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奥入瀬渓流とは
青森県十和田市内にある奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。十和田湖(とわだこ)から流れ出る美しい川沿いに散策道が整備される、ハイキングにおすすめのスポットです。
自然の中で体を動かすことが好きなカップルの、アクティブデートにおすすめです。
奥入瀬渓流へのアクセス・基本情報
- 名称
- 奥入瀬渓流
- 住所
- 〒034-0301
青森県十和田市奥瀬60
- 電話番号
- 0176-75-2425(十和田湖国立公園協会)
- 営業時間
- なし
- 定休日
- なし
- 料金
- なし
- アクセス
- 【青森駅から】自動車で約1時間30分、バスで約2時間15分
【八戸駅から】自動車で約1時間10分、バスで約1時間30分
- 駐車場
- 各スポットによる
奥入瀬渓流の魅力
魅力1四季折々の美しい自然が楽しめる奥入瀬渓流
奥入瀬渓流は十和田湖から約14kmにわたり流れる渓流で、その美しさを目当てに多くの観光客が訪れる、青森を代表するスポットのひとつです。
雪が溶け、植物が徐々に活力を帯びていく春先や、鮮やかな緑が眩しい夏、木々が赤や黄に染まる秋、静寂と雪に包まれる冬と、四季折々の自然の風景が堪能できます。
渓流沿いにはハイキングコースが整備され、美しい川の流れや周囲の自然を楽しみながらのハイキングが可能です。
魅力2雄大な自然に囲まれる十和田湖
秋田県と青森県にまたがる十和田湖は、古代の火山活動によって形成されたカルデラ湖。奥入瀬渓流を流れる奥入瀬川は、十和田湖から流れ出ています。
水深の深さに由来する美しい青色の水面と、周囲の原生林の美しさで知られる十和田湖は、奥入瀬渓流とともに国の「特別名勝及び天然記念物」に指定されています。
十和田湖の美しさを堪能するには、遊覧船への乗船や現地旅行会社の主催するカヌーツアーがおすすめ。
十和田湖はヒメマスの養殖地としても知られ、周辺のレストランでは理想的な環境で育った新鮮なヒメマス料理が楽しめますよ。
魅力3十和田市の美術館や街中でアート作品が楽しめる
奥入瀬渓流のある十和田市は、アートによるまちづくりの推進でも知られており、その中核を担うのが、市内中心部にある十和田市現代美術館です。
大きさの異なる複数の展示スペースが、ガラスの回廊によってつなげられた形状が特徴の十和田市現代美術館。それぞれの展示スペースでは、国内外のアーティストが十和田市現代美術館のために制作した作品が収められています。
また街全体でアートを推進する十和田市では、美術館の中だけでなく、街中でもアートの展示が見られます。ぜひ、市内を散策しながらアートめぐりを楽しんでみてください。
奥入瀬渓流のおすすめデートプラン
奥入瀬渓流で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、奥入瀬渓流でのハイキングと、十和田市内でのアートめぐりが楽しめるプラン。ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
奥入瀬渓流をハイキングで楽しもう
十和田湖から東へ約14kmにわたって続く奥入瀬渓流。渓流沿いのハイキングコースは、全体的に平坦で歩きやすいため、ハイキング初心者のカップルにもおすすめですよ。
奥入瀬渓流でのハイキングは上流側と下流側、どちらからでもスタート可能。おすすめは下流側から十和田湖に向かって歩くコースです。流れに逆らって歩くことで、流れてくる水が美しく見え、写真もきれいに撮れますよ。
14kmのコースをすべて歩く場合、約4時間かかるため、今回は見どころの多い石ヶ戸から十和田湖間の約9kmのコースをご紹介します。
ハイキング開始地点の石ヶ戸には路線バスで向かいます。自家用車を利用の場合は、ゴールの十和田湖の湖畔に駐車し、バスに乗り換えると便利です。
