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天龍寺とは
天龍寺は、京都府京都市右京区にある臨済宗の禅刹(ぜんさつ)です。
時期を問わず国内外から訪れる多くの人で賑わい、さまざまな距離感の自然も静かに楽しめるスポット。運動が苦手なカップルのアクティブデートにもおすすめです。
天龍寺へのアクセス・基本情報
- 名称
- 天龍寺
- 住所
- 〒616-8385
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
- 電話番号
- 075-881-1235
- 営業時間
- 8時30分~17時00分※受付終了:16時50分
- 定休日
- 年中無休
- 料金
- 高校生以上 500円、小中学生 300円、未就学児 無料(庭園 曹源池・百花苑)
※本記事で紹介していない諸堂、法堂の参拝に関しては公式サイトをご覧ください。
- アクセス
- 京福電鉄嵐山線「嵐山」駅下車前
市バス 11、28、93番で「嵐山天龍寺前」下車前
- 駐車場
- 100台(1回1,000円)
天龍寺の魅力
魅力1天候に合わせて柔軟に楽しめる世界遺産
世界遺産でもある天龍寺は、天候に合わせて柔軟に楽しめるのが魅力の1つです。
釈迦如来坐像を本尊とする大方丈は、西側が曹源池庭園(そうげんちていえん)に面しており、屋内からでも庭園を一望できます。もちろん晴れた日は庭園に出られますし、雨の日でも広い大方丈の中を歩くだけでも運動になるでしょう。
旅先での天候の変化は、スケジュール調整を強いられるデートの山場の1つ。お互い楽しみにしていたパートナーとのアクティブデートを、天候なんかに邪魔されたくないですよね。
天龍寺は、晴れでも雨でも楽しめる柔軟さがおすすめのスポットです。
魅力22つの庭園で四季の移ろいを感じられる
天龍寺には曹源池庭園と百花苑(ひゃっかえん)2つの庭園があり、多角的な距離感で四季の移ろいを堪能できます。
曹源池庭園は、敷地の外にある嵐山と亀山を要素として取りいれた借景式庭園。全体を眺めることで、1つの庭園としての形を成します。
百花苑には四季を彩る花々が植えられており、接写で写真が撮れるほど近くで季節を感じられます。
写真撮影はおでかけデートの醍醐味の1つです。
曹源池庭園でツーショットを撮ったり、百花苑でお気に入りの一輪を2人で探して写真に収めたり、天龍寺四季の移ろいをふたりで感じてみましょう。
魅力3嵐山エリアに隣接しているため散歩デートにぴったり
天龍寺は嵐山エリアに隣接しているため散歩デートにぴったりです。
嵐山や渡月橋は、誰でも名前は知っているであろう有名観光地。天龍寺の最寄り駅の1つでもある嵐山駅周辺には、お土産屋からフォトスポットまで、一度では回り切れないほどにお店が集まっています。
出かける前に2人でリサーチしてもよし、現地に着いてから一緒に見どころを探してもよし。ふたりのスタイルに合わせて楽しみましょう。
天龍寺が隣接している嵐山エリアは、散歩デートにぴったりです。参拝する際は、ぜひ周りのスポットにも足を伸ばしてみてください。
天龍寺のおすすめデートプラン
天龍寺で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、のんびり散歩をメインに自然浴を楽しむプラン!ぜひふたりで、心ゆくまで遊んでみてください。
日本の技術で複製された雲龍図を見てみよう
天龍寺の大方丈に座すのは、曽我蕭白(そがしょうはく)筆・雲龍図、その複製です。
Canonと京都伝統工芸の綴(つづり)プロジェクトによって、海外へ渡った原本が複製によって里帰り。日本の技術によって、多くの人が貴重な作品に触れる機会を得ています。
縦165cm、横10mにも及ぶ作品を目の前にすると、まるで本物の龍が迫ってくるようです。
雲龍図の龍が大方丈の中から、どこか愛嬌のある眼差しで曹源池庭園を見つめています。龍の視線を遮るようで落ち着かないかもしれませんが、縁側に2人で並んで座れば、曹源池庭園もゆっくり一望できるでしょう。
※天龍寺法堂にある雲龍図は、毎年2月のみ公開されます。
700年前の情景が息づく曹源池庭園を巡ろう
大方丈から龍と一緒に曹源池庭園を眺めたら、今度は2人の足で曹源池庭園を巡りましょう。
曹源池庭園は、約700年前に夢窓国師(むそうこくし)によって作庭された借景式庭園です。
国師が池の泥をあげたとき、池中から「曹源一滴」と記された石碑が現れたことが曹源池の名前の由来なのだとか。
参拝者でも池のほとりを歩くことができ、春の桜から冬の雪化粧まで、季節を変える毎に庭園はさまざまな表情を見せてくれます。
700年前から紡がれてきた情景を、パートナーと巡りながらふたりでゆっくりと語らってみてはいかがでしょうか?
