CONTENTS
日光男体山とは
日光国立公園内、中禅寺湖北岸に位置する標高2,486mの日光男体山。
雄大な山容で知られる日光男体山は、古くから山岳信仰の対象として知られ、日本百名山にも選ばれる関東を代表する名山です。
登山道は麓の二荒山神社境内から伸びており、山頂との往復所要時間は約6時間。日光の自然を感じながらの登山ができる、山好きのカップルのアクティブデートにおすすめのスポットです。
日光男体山へのアクセス・基本情報
- 名称
- 日光男体山
- 住所
- 〒321-1661
栃木県日光市中宮祠
- 電話番号
- 0288-22-1525(日光市観光協会)
- 営業時間
- 6:00~12:00(二荒山神社中宮祠で入山受付)
- 定休日
- 4月25日~11月11日(左記期間外は閉山)
- 料金
- 入山料 大人 1,000円(中学生までは無料)
- アクセス
- (マイカー)東北自動車道「鹿沼インター」から約25分
(公共交通) JR・東武日光駅バスで約50分
- 駐車場
- あり
日光男体山の魅力
魅力1古くから信仰される名山での日帰り登山が楽しめる
標高2,000m級の山々が連なる日光連山。なかでもはっきりとした円錐形の山容が特徴的な日光男体山は、山岳信仰の対象として古来より崇められてきました。
日光男体山は、この山をご神体としてまつる二荒山神社(ふたらやまじんじゃ)の敷地内にあり、登山道入り口も神社の境内にあります。
中禅寺湖畔の二荒山神社から山頂までの標高差1,200m以上の急登コースは少々ハードですが、危険な箇所が少なく道迷いの心配もほとんどないため、ペース配分に注意すれば初心者でも登頂可能です。
魅力2山頂から奥日光の山々が見晴らせる
湖や滝、湿地帯など、雄大な自然の残る日光国立公園に位置する日光男体山。標高2,486mの頂は眺望の良さで知られています。
山頂からは青く澄んだ中禅寺湖や湖を囲む原生林が見下ろせるほか、日光連山を構成する山々はもちろん、天気が良ければ富士山や東北の山々まで見晴らせることも。
東京から日帰り可能な距離にありながら、息を呑む素晴らしい眺望が味わえるのも日光男体山の魅力です。
魅力3登山後に中禅寺湖エリアでの観光が楽しめる
登山後の楽しみが充実しているのも、日光男体山観光の特徴のひとつ。
奥日光エリアでは中禅寺湖畔での散策や日帰り温泉、地元の食材を使用した心躍るような食事など、さまざまなアクティビティが楽しめます。
奥日光での滞在をより満喫したいカップルには、宿泊もおすすめ。静かな滞在が楽しめる中禅寺金谷ホテルや歴史ある温泉旅館、自然のなかでのキャンプなど、豊富な選択肢があるのも中禅寺湖エリアの魅力です。
翌日は戦場ヶ原や日光東照宮などの観光スポットへと足を伸ばすことで、歴史と自然の魅力たっぷりの日光エリアがより楽しめるでしょう。
日光男体山のおすすめデートプラン
日光男体山で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、二荒山神社から日光男体山へ登頂し、下山後は中禅寺湖畔での観光を楽しむ日帰りプラン。ぜひふたりで、心ゆくまで楽しんでください。
世界遺産・二荒山神社で参拝し、男体山登山をスタートしよう
二荒山神社から登山スタート。まずは神社の境内で入山料を支払い、お守りを受け取りましょう。
日光男体山を御神体とする二荒山神社は、世界文化遺産にも登録される歴史ある神社。縁結びのご利益があると言われており、カップルでの参拝にぴったりのスポットです。
登り始めるとすぐに、1合目と書かれた石碑が目に入ります。ここから山頂の10合目まで要所要所に石碑があるため、ペース配分の参考にしましょう。
三合目からはいったん舗装道に合流、しばらく九十九折りの坂道を登ったあと、四合目から再び登山道に入ります。
ここから山頂までは約1kmの本格的な登山道。途中でバテてしまわないよう、ときおり休憩をはさみながら余裕あるペースを心がけましょう。
前半は単調な景色が続きますが、6合目を過ぎるころから徐々に視界が開け、周囲の景色が楽しめるようになります。9号目あたりで樹林帯を抜けて稜線へ。ここまで来たら山頂まではもう一息です。
二荒山神社から山頂までの登山道は、急登の続くハードなコース。ペース配分に気をつけながら、絶景の待つ山頂を目指しましょう。
急登を乗り越え、山頂からの絶景を堪能しよう
二荒山神社から登ること約3時間半で山頂に到着。関東でも屈指の高峰からの眺望を満喫しましょう。
山頂に到着すると最初に見えるのが、二荒山神社の奥宮。無事の登頂を記念して参拝しましょう。
奥宮から東方向には男体山頂を示す標識があり、その先の岩には長さ約3.6m、幅約17cmの刀剣が鎮座しています。男体山のシンボルでもある巨大な刀身に、青空が映える姿は必見です。
男体山の山頂からは360度の絶景が見晴らせます。
奥宮から少し下ったところにある太郎山神社の周辺は特に景色が良いため、休憩しながら景色を眺めるのにぴったりのスポット。
眼下に中禅寺湖が見渡せるほか、正面に迫る日光白根山や右手に見える燧ヶ岳や至仏山、その奥に会津駒ヶ岳など、日光男体山と同様に日本百名山にも選ばれる多くの名峰が望めます。関東でも有数の眺望を誇る日光男体山からの眺望を、心ゆくまでご堪能ください。
山頂からの景色を存分に堪能したら下山を開始します。来た道を引き返し、二荒山神社をめざしましょう。
下山後は中禅寺湖畔での散策や観光を楽しもう
無事に下山をしたあとは、中禅寺湖畔での散策を楽しみましょう。
明治から昭和初期にかけて外国人の避暑地としてにぎわった中禅寺湖。湖畔にはかつての大使館別荘などの洋風建築も残り、当時の面影を今に伝えています。
湖畔沿いには遊歩道が整備されており、のんびりと歩きながら湖の景色が楽しめます。またボートや遊覧船に乗船し、湖上から日光男体山をはじめとする奥日光の雄大な景色を堪能するのもおすすめですよ。
登山のあとは温泉が必須のカップルはぜひ日帰り温泉へ。日光金谷ホテルや中禅寺湖温泉にある「奥日光ホテル四季彩」では、奥日光の自然が感じられる露天風呂で疲れた体を癒やせます。
優雅な食事を楽しみたいカップルには、中禅寺湖温泉エリアの老舗レストラン「シェ・ホシノ」がおすすめ。南欧風の建物でいただくヤシオマスや、湯波(ゆば)などの地元の特産品を生かしたフランス料理のコースは絶品です。
観光に温泉にグルメと、登山のあとも楽しめる中禅寺湖エリア。見どころいっぱいのスポットで二人の特別な時間を過ごしてください。
まとめ
日光男体山は奥日光の雄大な自然のなかでの登山が楽しめる、アクティブデートにおすすめのスポットです。山頂からの絶景をともに眺め、下山後の観光と楽しむことで、きっとふたりの絆も深まりますよ。
紅葉の美しさで知られる奥日光エリアですが、観光客が最も多く訪れるこの時期は公共交通の遅延や渋滞が発生します。日帰り登山に訪れるのなら、春から初夏にかけての訪問がおすすめです。
山頂からの絶景と静かな中禅寺湖畔の散策を楽しみたいカップルは、5月から6月ごろに日光男体山を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部