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屋久島とは
鹿児島県本土から約135km南方に位置する屋久島。世界遺産にも指定される美しい原生林が広がる、トレッキングにおすすめのスポットです。
自然のなかで体を動かすことが好きなカップルの、アクティブデートにおすすめです。
屋久島へのアクセス・基本情報
- 名称
- 屋久島
- 住所
- 〒891-4200
鹿児島県熊毛郡屋久島町
- 電話番号
- 0997-46-2333(屋久島観光協会)
- 営業時間
- スポットによる
- 定休日
- スポットによる
- 料金
- スポットによる
- アクセス
- (鹿児島港から)フェリーで約4時間、高速船で約2時間
(鹿児島空港から)飛行機で約30分
※大阪および福岡からの直行便もあり
- 駐車場
- スポットによる
- 公式サイト
- https://yakukan.jp/
屋久島の魅力
魅力1世界自然遺産に登録された原生林
日本で初めての世界遺産として登録された屋久島。美しい原生林が広がる屋久島では、樹齢1,000年を超える屋久杉や美しい苔の森など、心奪われる光景が待っています。
屋久島は沖縄と同様に亜熱帯に属する島ですが、標高1,000mを超える山々が連なっていることが特徴で、その山頂付近は北海道と同様の冷涼な気候です。
小さな島にさまざまな気候が分布しているため、「日本の縮図」といわれることもある屋久島。多様な気候が育んだ島の原生林には固有の動植物も多く、1993年に日本初の世界自然遺産の1つとして選ばれました。
島を歩くと、屋久杉や苔むした森林をはじめとする、本州では見られない美しい風景に出会えます。
またヤクシカやヤクシマザルといった屋久島固有の動物に出会えるチャンスも多いので、自然が好きなカップルにおすすめできるスポットです。
魅力2トレッキングをはじめとする豊富なアクティビティ
屋久島では、豊富な自然を活かしたさまざまなアクティビティが体験できます。
島の原生林をめぐるトレッキングは、屋久島を代表するアクティビティ。なかでも「もののけ姫」のモデルともいわれる、苔の美しい森が広がる白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)をめぐるコースと、島で最大の屋久杉である縄文杉を目指すコースがとくに人気です。
また屋久島周辺の美しい海を楽しめるダイビングやシュノーケリング、温泉や滝めぐりなど、他にも魅力的なアクティビティが楽しめます。
ただし公共交通の便はあまりよくないため、現地発着のツアーやレンタカーの利用がおすすめですよ。
魅力31,000年以上にわたり島を見守る屋久杉
島のシンボルとしても知られる屋久杉は、屋久島に自生する杉のなかでも樹齢が1,000年を超えるものを指します。
島外で見られる通常の杉の寿命が約500年であるのに対し、2,000年以上を生きるものも珍しくない屋久杉。栄養の乏しい花崗岩の岩山で育つため非常にゆっくりと成長し、他では考えられないほど長寿になったと考えられています。
確認されているなかで最大最古のものが縄文杉。その樹齢ははっきりと分かっていませんが、2,000年とも7,000年とも推定され、国内最古の樹木ともいわれています。
屋久島の森深くにある縄文杉までは、トレッキングコースが整備されています。往復約10時間のハードな行程ですが、自分の足で歩いた者のみが拝められる神秘的な光景を求め、多くの人が訪れています。
屋久島のおすすめデートプラン
屋久島で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。
今回おすすめしたいのは、レンタカーでの島めぐりと、2大人気ルートをめぐるトレッキングが堪能できるプラン。ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。
レンタカーで屋久島をめぐろう
屋久島内の魅力的なスポットをめぐるには、レンタカーの利用が便利です。空港や港の周辺にはレンタカー店が複数ありますから、ぜひ借りていきましょう。
さまざまな見どころがある屋久島でも見逃せないのが、島内に複数ある滝。とくに屋久島西部にある大川の滝は必見のスポットです。
九州最大の落差を誇る大川の滝では、豪快に水しぶきをあげながら流れ落ちる様子を、滝つぼ近くから眺めることもできます。
