅力1山頂からの絶景が楽しめる
山頂の眺望の良さで知られる金峰山。
標高2,599mの高山の頂からは、近隣の瑞牆山(みずがきやま)をはじめとする奥秩父の山々はもちろん、天候が良ければ八ヶ岳や南アルプスの山々に富士山など、日本を代表する山域の山々が望めます。
360度に広がる絶景と、山頂にそびえる高さ約15mの巨大な花崗岩「五丈岩」によって生み出される独特の景観は、他の山にはない金峰山ならではの魅力です。
魅力2初めてのテント泊登山におすすめ
「日帰り登山や山小屋泊での経験をある程度積み、いずれはテント泊に挑戦したい」と考えていませんか?金峰山への登山道の途中にある富士見平小屋は、テント泊デビューにおすすめのスポットです。
登山口から富士見平小屋まで約1時間で到着するため、重い荷物を背負ったまま長時間歩く必要はありません。
またテントサイトには水場やトイレがしっかりと整備されているほか、風の影響を受けにくい樹林帯に位置しているなど、初心者でもテント泊が楽しめる要素がそろっています。
登山口からの距離が近く、設備も整えられた富士見平小屋は、テント泊デビューにおすすめのスポット。ぜひ金峰山の富士見平小屋で、二人でテント泊登山デビューを飾ってみてください。
魅力3金峰山と瑞牆山、2つの百名山に一度に登れる
前項でご紹介した富士見平小屋は、金峰山と瑞牆山の2つの山の分岐上に位置します。そのため富士見平小屋を拠点に、両山へのアクセスが可能です。
大小さまざまな岩で構成されたユニークな形状が特徴で、ロッククライミングの人気スポットとしても知られる瑞牆山。金峰山と同じく日本百名山に名を連ねる名山の頂からは、金峰山にも劣らない絶景が堪能できます。
花崗岩で形成されたユニークな山容と山頂からの眺望が魅力の瑞牆山は、岩場初心者の練習としてもおすすめの山。奥秩父エリアを代表する2つの山に同時に挑戦すれば、より充実した登山になることでしょう。
金峰山のおすすめデートプラン
金峰山で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、富士見平小屋にテントを張り、瑞牆山と金峰山、2つの名峰に挑戦する1泊2日のプラン。ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
富士見平小屋でテント泊の準備をしよう
登山の出発地は瑞牆山荘。路線バスやマイカーで山荘にアクセスし、宿泊地である富士見平小屋をめざします。
瑞牆山荘から富士見平までは、樹林帯のなかの登山道を歩きます。
傾斜もなだらかで歩きやすい道ですが、テントや寝袋、調理器具など、重い荷物を背負って歩くテント泊では、軽装での登山時よりもずっと疲労が感じられます。普段より歩くペースを落とし、こまめに休憩を取りながら登りましょう。
1時間ほど歩くと、富士見平小屋に到着。山小屋で受付を済ませ、料金を支払ったら、テントを設営する場所を確保しましょう。
テントの設営場所により、テント泊の快適さは大きく左右されます。地面がフラット・風の影響を受けづらい・水場やトイレが近いなどの条件を満たす場所を探してみましょう。
設営場所が決まったら、いざテントを設営。完了したら寝袋やマットを敷いて寝床を作り、調理器具や食料の準備を始めましょう。元気なうちに、食事や就寝の準備を済ませるのがおすすめです。
瑞牆山に登り、巨石の連なるユニークな山容を堪能しよう
テント泊の準備が完了したら、初日の目的地である瑞牆山をめざし、登山を再開します。防寒着や行動食など必要なものだけサブザックにつめ、登山に出発しましょう。
富士見平小屋から約30分ほどの下り道を歩き、谷底を流れる天鳥川(あまとりがわ)に到着。川を超えると桃太郎岩と呼ばれる大きな岩が現れます。刀で真っ二つに切られたような形状の直径約10mの巨石は、迫力がありますよ。
桃太郎岩から先は山頂まで岩場が続きます。随所に鎖が設置されており、登りやすいように整備されているため、岩場登山の経験を積むのにも絶好のスポットです。
約60分ほど登ると瑞牆山の山頂に到着。巨大な花崗岩でできた標高2,230mの広い山頂からは、正面にそびえる八ヶ岳を中心とした絶景が楽しめます。
存分に景色を堪能したら、来た道を折り返し、富士見平小屋に戻ります。登頂後はテント場に戻り、自然の中での二人だけの時間を心ゆくまで満喫しましょう。
早朝の金峰山に登頂!山頂から朝日をながめよう
登山2日目は金峰山に挑戦。深夜にテント場を出発し、山頂をめざします。
金峰山までの所要時間は約3時間半。真夜中の出発となるため、他の宿泊者の邪魔にならないよう静かに準備をしましょう。
ヘッドライトの明かりを頼りに、森のなかの登山道を歩きます。倒木や岩に気をつけながら、慎重に登りましょう。
富士見平小屋から歩くこと約2時間半。砂払いノ頭(すなはらいのあたま)と呼ばれる奇岩のあたりで森林限界を超え、周囲の樹木に阻まれていた視界が一気に広がります。眼下に雲海を見下ろしながら、岩場の続く稜線を歩きましょう。
砂払いノ頭から約60分で山頂に到着。標高2,599mの山頂からは、東の空に昇る美しい朝日がながめられます。真っ暗闇のなか、険しい登山道を登ってきた努力が報われる瞬間です。
朝日に染まる五丈石は、巨石が整然と積み重なった姿は自然にできたとは信じがたいほど美しく、古来より信仰の対象とされてきたこともうなずけます。
山頂からの景色を堪能したあとは、富士見平小屋へ戻ります。一休みしたあとはテントや寝袋を片付け、瑞牆山荘へと下山しましょう。
まとめ
金峰山は雄大な自然のなかでの登山が楽しめる、デートにおすすめのスポットです。
大自然のなかでのテント泊や、山頂からの絶景をともに楽しむことで、きっと二人の絆も深まりますよ。
金峰山は春から秋にかけて登山が楽しめるスポットですが、とくにおすすめなのが紅葉が楽しめる秋。大自然のなかでの登山やテント泊を楽しみたいカップルは、10月初旬から中旬ごろに金峰山を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部