百花苑で季節の花々を愛でよう
曹源池庭園を巡ったあとは、もう1つの庭園にも行ってみましょう。
百花苑は昭和58年に整備された庭園で、竹林の小径へ続く自然の傾斜に沿うように季節の花々が植えられています。
曹源池庭園とは趣が異なり、百花苑では花の一輪を手が届く距離で愛でられるため、写真撮影が楽しめるスポットです。
筆者が百花苑を訪れたのは、6月の雨上がり。
ヒメアジサイの鮮やかな青色の花びらを、麦雨(ばくう)の雫がそっと濡らしていました。写真に収めた一輪、ハートの形に見えませんか?
見つけたパートナーと教えてもらった筆者は嬉しくなり、2人で同じ一輪を撮りました。
私たちのように一緒に一輪を探したり、各々探して見せあったりして、好きな人との心の距離をより縮めてはいかがでしょうか。
竹林の小径を抜けてプチウォーキング
百花苑を抜けると、竹林の小径が見えてきます。
百花苑の緩やかな傾斜を登り切ると、天龍寺北門を出て、そのまま竹林の小径へ抜けます。高低差のある約400mの道は、ちょっとしたウォーキングにぴったり。
足元は十分に整備されているため、服装を選びません。デートの時は気にせず、コーディネートも楽しんでください。
両脇が手入れの行き届いた竹林に覆われており、木漏れ日が優しいのもおすすめポイント。
ほどよい日光浴をしながらしばらく歩くと、嵐山公園、亀山地区に出ます。下るにつれて、ふもとを流れる桂川のせせらぎが聴こえてきます。
竹林の小径から続くルートは、無理のない上り下りが連なり、プチウォーキングにはぴったりでしょう。
賑わう嵐山駅周辺を遊び回ろう
最後に嵐山駅周辺にも行ってみましょう。
自然浴を存分に楽しんだので、そろそろ喉が乾わく頃。プチウォーキング後のおすすめは、抹茶スイーツ処 茶和々 嵐山店。
「せっかく運動したのに甘いものはちょっと…」と思うかもしれません。
筆者も茶和々で抹茶ラテをいただきましたが、なんと「無糖」とのこと。罪悪感を減らす、魔法の言葉ですね。
無糖といえども物足りなさはなく、むしろ濃いお抹茶の味がストレートに伝わるスッキリさが、運動後にぴったりでした。
喉を潤したら、嵐山駅に向かいましょう。嵐山駅近くの線路沿いには、お手軽アートスポット「キモノフォレスト」があります。
デザイナー森田 恭通氏が手がけた600本の友禅のポールは、まさに着物の森。夜はポールがそれぞれにやわらかく光るので、夜のデートにもおすすめです。
まとめ
天龍寺は自然浴と古今のアートが楽しめるスポットです。ゆっくり並んで散歩ができますので、きっと二人の絆も深まりますよ。
運動が苦手だけどアクティブデートに挑戦したいカップルは、お好みの季節に訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部