森林のイメージの強い屋久島ですが、透明度の高い海も魅力のひとつ。なかでも永田いなか浜は、白い砂浜が続く美しいスポットです。
永田いなか浜の海岸は有数のウミガメの産卵地としても知られており、毎年5~7月ごろになると多くのウミガメが浜辺に上陸します。
産卵の時期には産卵の観察会も実施されるため、興味のあるカップルはぜひ訪れてみてください。
ドライブをしていると、ヤクシカやヤクシマザルのような野生動物に遭遇することも。生態系を壊さないためにも、エサをあげたり近づきすぎたりはせず、遠くから見守りましょう。
上で挙げたスポットのほかにも、温泉や灯台などの魅力的なスポットが点在する屋久島。森林やトレッキングのイメージの強い屋久島ですが、車で周ることで新しい魅力が発見できるでしょう。
”もののけ姫の森”を散策しよう
白谷雲水峡は屋久島北東部にある渓谷で、島内でも人気のあるトレッキングコースです。もののけ姫のモデルとなったといわれる苔むす森や屋久杉などの見どころも多いため、屋久島の滞在期間が短い場合でもぜひ訪問してみてください。
白谷雲水峡をめぐるコースは主に3つありますが、時間がある方には約5時間で主要な見どころを全てめぐる太鼓岩往復コースがおすすめ。
トレッキングを出発し、しばらくは舗装された道が続きますが、吊り橋を超えたあたりから本格的な山道になります。コース全体をとおして起伏はそれほど大きくありませんが、足場が悪く滑りやすいためトレッキング用のシューズの着用をおすすめします。
美しい小川を渡ったり、巨大な屋久杉の下をくぐったりしながら山道を1時間半ほど歩くと、最大の見どころ、苔むす森に到着します。
名前のとおり苔に覆われた苔むす森の森林は、白谷雲水峡のなかでもとくに美しさが際立ちます。その神秘的な雰囲気から、映画もののけ姫に出てくる森のモデルともいわれており、多くのハイカーが目指す憧れのスポットでもあります。一息つきながら森の美しさを堪能してみてください。
時間に余裕があれば、この先の太鼓岩にも足を伸ばしてみましょう。苔むす森から太鼓岩までは片道約1時間。屋久杉の森をぬけ、最後の急登を登り切った先にある絶景ポイントです。
太鼓岩の上からは屋久島の山々が一望できます。見晴らしの良いスポットですので、フォトスポットとしてもおすすめ。二人にとって特別な一枚になるでしょう。
屋久島の森を歩き、縄文杉に会いに行こう
樹齢1,000年を超える屋久杉のなかでも最も古いといわれる縄文杉。日本最古ともいわれる縄文杉に会うためのトレッキングコースをご紹介します。
縄文杉を目指すコースは往復約22km、所要時間10~11時間程度の本格的なトレッキングルートです。体力に不安がある方や登山の経験が少ない方は、ガイドをつけることをおすすめします。
また屋久島は雨が非常に多く、登山道もぬかるみや足場の悪い場所が多いため、トレッキングシューズやレインジャケットを準備しましょう。
登山口に到着したらいよいよトレッキングスタートです。
8.5kmの地点まではひたすらトロッコ道を歩きます。起伏は少ないものの、線路の上は滑りやすいため注意しながら歩きましょう。
もともとは伐採した木材を搬出するために作られたトロッコ道。コースの途中には花崗岩を削って作られたトンネルを通過する場面もあり、冒険気分が高まります。
3時間ほどで長いトロッコ道歩きもようやく終了、ここから約2.5kmは本格的な登山道です。岩場や木の階段を登りながらゴールの縄文杉を目指します。
森を奥深く進むと、森林の濃度が濃くなり、巨大な屋久杉も目立ってきます。ここまでくるとゴールの縄文杉まであと一息です。
トレッキング開始から約5時間30分、ようやく縄文杉に到着。ここに来るまでにも多くの屋久杉を目にしますが、縄文杉はそれらとは別格の大きさと風格があります。
数千年前から屋久島を見守り続けてきた縄文杉。その堂々たる姿が見られるのは、長時間のコースを歩き抜いた人だけの特権です。
まとめ
屋久島は世界遺産にも登録される美しい原生林の自然が楽しめる、デートにおすすめのスポットです。トレッキングをはじめとする島の自然を活かしたアクティビティを体験することで、きっと二人の絆も深まりますよ。
屋久島は年中楽しめるスポットですが、気候の良い10~11月の訪問がとくにおすすめです。美しい自然のなかでのトレッキングを楽しみたいカップルは、秋に屋久島を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
ENSPORTS Place編集部