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日光白根山とは
栃木県と群馬県の県境に位置する日光白根山は、火山活動によって形成された迫力ある山容と奥日光の豊かな自然が楽しめる名峰です。
迫力ある岩峰や火山活動によって形成された湖沼、美しい高山植物など、山内で見られる美しい風景は登山者を魅了してやみません。
関東近郊でダイナミックな自然を感じながらの登山を楽しみたいカップルの、アクティブデートにぴったりのスポットです。
日光白根山へのアクセス・基本情報
- 名称
- 日光白根山
- 住所
- 〒378-0414
群馬県利根郡片品村東小川
- 電話番号
- 0278-58-2211(丸沼高原)
- 営業時間
- 24時間
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- アクセス
- (丸沼高原)関越自動車道「沼田IC」から自動車で約50分
(日光湯元温泉)日光宇都宮道路「清滝IC」から自動車で約40分
- 駐車場
- 丸沼高原、日光湯元温泉ともにあり
日光白根山の魅力
魅力1東日本最高峰の名山での山歩きが堪能できる
男体山や女体山など、高峰の連なる日光連山のなかでもひときわ存在感のある日光白根山。
標高2,578mは関東以北では最高峰であるその頂からは、さえぎるもののない絶景が堪能できます。
日光国立公園に指定される日光白根山やその周辺は、数多くの野生動物が生息し、雄大な自然が残るエリア。夏にはコマクサやウスユキソウはじめとするさまざまな高山植物、秋には山を美しく染め上げる紅葉など、季節ごとに異なる表情で登山者を出迎えてくれます。
パートナーと複数回にわたって訪れても、そのたびに異なる角度から楽しめるのが日光白根山の魅力のひとつです。
魅力2群馬と栃木の2県からアクセスできる
群馬県と栃木県の県境に位置する日光白根山には両県から複数の登山道が伸びており、登山経験や交通手段に合わせて登山ルートが選べるのも魅力の一つです。
群馬側の登山の起点となるのが丸沼高原。山麓から運行する日光白根山ロープウェイを利用すれば標高2,000mまで一気にアクセスできるため、登山初心者にもおすすめのコースです。
栃木県側で人気の登山口は奥日光にある湯元温泉。標高差が大きく、長時間の登山となるため中級者向けですが、登山口周辺の旅館やキャンプ場で前泊が可能なため、早朝に出発して山頂での日の出を見たい場合は湯元温泉がおすすめです。
お二人の登山のレベルに合わせて、登山道を選択してみてくださいね。
魅力3温泉やキャンプをはじめとする登山後の楽しみが充実
登山以外にもさまざまなアクティビティが楽しめるのも日光白根山の魅力のひとつ。
主要登山口の丸沼高原と湯本温泉のいずれにもキャンプ場があり、広大な自然のなかでのキャンプが楽しめます。
また歴史ある温泉街、湯元温泉エリアには日帰り温泉や旅館も充実しており、天然温泉で登山の疲れが癒せます。
さらに戦場ヶ原や湯滝や竜頭の滝などの名瀑や戦場ヶ原など、奥日光の自然が満喫できるスポットも周辺に豊富なため、日光白根山とあわせてぜひ訪れてみてください。
日光白根山のおすすめデートプラン
日光白根山で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、湯元温泉の登山口を早朝に出発し、前白根を経由して白根山山頂をめざすプラン。
ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
湯元温泉から登山スタート!急登を乗り越え、前白根をめざそう
夜更け前の湯元温泉から登山スタート。ヘッドライトの灯りを頼りに急登を登り、展望の広がる前白根をめざします。
今回は日の出を目指しての登山のため、登山口のすぐ近くにある日光湯本キャンプ場で前泊しました。深夜にキャンプ場を出発して登山を開始。まずは湯本スキー場のコース内を登っていきます。
