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尾瀬とは
尾瀬は群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる、国立公園に指定されている広大な湿原です。
貴重な高山植物を鑑賞しながらのハイキングや、大自然で星空鑑賞が楽しめるスポット。
自然の中で体を動かすことが好きなカップルや、都会では見られない美しい星空を見たいカップルのアクティブデートにおすすめです。
尾瀬国立公園へのアクセス・基本情報
- 名称
- 尾瀬国立公園
- 住所
- 〒378-0411
群馬県利根郡片品村戸倉(鳩待峠)
- 電話番号
- 0278-58-3222(片品村観光協会)
- 営業時間
- 各スポットによる
※公園への道路、山小屋等は冬季閉鎖あり
- 定休日
- 各スポットによる
- 料金
- 各スポットによる
- アクセス
- (東京から)大清水まで車で約3時間、高速バスで約4~5.5時間
(群馬から)JR沼田駅から電車で約1.5時間(戸倉での乗換要)
- 駐車場
- スポットによりあり
※戸倉~鳩待峠は車両規制あり
- 公式サイト
- https://oze-fnd.or.jp/
尾瀬の魅力
魅力1国立公園の自然の中でのハイキングが楽しめる
広大な尾瀬の自然を満喫するなら、ハイキングがおすすめです。尾瀬にはたくさんのコースがありますが、おすすめのコースは下記の2つです。
- 鳩待峠~尾瀬ヶ原の往復コース(約6.5時間/17km)
日帰りで尾瀬の美しい高原植物を楽しめるコース。歩く時間は長いものの、最初と最後の峠超えを除けば、あとは平坦な木道を歩くだけ。鳩待から湿原までは登山道を歩くため、山歩き用のシューズ着用をおすすめします。 - 大清水~尾瀬沼~尾瀬ヶ原~鳩待峠を1泊2日でめぐる縦走コース(約11時間/24km)
尾瀬沼と尾瀬ヶ原の2大人気スポットを1泊2日でめぐるコースです。夜には満天の星空を鑑賞できるのもこのコースの魅力。最初の三平峠超えは本格的な登山道ですが、一所懸命に登りきると尾瀬の絶景がふたりを待っています。
目的や体力レベルにあわせたコースを選べるのも尾瀬のおすすめポイント。二人に合ったルートで、尾瀬を満喫してくださいね。
魅力2美しい高山植物が鑑賞できる
尾瀬では春から秋にかけ、色とりどりの高山植物が咲き乱れます。その数は確認できるだけでも約900種。
とくに有名なのは、5月から6月にかけて見られる水芭蕉です。水面に浮かぶように咲く白い姿が印象的な水芭蕉。「夏の思い出」でも歌われる、尾瀬のシンボルともいえる高山植物です。
他にもニッコウキスゲやワタスゲなど、四季折々の美しい花々が観察できます。訪れるたびに異なる表情を見せてくれることも尾瀬の魅力です。
魅力3人工の光が届かない湿原で満点の星空に出会える
尾瀬を訪れるなら、ぜひ山小屋やキャンプ場で宿泊し、星空を鑑賞してみてください。
人工の光がほとんど届かない尾瀬の湿原。夜空に輝く無数の星を眺められるのは、宿泊者ならではの特別な体験です。
もちろん天候条件によるため星が見られるとは限りませんが、新月の前後、晴天の日を狙えば満天の星空に出会える可能性がグッと高まりますよ。
人里離れた大自然で夜空を見上げれば、きっと二人にとって忘れられない体験になるでしょう。
尾瀬のおすすめデートプラン
尾瀬で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、群馬県側の登山口のひとつ、大清水を起点に尾瀬沼と尾瀬ヶ原をめぐる1泊2日のプラン!ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
三平峠を越え、絶景の尾瀬沼を目指そう
今回は大清水から出発する1泊2日の旅。東京から高速バスでのアクセスはもちろん、自家用車の場合は駐車場も利用できます。
大清水からしばらくは平坦な砂利道を歩きます。1日目のゴールの山小屋までは長い道のりですから、きちんとウォーミングアップをしておきましょう。