石ヶ戸で降車したらハイキングのスタート。自然豊かな渓谷を眺めながら、二人のペースで歩きましょう。
東北でも有数の自然豊かなスポットながら、お手軽にハイキングが楽しめるのが奥入瀬渓流の魅力。美しい風景と川の流れる音を楽しむことで、日常の疲れを癒やしてください。
ハイキングコース沿いの絶景スポットを堪能しよう
石ヶ戸からゆっくり歩くこと約30分、馬門橋(まかどばし)を少し過ぎたところで見られる「阿修羅の流れ」は、奥入瀬の渓流の中でもとくに流れが急なスポット。
川の水が激しく岩にぶつかることで生じる水しぶきに、目を奪われます。
奥入瀬渓流を紹介するポスターでも目にすることの多い、奥入瀬渓流を代表する絶景スポットです。
ハイキングコース沿いには複数の滝があり、訪れる人を楽しませてくれます。とくに見応えのある滝のひとつが雲井の滝。渓流から少し離れた森林にある雲井の滝は、25mの高さから三段に分かれて落下する、迫力ある姿が特徴です。
滝の直下まで遊歩道が整備されているため、ダイナミックな滝の迫力を間近で感じられますよ。
石ヶ戸から約7.5km、ハイキング終盤に現れる銚子大滝は、高さ7メートル、幅20メートルの堂々とした姿が特徴的で、十和田湖から流れてきた水を渓流に注いでいます。
晴れた日に訪れると、木漏れ日が生み出す光の筋が滝に差し込む、神秘的な光景が見られます。
銚子大滝から約30分ほどでゴールの十和田湖に到着。清らかな水をたたえる湖と原生林の美しさが、ハイキングの疲れを癒やします。
湖畔から遊覧船も出ていますから、お時間があればぜひ船上からの景色を楽しんでください。
アートの街・十和田市で現代アートに触れよう
奥入瀬渓流でのハイキングを終えたら、十和田市でのアート巡りをするのもおすすめ。アート巡りのメインとなるのが、市内中心部にある十和田市現代美術館です。
十和田市現代美術館でまず出迎えてくれるのは、現代アーティストのチェ・ジョンファによる作品『フラワー・ホース』。十和田市でかつて産出された馬をモチーフとした作品で、躍動感あふれる馬の雄姿と、それを彩る鮮やか花々が印象的です。
十和田市現代美術館の外壁にも注目。かわいらしくもどこかシニカルな表情を浮かべた巨大な少女のイラストは、青森出身の人気アーティスト・奈良美智によるものです。
美術館の建物は、ガラスの回廊で大小複数の展示スペースをつなぐユニークな設計が特徴的。これら一つひとつのスペースで展示される作品はとてもユニーク。
4m近くある巨大なおばあさんの像(ロン・ミュエク作 | スタンディング・ウーマン)のインパクトに圧倒され、レアンドロ・エルリッヒの作品『建物―ブエノスアイレス』では、作品の世界に迷い込んだような不思議な感覚が味わえるなど、一つひとつの展示スペースで、作家それぞれの個性あふれる作品が体験できます。
さて、屋内展示を堪能したら、美術館の外へ繰り出し、街中でのアート巡りを楽しみましょう。
十和田市現代美術館の向かい側にあるアート広場は、とくに注目のスポット。草間彌生によるキノコやカボチャをはじめとする作品群や、ユーモラスなお化け像(インゲス・イデー作 | ゴースト / アンノウン・マス)など、魅力あふれる作品が目白押しです。
ただ見るだけでなく、作品に触れて楽しめるのが屋外アートの魅力。上記で紹介した以外にも街中でさまざまなアート作品に触れられる十和田市内を散策しながら、ぜひ二人のお気に入りの作品を探してみましょう。
まとめ
奥入瀬渓流は美しい自然の中で手軽にハイキングを楽しめる、デートにおすすめのスポットです。
美しい渓流を眺めながらの散策や、市内でのアートめぐりを楽しむことで、きっと二人の絆も深まりますよ。
奥入瀬渓流は年中楽しめるスポットですが、新緑と紅葉の季節がとくにおすすめです。美しい自然のなかでのハイキングを楽しみたいカップルは、春や秋に奥入瀬渓流を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部