夜出発の場合、ヘッドライトは必須のアイテム。足元を照らしながら慎重に登りましょう。
スキー場の緩やかな斜面をしばらく登り、左に標識が見えたらそこから本格的な登山道に入ります。木の根や小岩に注意しながら樹林帯のなかの急斜面を登っていきましょう。
2時間半ほど登るとようやく急登も終わり、傾斜も緩やかになります。その頃には空も次第に明るくなり、周辺の木々が朝日に染まりはじめているでしょう。
展望も徐々に開け、行く先に日光白根山の山頂が正面に見えてきたら、最初の目的地である前白根はもうすぐです。
登山開始から約3時半ほどで前白根に到着。
日光の外輪山の一角を成す前白根は絶好のビューポイントです。当日は好天に恵まれ、東の空から登る朝日が白根山の頂きを赤く染め上げる光景が見られました。
湯元温泉からの長い急登を乗り越えた先に待つのは、前白根からの絶景。火山活動によって形成されたダイナミックな日光白根山の山容を、存分に堪能しましょう。
絶景の続く稜線を歩き、東日本最高峰・日光白根山の山頂をめざそう
前白根山まで着けば山頂まではもう一息。東日本最高峰である日光白根山の頂をめざします。
前白根山からはいったん下り道に入ります。岩場の登山道を降りていくと、途中で避難小屋方面と五色沼方面の分岐がありますが、今回は避難小屋方面に進みます。
分岐からさらに下ると避難小屋に到着。トイレや売店などの設備はありませんが、小山の前は広く開けているため、休憩におすすめです。
避難小屋から山頂は距離は短いものの急登のため、最後の力をふりしぼって登りましょう。
避難小屋から約1時間で日光白根山の山頂に到着。標高2,578mの頂からは日光三山や谷川連峰、尾瀬の至仏山と燧ヶ岳など、数々の名峰が見晴らせるほか、条件が良ければ遠く富士山が望めることもあります。
眼下にはエメラルドグリーンに輝く五色沼や大小さまざまな火口跡も見られ、有史以前からの火山活動によって形成された日光白根山の複雑な地形が観察できます。
山頂からの景色を存分に堪能したあとは、時間に余裕があれば五色沼へ寄り道してみましょう。美しい湖面が間近で鑑賞できますよ。
下山後は湯元温泉で日帰り温泉とキャンプを楽しもう
長い登山を終えたあとは、湯元温泉エリアで天然温泉の入浴とキャンプ場での滞在を堪能しましょう。
湯元温泉は788年に開湯したとされる歴史ある温泉地。自然に囲まれた落ち着いた温泉街の一部のホテルや旅館では、日帰りでの温泉入浴が楽しめます。
登山口のすぐそばに位置する奥日光高原ホテルは、おすすめの日帰り温泉スポットのひとつ。
男女ともに大浴場と露天風呂が設置され、かけ流しの天然温泉が楽しめます。乳白色の硫黄泉が、登山後の体を優しく包みこんでくれるでしょう。
入浴後は日光湯元キャンプ場での滞在を楽しみましょう。
標高1,480mの高原に位置する日光湯元キャンプ場は、奥日光の自然と澄んだ空気が魅力のキャンプ場です。
冬にはスキー場のゲレンデとなる広大なサイトでは、指定エリア内なら自由に設営可能なため、二人のお気に入りの場所を見つけてみてください。美しい星空の下、焚き火を囲んで語り合えば、きっと特別な一夜になるでしょう。
登山口のある湯元温泉は、天然温泉や大自然のなかでのキャンプも楽しめるスポット。ぜひ登山とあわせて楽しんでみてください。
まとめ
日光白根山は奥日光の雄大な自然を感じながらの登山が楽しめる、アクティブデートにおすすめのスポットです。湯元温泉での温泉入浴やキャンプも組み合わせると、より特別な思い出になること間違いなしですよ。
日光白根山は初夏から秋までが登山シーズン。なかでも9月下旬ごろからはじまる紅葉シーズンは特におすすめです。
奥日光の名峰での紅葉登山を楽しみたいカップルは、9月下旬から10月中旬ごろに日光白根山を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部