スタートしてから1時間ほどで一ノ瀬休憩所に到着。一ノ瀬休憩所から登山道が続くため、休憩所で一息つき、本格的な登山開始に備えましょう。
一ノ瀬から1日目の最高点の三平峠までは約1時間。急な登り坂が続きますから、足元に注意しながら登りましょう。
三平峠を超えて20分ほど経過すると、尾瀬沼入口に到着。視界が一気に開け、目の前に広大な沼が現れます。美しい尾瀬沼と、その奥にそびえる日本百名山に数えられる名峰燧ケ岳(ひうちがだけ)を眺めながら一休みしましょう。
1日目の宿まではまだまだ歩きますが、尾瀬沼からは平坦な木道歩きが続きます。尾瀬の豊かな自然を眺めながら、二人のペースで歩きましょう。
山小屋に宿泊!夜の尾瀬ケ原で美しい星空を鑑賞しよう
尾瀬沼から木道を3時間ほど歩くと、ようやく本日宿泊の見晴(みはらし)に到着します。
尾瀬沼と尾瀬ヶ原のほぼ中間に位置する見晴には、6軒の山小屋があります。事前にお部屋を予約するのも良いですし、テントを持参してキャンプ場での宿泊も良いアイデアです。
山小屋の温かい食事とお風呂で疲れた体を癒やしたあとは、お待ちかねの星空鑑賞。夕食が終わるころには外はすっかり暗くなっているはずですから、ライトを持って尾瀬ヶ原の散策に出かけましょう。
点在する山小屋を除いて人工の光がほとんどない尾瀬には、星空鑑賞に理想的な条件がそろっています。山小屋から少し離れたところでライトを消し、空を見上げれば、そこには無数の星が輝いているでしょう。人里から離れた尾瀬ならではの絶景を満喫しましょう。
もう少し夜の時間を楽しみたい。そんな二人はぜひ、尾瀬小屋のレストランへ足を運びましょう。テラス席で星空と夜の湿原を眺めながら、美味しいお酒や食事がいただけます。
美しい星空や夜の闇に沈む静かな湿原を眺められるのは宿泊者の特権。心ゆくまで堪能したあとは、お部屋に戻ってゆっくり休み、翌日の出発に備えましょう。
尾瀬ヶ原で美しい高山植物を観察しよう
ここから2日目がスタートです。
山小屋で朝食を食べたあとは出発の準備。美しい高山植物を求め、尾瀬ヶ原を進みましょう。
正面に見える日本百名山のひとつ、至仏山(しぶつさん)を目印に木道を南西に進むと、色とりどりの草や花が目に飛び込んできます。
約900種が確認されている尾瀬の高山植物。とくに人気を集めるのが水芭蕉です。
5月下旬から6月にかけ、その白い花が湿原一面に広がる光景はまさに圧巻。普段は静かな尾瀬も、水芭蕉のシーズンには多くのハイキング客が訪れ、賑わいを見せます。
他にも初夏のワタスゲや、夏のニッコウキスゲとキンコウカ、秋の草紅葉など、四季折々の美しさで訪れる人を楽しませてくれる尾瀬。その雄大な自然に、二人の心も癒やされること間違いなしです。
尾瀬の思い出を胸に帰路につこう
尾瀬ヶ原で存分に植物鑑賞を堪能したら、名残惜しくも帰路につきます。
尾瀬ヶ原の湿原を抜け、ビジターセンターを過ぎると、ゴールの鳩待峠への登山道が始まります。
鳩待峠までは約1時間。最後の1kmほどはなかなかの急登ですが、あと一息なので二人で声をかけあいながら歩を進めましょう。
鳩待峠に到着したら今回のハイキングも終了。車で来た方は大清水まで、バスで来た場合は戸倉までバスでの移動が可能です。
戸倉には日帰り温泉や飲食店もあるため、時間に余裕がある方はゆっくり休むのもおすすめです。
帰路につきながら美しい星空や高山植物など、尾瀬の旅の思い出を語りあえば、雄大な自然の魅力を満喫できる尾瀬にきっとまた二人で戻ってきたくなるでしょう。
まとめ
尾瀬は四季折々の美しい高山植物に触れられる、デートにおすすめのスポットです。
大自然でのハイキングや美しい星空の鑑賞が楽しめますので、きっと二人の絆も深まりますよ。
尾瀬は初夏から秋にかけて楽しめるスポットですが、とくに水芭蕉の咲く6月や、草紅葉の美しい9月下旬ごろの訪問がおすすめ。都会の喧騒から離れ、美しい自然でのハイキングを楽しみたいカップルは、初夏や秋に尾瀬を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部